「DART(二重小惑星進路変更実験)」のポスター。米メリーランド州ローレルのジョンズホプキンス大学応用物理学研究所で開かれた記者会見の会場で(2022年9月12日撮影)。(c)AFP/Jim WATSON 【10月1日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は先月末、無人探査機「DART」を小惑星「ディモルフォス(Dimorphos)」に体当たりさせて軌道を変える、世界初の「地球防衛」実験を実施した。 DART(二重小惑星進路変更実験)ミッションは、宇宙船衝突よる衝撃を利用して小惑星の進路をそらす技術を検証している。いわば、ニュートンの運動法則を頼りに、宇宙空間でビリヤードをするようなものだ。 これは接近する天体から地球を守る方法の一つにすぎない──だが、現在の技術では唯一実行可能な方法だ。 NASAの地球防衛部門を統括するリンドリー・ジョンソン(Lindley Johnson)氏は、最近の記者