ハサウェイは、エキセントリックなクェスやギュネイに比べると、平凡な少年だ。映画の途中から、戦いに身を投じたクェスを助け出すのが、彼の目的となった。彼は非戦闘員であったが、映画後半の決戦のさなか、ジェガンに乗り込んでクェスの元に向かう。彼女が乗っているα・アジールに取りつくが、クェスは言う事を聞いてくれない。「駄目だよ、クェス。そんなんだから敵だけを作るんだ!」とハサウェイが言えば、「あんたも、そんな事を言う。だから、あんたみたいのを生んだ地球を壊さなくっちゃ、救われないんだよ!」とクェスが絶叫する。ハサウェイの思いやりをおせっかいと感じるだけならまだしも、そこから、一気に地球を滅ぼす話まで飛躍するのが、思春期らしいムチャクチャさだ。クェスは他の場面でも、似た発言をしている。 熱くなっているクェスに、ハサウェイは「クェス、そこにいるんだろ。わかっているよ。ハッチを開いて。顔を見れば、そんなイ