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ブックマーク / news.mynavi.jp (10)

  • 「日本に必要なのは、社会全体でサイエンスを支えるという意識」- 東工大・大隅良典 栄誉教授

    東京工業大学 科学技術創成研究院 大隅良典栄誉教授は、細胞の自作用である「オートファジー(Autophagy)」の機能を世界で初めて肉眼で確認し、その分子レベルでのメカニズムや関連遺伝子について明らかにしてきた細胞生物学者だ。 オートファジーは、神経変性疾患や癌などといったさまざまな病態に関する多くの機能と関連があることが示唆されている。大隅栄誉教授は、生物科学および医学分野に重大な影響をもたらしたことにより、今年6月に国際ポール・ヤンセン生物医学研究賞を受賞した。 同賞は、80以上の医薬品の発見と開発に貢献したベルギーの薬理学者 ポール・ヤンセン博士の栄誉を称えるために創設された賞だが、大隅栄誉教授は「私自身は良い薬を作ったわけではなく、研究が直接的に社会の役に立ったわけではない」とあくまで基礎科学の研究者として一貫した姿勢をくずさない。 一方で、日においては国立大学運営費交付金など

    「日本に必要なのは、社会全体でサイエンスを支えるという意識」- 東工大・大隅良典 栄誉教授
  • 実写版『パトレイバー』エピソード0が3/8放送、シバシゲオが特車二課を語る

    人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写プロジェクトで、2014年4月5日に第一章が公開される映画『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』のエピソード0「栄光の特車二課」が、3月8日20:30よりスターチャンネル(BS10ch)のノンスクランブルで無料放送されることが決定した。 エピソード0「栄光の特車二課」は、約15分の短編でアニメシリーズと実写シリーズをリンクするキャラクターであるシバシゲオ(千葉繁)が、これまでに至る特車二課の歴史を語る実写シリーズのプロローグとなる。この物語が、今後の実写シリーズへの導入としては最適なこともあり、公開が決定。なお、スターチャンネルの放送後は、WEB動画サイトでの配信などが予定されているという。 また、『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』第一章の公開と同時に、劇場限定版Blu-rayの販売と動画配信サイトでの

    実写版『パトレイバー』エピソード0が3/8放送、シバシゲオが特車二課を語る
  • 東大、シャノンの情報理論を用いて細胞の情報伝達がロバストであること発見

    東京大学(東大)は8月2日、細胞が伝達している情報量をシャノンの情報理論の概念を用いて解析し、細胞の情報伝達が堅牢(ロバスト)であることを見出したと発表した。 同成果は、同大大学院 工学系研究科の宇田新介特任助教、黒田真也教授らによるもの。詳細は米国科学振興協会の雑誌「Science」に掲載された。 細胞が組織の一部としてうまく機能するためには、細胞外部の様々な環境変化に適応したり、細胞同士で協調する必要がある。そのためには、細胞自体が外部環境や他の細胞についての情報を持つ必要がある。細胞は、そのような情報を、主にシグナル伝達と呼ばれるタンパク質による生化学反応からなるネットワークを用いて伝達しているが、これまでのシグナル伝達の研究は、ネットワークを構成する生化学的な分子は何なのかをテーマとしたものが大半だった。 しかし、分子すべてが明らかになっても細胞がどのくらいの情報量をどのように伝達

    東大、シャノンの情報理論を用いて細胞の情報伝達がロバストであること発見
    poccopen
    poccopen 2013/08/07
    原著はこちら→https://www.sciencemag.org/content/341/6145/558/黒田先生は工学系じゃなくて理学系研究科の所属のはず(原著ではそうなってますです)
  • 東工大、新タイプの金属-空気電池「ナトリウム-空気電池」を試作

    東京工業大学(東工大)は7月19日、新タイプの金属-空気電池として「ナトリウム-空気電池」を試作し、放電容量などの特性がリチウムイオン電池の10倍以上であることを確認したと発表した。 同成果は、同大 応用セラミックス研究所 セキュアマテリアル研究センターの林克郎 准教授らによるもの。詳細は、米国の電気化学会誌「Journal of The Electrochemical Society」に掲載された。 リチウムイオン電池などの高いエネルギー密度を有する電池は、スマートフォンをはじめとした電気機器、そして近年はハイブリッド車や電気自動車などへの搭載が進んでいる。電気自動車で内燃機関車と同等の航続距離を実現するには、現状の3~10倍のエネルギー密度を持つ電池が必要となる。しかし、リチウムイオン電池の改良では、この目標を達成できないと認識されており、新しい原理で動作する電池の開発が望まれている。

    東工大、新タイプの金属-空気電池「ナトリウム-空気電池」を試作
  • 生物種固有のはずの「16S rRNA」が異種生物のものと置換可能 - 産総研など

    産業技術総合研究所(産総研)は10月30日、大阪大学(阪大)の協力を得て、生物種に固有と考えられてきた「16SリボソーマルRNA(rRNA)遺伝子」を異種生物由来のものにより置き換えることが可能であることを発見したと発表した。 成果は、産総研 生物プロセス研究部門 合成生物工学研究グループの宮崎健太郎研究グループ長、同・安武義晃主任研究員、阪大大学院 情報科学研究科の北原圭研究員(前・産総研特別研究員)らの研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、日時間10月30日付けで米国科学雑誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」にオンライン掲載された。 画像1。リボソーム30Sサブユニットの立体構造。リボソーム30Sサブユニットは、16S rRNA(緑)と21のタンパク質(白)から構成される超分子複合体だ リボソームは全生物が持つ細胞小器官であり、核酸にコードされた遺伝情報を機能(タンパク質)へ

    生物種固有のはずの「16S rRNA」が異種生物のものと置換可能 - 産総研など
    poccopen
    poccopen 2012/10/31
    たぶん原著はこちら(オープンアクセス)→http://www.pnas.org/content/early/2012/10/25/1213609109.abstract/ちなみに、第一著者の北原くんは修士時代の同期だったりしますです。
  • 中外製薬、がん幹細胞の細胞株樹立に成功 - 新たながん治療薬の開発に期待

    中外製薬は10月19日、がんの再発・転移に関係すると考えられる大腸がん幹細胞の性質を有する細胞を培養可能な細胞株として樹立することに成功したと発表した。同成果は、同社研究部と100%子会社のPharmaLogicals Research(シンガポール)、ならびに未来創薬研究所の連携によるもので、米国の科学雑誌「STEM CELLS」電子版に掲載された。 がん治療では、化学療法や手術などでがんを縮小・切除したにもかかわらず再発・転移が起こることが問題となっており、この原因の1つとしてがん幹細胞の存在が想定されている。がん幹細胞はがん組織に微量に存在すると考えられ、抗がん剤や手術などのがん治療から自らの姿を変えることで巧妙に治療から逃れ、患者の身体状態などの環境の変化により再び増殖を開始し、転移を起こすと考えられており、がんを根的に治療するには、がん幹細胞を特異的に攻撃する治療薬を開発する

    中外製薬、がん幹細胞の細胞株樹立に成功 - 新たながん治療薬の開発に期待
  • 東工大など、19種類のアミノ酸による初期生命の遺伝暗号表の再現に成功

    東京工業大学(東工大)は、東京大学、理化学研究所(理研)の協力を得て、生命が遺伝子の情報を基にタンパク質を作るためのシステムである遺伝暗号表を書き換える方法を確立し、初期の生命が使っていたとされる19種類のアミノ酸しか使わない遺伝暗号表の再現に成功したと発表した。この成果により、タンパク質と遺伝暗号の進化の研究を物質に基づいて行うことが可能になるとする。 成果は、東工大大学院 総合理工学研究科 知能システム科学専攻の木賀大介准教授、木賀研究室の河原晃大氏、東大の濡木理教授、理研の横山茂之領域長、同・堂前直チームヘッドらの共同研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、英国時間8月21日付けで学術誌「Nucleic Acids Research」オンライン速報版に掲載された。 大腸菌からヒトまで、ほとんどの生物はタンパク質を作るために20種類のアミノ酸を使用しており、この数は遺伝暗号表で決ま

    東工大など、19種類のアミノ酸による初期生命の遺伝暗号表の再現に成功
    poccopen
    poccopen 2012/08/24
    仲間はずれにされたのはやっぱりトリプトファンでしたか・・・。
  • 北大、ダーウィン以来のなぜ働き蜂は自分で子を産まないのかという謎を解明

    北海道大学(北大)は7月4日、社会を作るメスと単独で巣作りするメスが共存する「シオカワコハナバチ」で調べたところ、複数のメス(働き蜂)が協力すると幼虫の生存率が大幅に上昇し、働き蜂たちは自分の母親(女王蜂)を経由して、単独のメスよりも多く、自分のものに近い間接的な遺伝子を弟や妹蜂を経由して残せる確率が高いことが確認され、結果として協力の大きな利益により各個体が得をするので、社会が維持されることが明らかになったと発表した。 成果は、北大農学院・博士課程2年の八木議大氏、同農学研究院の長谷川英祐准教授らの研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、日時間7月4日付けで「Nature Communications」に掲載された。 進化生物学の開祖ダーウィンの自然選択説は、残す子供の数がより多くなる性質が進化することを予測している。しかしダーウィンは、社会を作る蜂や蟻のワーカーに見られる、自分で

    北大、ダーウィン以来のなぜ働き蜂は自分で子を産まないのかという謎を解明
  • 遂に現実と虚構の区別がつかない体験装置が登場 - 理研の「SRシステム」

    理化学研究所(理研)は6月21日、バーチャルリアリティ(VR)に用いられてきた技術を応用し、あらかじめ用意された「過去」の世界を「現実」と差し替え、被験者に過去を現実と区別なく体験させる実験装置「代替現実システム(Substitutional Reality System:SRシステム)」を開発したと発表した。 成果は、理研 脳科学総合研究センター 適応知性研究チームの藤井直敬チームリーダーと、脇坂崇平研究員、鈴木啓介研究員(現イギリス サセックス大学研究員)らの研究グループによるもの。 研究の詳細な内容は、ネイチャー・パブリッシング・グループのオンラインジャーナル「Scientific Reports」(6月21日号)に掲載された。なお、8月24~26日の間に日科学未来館において、SRシステムを用いた「MIRAGE」というパフォーマンスアートの公演を予定している。 目の前に広がる風景や

    遂に現実と虚構の区別がつかない体験装置が登場 - 理研の「SRシステム」
  • 千葉大、遺伝子組み換えにより青色のコチョウランを作出

    千葉大学は2月29日、高級な鉢物として知られるコチョウランにおいて、遺伝子組換えにより、従来存在しなかった青色の花色をもつ品種の作出に成功したと発表した。成果は、千葉大学大学院園芸学研究科植物細胞工学研究グループの三位正洋教授および陳東波特任講師と石原産業の共同研究グループによるものだ。 コチョウランは、交配によって白、赤、黄色など多種多彩な花色の品種が作り出されているが、バラと同様に青い花は交配された品種としては存在しておらず、育種家や生産者の長年の夢とされてきた。青い花がない理由は、コチョウランには花弁に青色色素「デルフィニジン」を作り出す遺伝子がないためである。 研究グループでは、石原産業が単離したツユクサ由来の遺伝子を、千葉大園芸学研究科植物細胞工学研究室においてコチョウランの培養細胞に導入し、個体再生および開花に至ったものだ。4年の歳月をかけて植物体を作り出し、2月15日に初花が

    千葉大、遺伝子組み換えにより青色のコチョウランを作出
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