フィアットオートのスペイン法人は今月3日、首都マドリッドで開催された「ゲイ・プライド・パレード」に合わせ、フィアット『500』と『500C』をベースにした特別仕様車を市内に展示した。 マドリッドのゲイ・プライドは、同性愛者の権利拡大をスローガンに、毎年30を超える山車や、約300万人の同性愛者・支持者が行進する。 スペインは歴史上カトリック文化の強い国であるが、2005年の法改正でローマカトリック教会の反対を押し切り、同性カップルの婚姻と養子縁組を認めた。それをきっかけに、同性愛者の間ではリベラルな国として捉えられるようになった。 今回用意された5台の特別仕様車は、市中心部に位置するバスケス・デ・メリャ広場に展示された。 そのうちの1台、「500C Drag」は、真っ赤なスパンコール加工の生地に、同色の羽根があしらわれている。いっぽうブラックレザーのボディに鋲付きベルトがかけられているのは