人間の持つ狂気を描き出し続けている人気ホラー小説作家・平山夢明。そんな彼が日常の中で見つけた奇人、変人、キチガイについてユーモアたっぷりに綴った「週刊SPA!」(扶桑社)連載中のコラム『どうかと思うが、面白い』(同)が単行本化された。狂気から生み出される恐怖が一回りして大爆笑エピソードになってしまっている本作の発売を記念して、平山氏のキチガイ観をたっぷり語ってもらった。おそらく日刊サイゾー史上最高に「キチガイ」っていう単語が出てきますよ。(取材・文=北村ヂン) ――新刊『どうかと思うが、面白い』にもキチガイな人の話がたくさん出てきますが、ボクもそういう人とかかわることが多いんで、キチガイとの上手い付き合い方を教えてもらいたいのですが。 「キチガイと付き合う時は、常に心の中に”檻”を入れておくっていうのが大事だね。コレ以上は近づけないぞって。その点、この本の挿絵を描いてくれた清野とおるくん(