世界への切符が懸かった大一番。余裕の勝利で出場権を掴んだとはいえ、その締めを飾ったゴールは、まさに圧巻の一撃だった。 U-19アジア選手権・準々決勝のタジキスタン戦。3−0で迎えた88分、中盤でボールを持った日本は、中央でパスを受けたMF坂井大将が前に持ち出すと、右からダイアゴナルランでペナルティエリア内のスペースに走り込んだFW岩崎悠人の足もとにグラウンダーのパスを通す。対応したDFと競り合う形で岩崎が右足でボールをトラップすると、ボールはやや後方にズレてしまった。次の瞬間、スピードに乗っていた岩崎は急停止をして、軸足となる右足をバックステップした状態から腰をひねらせて左足一閃。そのまま尻もちを付いたが、鋭い弾道が左サイドネットに一直線。ゴールに突き刺さった。 ただ、このシーンを見ただけでは、トップスピードに乗った状態でのトラップミスを急停止から上手くリカバーして、強引に左足でねじ込んだ