今回は、Webサイトやサービスをメンテナンス中にする場合に、どのURLにアクセスしても「メインテナンス中です」の画面を出す正しいやり方を、人間にも検索エンジンにも適切にする作法を主眼に解説します。 この週末の土曜深夜~日曜早朝にかけて、データセンターの設備メインテナンスのため、Web担を含むインプレスグループのほとんどのWebサイトが、どのURLにアクセスしても「メンテ中です」という表示になっていました。 なのですが、その実装がちょっと気になったので、「正しいメンテナンス画面の出し方」を説明してみます。 ※2010-01-16 Retry-Afterを指定するHeaderの指定を修正しました(コメント参照) ※2009-06-17 RewriteCondから [NC] 条件を削除しました(コメント参照) ※2009-06-16 Retry-Afterの記述をGMTに変更しました(コメント参
なんて声が聞こえてきそうである。アクセス解析がうまくいかない原因は、実は明確である。あなたにとって今何が課題であるか、きちんと見えていないからだ。今回の記事では、よくある課題、言い換えればあなたがクリアする必要がある課題を、順を追ってチェックリスト形式で書いていく。 課題①:ツールを使う時間がない/人がいないアクセス解析活用の課題で最初にあがるのは、時間である。多くのWeb担当者は多忙だ。キャンペーンに向けて代理店と打ち合わせを行い、新商品やサービスが出ればそのページを作る。他部門とのやりとりなど、何かと社内の調整も多く、さまざまな先端動向を把握しようとし、困ったことがあっても上司に相談もできず自分で考える。そんな状態では、アクセス解析が大事だと頭でわかっても、どうしてもアクセス解析は後回しになりがちだ。「時間は作るもの」とはいうものの、言うは易く行うは難しである。 あなたがこの課題にぶち
ベンチマークでライバルに近づきすぎる? 同業他社は似て当然ほとんどの会社には「同業他社」がある。市場において同じジャンルに属する製品・サービスをもっており、「どれにしようか」という選択肢同士になる企業群だ。前回は、自社にとって重要なロングテールキーワードを考えた。しかし、ビジネスにはライバルがある。同じニーズを奪い合う構造があり、「来てほしい」と思っても、同業他社に先にとられているという構図があるわけだ。今回は、ライバルとの違いを打ち出す方法を検討していこう。 そもそもWebサイトの検討は、まず「何を求める人に来てほしいか?」という考え方が基本になるが、同業他社間では、来てほしい人がかぶっていることが考えられる。SEO的に言えば、同じキーワードを狙ってたくさんの会社がぶつかりあって、なかなか検索エンジンでの表示順位が上がらない、というジレンマに陥ることになる。その結果、コンバージョンしてい
何度も話しているとおり、僕は医療分野を中心として、小さなクライアントを多く抱えている。こういう市場にはいくつか問題があって、どれもこの市場に特有のものじゃないんだけれど、小さなクライアントの仕事を引き受けて収入を得るには避けて通れない困難だ。 SEOというものを説明する困難SEOの目的や利点を理解しているCEOや経営者が相手でも、SEOのプロセスを説明するのは骨の折れることだ。ましてや、ニッチ市場に対して、巧みなSEOのメリットとそのROI(投資収益率)を説くのは時間のかかる作業だ。 クライアントが理解できる戦略を作成する困難ウェブサイトというものは、つまるところ、クライアントの資産だから、われわれがそれをどう扱うかは重要なことだ。また、自分が加えようとしている修正、それにかかる時間、その結果得られる利益をすべて説明するのも、同じくらい重要だ。 リサーチを進める上での困難SEOの手ほどきを
アルゴリズム検索の結果を相手に仕事をしている検索マーケティング担当者の大多数は、自分たちが少なくとも検索エンジンの「最新アルゴリズムを把握している」と主張しているし、僕がこれまでに聞いた(あるいは、そういう意味で言えば、担当した)クライアント仕事では、9割方この話が少なくとも1回は話題に上っていた。 しかし、この点については、まだ多くの点で本当のことがわかっておらず、最近SEOに手を染めたばかりの人たちにとっては、おそらく最も気の重い側面だろうと思う。 というわけで、みんなの苦労を少しでも軽くするため、しょっちゅう変わり続ける検索エンジンの検索結果算定式に、どうすれば遅れを取らずにいられるかという問題に関して、みんなが持つ共通の疑問に答えておいたほうがいいんじゃないかと思ったんだ。 アルゴリズムとは何か? グーグル、ヤフー、マイクロソフトは、それぞれどのようにして、検索アルゴリズムを検索結
40分でできるホームページ診断 最低限クリアしたい40項目のチェックシート[訪問者目線編 2008年版] SEO? ユーザビリティの向上? それ以前にしなきゃいけない「サイト作りの基本のキ」を、あなたのサイトではちゃんとできているだろうか? 高度な施策に目を向ける前に、最低限クリアしておきたいチェックポイントをまとめてみた。あなたのサイトは何点とれるだろうか? TEXT:編集部 協力:株式会社 環 ウェブサイト作りの基本のキSEOやユーザビリティに限らず、キーワード広告、アクセス解析、LPO、リッチインターフェイスなど、サイトの効果をアップさせる手法はさまざまあり、Web担でも詳しく解説してきている。 しかし、そういった施策にコストを割く前に、現状の自社サイトが、訪問者が「あれれ?」とマウスをうろうろさせてしまうような状態になっていないか確認したことがあるだろうか。 そんなあなたのために、
『ケータイ白書2008』第1部「個人利用動向調査」では、携帯電話やPHSでウェブサイトの閲覧やメール利用を行う11歳以上の男女個人を対象に、携帯電話上でのインターネット調査を行った。2007年2月に実施した電話調査で把握した、性別・年代別・インターネット利用機器別・インターネットの利用時間別インターネット利用者数に整合するように2000サンプルを抽出して集計している。 本調査は、現在の携帯電話市場の状況を踏まえて、調査結果がアクティブユーザーに偏ったものではなく、市場シェアに整合するように集計を行っている。また、パケット定額制加入率も、ほぼ市場シェアに整合するように抽出している。 コンテンツ利用頻度は4割弱が「1週間未満」 許容金額は200円未満MNP開始をきっかけとして携帯電話市場が動き出し、ブログやSNSなどのサービスも登場して携帯電話のインターネット化も進んでいる。このような状況が携
どの製品があなたに適している? アクセス解析ツール&サービス 13種類徹底比較! 史上最強の機能比較表 この特集では、ここまでの記事で、アクセス解析がWeb担当者にとってどんな意味があるのか、解析する場合にどんな指標をどう見るのか、解析ツールやサービスにはどんな種類があるのかを解説してきた。 しかし、実際にアクセス解析をするとなると、何らかのアクセス解析ツールを導入するか、アクセス解析サービスを利用することになるだろう。 この記事では、現在日本で利用できる主要なアクセス解析ツール13種類について、対応する機能や価格、ライセンス、特徴などをまとめた。 どのツールを利用するのが適しているのか判断するのに必要なデータがつまっているので、ぜひ参考にしてほしい。 ちなみにこの記事は、比較して見やすいように、表がサイドバーを突き破って右に伸びるという常識を無視したレイアウトを採用している。サイドバーを
ライバルには教えたくないキーワード広告の勝ち組戦略 ~成果を出すための達人の思考とノウハウ 日本に上陸してからオンライン広告のあり方を大きく変え、検索エンジンからの集客手段として当たり前となった検索連動型広告。多くのマーケティング担当者がその重要性を理解している反面、そのメリットを十分に活かせていないのが現状だ。いま、広告主には変化が求められている。検索連動型広告を運用する上でマーケティング担当者が成すべきこととは何か、改めて探っていこう。 泉 浩人(株式会社ルグラン) 「パーソナライズ」の先にあるもの今年4月に発表された電通総研の予測(インターネット広告費予測調査結果(2007-2011))によれば、検索連動型広告の市場規模は2010年には2,000億円を超えるとみられている。グーグルやヤフーなどの検索エンジンは、いまや巨大な「広告媒体」となっており、検索エンジンを利用するユーザー(検索
以前、身内に私の職業を説明する際のフラストレーションについて話をしたわね。でも今は、知らない方が幸せというのは本当かもと考えるようになってきているの。最近、検索業界外の人が検索エンジンの仕組みをどう認識しているのかに関して2つの話を聞いたのだけど、本当に検索業界がそんなものだと考えている人たちがいると思うと、もどかしく感じてしまう。 検索エンジンから来る人なんていないし だれもオンラインで買い物なんかしない最初の話はRandが教えてくれた。小売企業に勤める彼の知り合いに、検索エンジンが本当にトラフィックを発生させるなんて信じられないと話す人がたくさんいるらしい。また「消費者は購入を決めるほど入れ込んではいない」のだから「だれもオンラインで買い物しない」と言っているんだって。私たち検索マーケティングに関わる人間には、どちらの主張もまったく話にならないことがわかっている。解析プログラムを設置す
[特集]日本のWeb担当者 アクセス解析は半数が実施しており平均2.76指標をチェック TEXT:インプレスR&D インターネットメディア総合研究所、編集部 ウェブサイトの特徴の1つとして、雑誌などの印刷物と比較して、コンテンツやページを追加したり変更したりするコストが安いことがあげられる。印刷物ならば完成したものを修正するには比較的大きなコストが発生してしまうが、ウェブサイトならばそういった問題はない。そのため、短いサイクルでPDCAをまわし、より効果の高いウェブサイトに随時改善できるのだ。ただし、それを実現するには現状のウェブサイトの効果がどうなっているかを正しく把握する必要がある。それを実現するのがアクセス解析で、いまや企業のウェブサイト運営にアクセス解析は必須だといっても過言ではない。 近年ものすごい勢いで進化しているアクセス解析ツールだが、他のWeb担当者はどのように使いこなして
CGMを利用した情報収集・発信活動が拡大 ウェブサイトの信用性が問われる時代にCGMがWeb 2.0時代の代表的メディアとなって久しいが、その登場とともにインターネットの情報発信・収集のありかたは大きく変化してきた。企業サイトやマスメディアが発信する情報に加え、CGMというメディアが一般化したことで、ユーザーのインターネット上の情報に対する姿勢も変化しつつある。ウェブサイトの信用性が問われる時代に突入しているのだ。そこで、2007年6月に発行された『インターネット白書2007』の最新調査から、個人利用者がどのようにインターネットを活用しているのか、その動向を探ってみたい。 インプレスR&D 白書・書籍編集部/インターネットメディア総合研究所 CGMの中でも集合知や経験による裏付けには高い信用度CGM(Consumer Generated Media、UGC:User-Generated C
第7回 グーグルとヤフーを、じっくり比較 ~違いから逆に見えてくる“SEOの一般法則” 小林 範子(株式会社セプテーニ) 多くの企業が取り組み出したSEM(検索エンジンマーケティング)は、発展途上の分野でもあるため、確固としたセオリーが存在しない。SEMを行う上で担当者が直面するさまざまな判断・選択について、その見極めのポイントを専門家がアドバイスしていく。 代表的な3つの質問とその回答を グーグルとヤフーで徹底比較SEOについて“ブラックボックスでよくわからない”とか“検索エンジンとのいたちごっこ”という印象を持っている人が多いが、実際には、検索エンジンのサポートページにはSEOの基本的な方法が掲載されている。検索エンジンは、ユーザーのニーズにあった優良なサイトをしっかりと把握し、適切に検索結果に反映することが使命であるから、ウェブサイトの製作者にも適切なSEOを実施してもらいたいのであ
検索エンジン会社の人間と善良なるサイト運営者(人が好すぎるほどの善玉中の善玉)は、検索で高いランクを獲得するには、リンク価値の高いすばらしいコンテンツとリンクがあれば、それで十分だと言うけれど、実際には、彼らの言うとおりの特徴を備えていながら、重要なキーワード(大量のトラフィックをもたらす語句)で、検索結果に現れてこないサイトが数多くある。検索ランキングに入るのが言うほど簡単なことで、高いランクに値するページがすべて、連中の言う要素を備えているのなら、僕らSEO屋なんて必要ないだろう。 現実に目を向けてみれば、検索エンジンだって決して完ぺきじゃないってこと。彼らにしても、僕らの意図を汲み取って、僕らの検索に最も適合するページを見つけようと、けっこう悪戦苦闘しているんだ。 ではなぜ検索エンジンは、常に完璧な関連性を持つ検索結果を返せないのか? その理由をここで挙げてみよう。 関連性は主観によ
パナマ運河が世界の物流を一変させたことにちなんで、開発コード「パナマ(Panama)」と名付けられていたオーバーチュアの「新スポンサードサーチ」。先行して導入された米国に引き続き、日本でも2007年4月17日から、新スポンサードサーチへの移行が開始された。新スポンサードサーチで何が変わるのか、どう対応すればいいのか、徹底的に解説する。 TEXT:鶴田 修朗 協力:オーバーチュア株式会社、株式会社デジカル 2007年4月に日本でもリリースされたオーバーチュアの「新スポンサードサーチ」。全ユーザーの新システムへの移行完了後に実施されるとアナウンスされていた、広告掲載順位の決定方式の変更(「品質インデックス」の導入)が、いよいよ実施された。順位決定に影響を持つ広告の品質は、そして管理画面に表示される「品質インデックス」はどう決まるのか? 新方式での掲載順位アップのノウハウは? 新スポンサードサー
Googleの補足インデックス(補足結果)入りページ抽出クエリが機能していないことにMatt McGee氏が気付き、一時的な不具合ではなく、この機能は取り除かれてしまったようだと報告している。補足結果入りページの抽出クエリとは、こういうものだ。 site:yoursite.com *** -asdf この問題の根っこが、Search Marketing Expo(SMX)イベントの「Give It Up」セッションに参加を認められたGoogleのMatt Cutts氏にまで辿れるのはまず間違いない。同セッションは、初めて公の場でこのクエリを取り上げた機会の1つだったんだ。まだ良く知らない人たちのために説明すると、補足結果抽出クエリとは、任意のサイトのページで、Googleの補足インデックスに入っているページだけを表示するために使われていたものだ。この補足インデックスには、リンクジュースの少
コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。 宮脇 睦(有限会社アズモード) 確かにブラウザが有料だった時代は遥か昔日の思い出となり、グーグルにより「ワード」も「エクセル」もいらなくなりつつあります。※1 グーグル礼賛派はこの戦略を「無料化ゲーム」と持ち上げます。常にゲームの主導権を握ることで勝ち続けていると英雄扱いです。 しかし、グーグルの「無料戦略」はセレブだからできるということはあまり語られません。ヤフーやMSNの検索エンジンに採用されて知名度を手にし、株式上場時の売り出し分だけで
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