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ブックマーク / arn.hatenadiary.org (19)

  • 「経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策」を読む - A.R.N [日記]

    経済問題は複雑だ。それは事実であり、認めざるを得ない。どのような経済現象や経済政策であっても、良い効果、悪い効果のどちらもが存在する。とは言っても、それぞれの効果の程度には違いがあり、1円を拾う程度の好影響と洪水に巻き込まれるような悪影響のような違いが出ることもある。だから、経済現象や経済政策を語る上では、効果の列挙よりも一番影響の大きいのはどの効果なのかが重要となる。 政策を売り込む経済学者は、しばしばこの影響の程度を歪めて伝える。自説に合った効果は強く喧伝し、その他の効果は語らず無視する。過去にインフレ目標を設定することがハイパーインフレに繋がったことは一度もないのに、「理論的には」ハイパーインフレになる可能性を否定出来ないと真顔で語る職の経済学者は何人もいた(彼らは、私よりも遥かに頭が良い正統的な経済学者である)。 今日紹介する「経済政策で人は死ぬか?」の中でも、不況が死者を減少さ

    「経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策」を読む - A.R.N [日記]
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2014/11/03
    "ロシア人男性の平均寿命は現在もなお改革前の水準に戻っていないそうだ。"
  • 骨太の一冊「リフレが日本経済を復活させる」を読む - A.R.N [日記] 2013/03/31 (日)

    「ここからだと、あの株価が蜃気楼の様に見える。そう思わないか」 「たとえ幻であろうと、あの街ではそれを現実として生きる人々がいる。それともあなたにはその人達も幻に見えるの?」 アベノミクスことリフレ政策の影響で円安・株高が続いておりますが、当然のように「株高は幻想」であり「景気はすぐに下降」するし、「給料だって上がらない」とおっしゃる方々が出てきています。すでに、「リフレ政策でハイパーインフレ」であるとか「リフレ政策で金利が急上昇」という批判が大ハズレしている状況ですが、こちらも明るいニュースがぽつぽつと出てきておりそうした予想はハズレそうな状況のようです。 OECD、アベノミクスを評価 成長率上方修正 賃上げ、物価目標超え 一斉回答で年収増相次ぐ パートに追い風 新規求人倍率上昇し5年働けば無期雇用約束も 株価が景気の先行指標であるのに対し、インフレ率、賃金、失業率といった指標は遅行指標

    骨太の一冊「リフレが日本経済を復活させる」を読む - A.R.N [日記] 2013/03/31 (日)
  • 日本の『復活の日』 - A.R.N [日記]

    サイトでは、長い間「インフレ目標2%」といったリフレ政策を通じての景気回復策を主張してきた。「良い円高・良いデフレ」を信仰する速水優総裁時代、「インフレ目標は魔法の杖ではない」と導入を否定しゼロ金利を解除した福井俊彦総裁時代、「デフレは金融政策が原因ではない」と在任時一貫してデフレを維持し円高を放置した白川方明総裁時代。とても不幸な時代が続いたが、それも昨日で終わった。 黒田東彦氏は財務省出身でありながら、古くからのリフレ政策の主張者であるし、岩田規久男氏は、日における金融政策の問題をいち早く指摘し、一貫して金融緩和を主張し続けていたリフレ政策の第一人者である。インフレ目標政策を主張するバーナンキがFRB議長となり、名目GDP目標の導入を主張するカーニーがイングランド銀行総裁になるご時世を考えれば、遅すぎると言えるかもしれない。ただひとり、経歴を考えれば戦犯と言うべき中曽宏氏が入ってい

    日本の『復活の日』 - A.R.N [日記]
  • 今年の経済書ベスト3 - A.R.N [日記]

    今年は仕事が忙しくてほとんど読めてないんだけど、Amazon アソシエイトの足しにでもなるかなという不純な動機で書いてみる。 3位 イアン エアーズ著、山形浩生訳「ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣」 ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣 作者: イアンエアーズ,Ian Ayres,山形浩生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/10/25メディア: 単行購入: 3人 クリック: 73回この商品を含むブログ (11件) を見る 2位 ジョン クイギン著、山形浩生訳「ゾンビ経済学: 死に損ないの5つの経済思想」 ゾンビ経済学―死に損ないの5つの経済思想 作者: ジョンクイギン,山形浩生出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/11/08メディア: 単行購入: 4人 クリック: 27回この商品を含むブログ (15件) を見る 1位 アビジット・V・バナジー、エス

    今年の経済書ベスト3 - A.R.N [日記]
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2013/01/11
    紹介乙です。
  • 再分配目標というアイデア - A.R.N [日記]

    このブログでも長年主張してきたインフレ目標による景気回復策であるが、自民党、みんなの党、維新の会、公明党が公式に政策として打ち出してきたこともあり、ようやく次の政権では実現しそうな見込みだ。批判的とは言え、朝日新聞にすら「リフレ論」なる文字が踊るご時世である。ずいぶん世間に浸透してきたものだ。 まだ予断は許さないとはいえ、クルーグマンの「It's Baaack! Japan’s Slump and the Return of the Liquidity Trap」が1998年、そして岩田規久男編著「まずデフレをとめよ」が2003年であるから、かれこれ10年越しで政策が実現することになる。 実現した際には、素直に喜びたい。 デフレ脱却は景気回復に至るために最低限必要な政策であり、雇用の回復には数年を要するであろうし、欧米の不振や中国のバブル崩壊など不安要素は尽きないが、少なくとも現状の低落飛

    再分配目標というアイデア - A.R.N [日記]
  • 震災と復興から経済を考える - A.R.N [日記]

    震災により日経済が大きなダメージを受けて以降、経済学界隈では復興の財源についての激しい議論が行われている。人によっては、こんな時にそのような議論は不謹慎である、と感じるかもしれない。しかしながら、経済学者に道徳や具体的な災害対策、代替エネルギー、復興策の中身について議論されても糞の役にも立たないことは請け合いであり、ミクロ経済学者であれば電力需給や配給マッチングに関するインセンティブ設計、マクロ経済学者であればいかに日経済へのダメージを最低限に抑えながら大規模な復興費用を捻出するか、という専門分野を生かした復興支援は正しいことであると思う。 さて、しかしながらこの度の大規模な震災に対して経済学者から提案される財源案を見るに、当にお前ら経済学者か? と思うような理解に苦しむものが散見される。もちろん、私も一介の経済学ファンに過ぎず、正しい認識に基づいて発言できているか甚だ疑問ではあるの

    震災と復興から経済を考える - A.R.N [日記]
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2011/04/25
    "「増税」であっても「赤字国債」であっても「貨幣供給」であっても、行き着くところまで行き着けば国家破綻するのであって、「増税」ならば破綻しないし「赤字国債」ならば破綻するという話ではないのである。"
  • 国民災害保険設立のお願い - A.R.N [日記]

    東北地方太平洋沖地震により発生した東日大震災は、現時点で死者・行方不明者2万人を超える大惨事を引き起こした。私自身は九州出身東京在住ということもあり、今回の震災で知己の人が巻き込まれることはなかったが、現地に検死に行かれた方のブログや生還した南三陸町町長の話など読むと多くの人が無念にも亡くなられたという事実に語る言葉が思いつかない。 Twitterのタイムラインを眺めていると、政府の無策を責める声も増えてきているように感じる。しかしながら、この記事から伺えるように、今回の震災は当に1000年に一度の大災害であり、ギネス認定された大堤防を持つ釜石市、津波災害のモデル地区だった南三陸町など万全の準備を行っていたはずの場所さえ壊滅し、東北、北関東という広域に渡って被害が発生している状況を考えれば、現政権の対応は最善を尽くしていると言うべきである。ただし、これは民主党政権が優秀だったというより

    国民災害保険設立のお願い - A.R.N [日記]
  • 寄付優遇税制は実施すべきだろうか(条件付きでYes) - A.R.N [日記]

    ここ10年ほどテレビからすっかり離れてしまったのだが、2009年に終了したTBSラジオ「ストリーム」の「コラムの花道」ポッドキャストをきっかけにラジオは良く聴くようになった。今は小島慶子 キラキラとDIGで一日の結構な時間が費している気がする(どちらもポッドキャストがあるので聴き逃しても大丈夫な点がうれしい)。 前回の木曜DIGで「自殺の現状と対策はどうなっているのか?」、金曜DIGで「日の美術館はいま」という対照的なテーマを扱っていた。ボンクラ総理として活躍中の菅総理の言葉にそうならば、前者は「最小不幸社会」への取り組み、後者は「最大幸福社会」への取り組みと言えるだろうか。 「日の美術館はいま」の中で、金沢の21世紀美術館館長と(なぜか)大橋巨泉がそれぞれ欧米と日の美術館の違いについて語っているのだが、特にアメリカでは寄付優遇税制のおかげで金持ちや企業が美術品を地域に寄付する形が多

    寄付優遇税制は実施すべきだろうか(条件付きでYes) - A.R.N [日記]
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    prisoneronthewater 2011/02/26
    ふむ。スポーツ振興も(政府がやるなら)同じ方向性が望ましい。
  • 「飯田泰之著「ゼロから学ぶ経済政策」を読む」 - 2011-02-11 - A.R.N [日記]

    「読む」と言っても実際に読んだのは昨年末のこと。書評を書こうと意気込んでみたもののずっと書けずにいた。その理由はなんと言っても 名著すぎる! ことにある。これに並ぶは「クルーグマン教授の経済入門」くらいだろうか。クソゲーでもなんでもそうだが、問題だと思うことはすぐに目に付くが、面白い、すごい、と思ったことを文章化するのは非常に難しい、というわけで書くのがずいぶん遅れてしまった次第。 さて、書であるが、経済学の入門書と言うと、どうしても需要と供給や比較優位、GDPの説明に終始してしまうか、歴史に基礎を置きアダム・スミスからフリードマン辺りまでを説明する内容になりがちである。しかし経済の入門書において最も重要なのは、そのエッセンス、もう少しわかりやすく言うのであれば経済問題に直面した際の切り口に使えるか否かということだろう。 近年、TPPに関する議論が起こっているが、TPPを考える際「貿易

    「飯田泰之著「ゼロから学ぶ経済政策」を読む」 - 2011-02-11 - A.R.N [日記]
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2011/02/13
    お美事(挿絵も)。自分も早く読まんと…。
  • 税とは何か - A.R.N [日記]

    控え目に言っても税は経済学において鬼門だと思うのだが、基的な考え方を整理しておいた方がよいだろうということで、メモがわりに書いてみる。 まず税に対するイメージを解体する必要がある。税と聴くとどうしても権力により強制的に奪われるもの、というイメージがある。ある意味では間違ってはいないけれども、現代社会は民主主義によって運営されており、また税を納めた結果実施されるサービスの恩恵を受けていることは疑いようのない事実である。普段は意識しなくとも、警察が治安を維持してくれるのも、近くの公園が整備されるのも税があるから実施できる。単に奪い去られるものという先入観は捨てねばならない。 細かい話を抜きにすれば、税とは収めたものが回りまわって返ってくるのであり、金額単体ではプラスマイナスゼロである。違いは、使い道を自分自身で選べないことにある。あなたは貧乏人に寄付をしたくないと思っているかもしれないし、軍

    税とは何か - A.R.N [日記]
  • 経済学は何であって何でないか - A.R.N [日記]

    人間は経済学の理論通りには動かないのだということは、経済学の世界では「それを言っちゃあおしまい」なところがあるようで、だから信用しないのである。 経済学不信 - を償うにをもってせよ 経済学不信。多くの人がそうだろう。私もそうだった。工学系の私が経済学を学び始めた理由は、テレビでは多くのエコノミストが出てきて何だかんだ主張する一方で、いつまで経っても景気が回復しないことへの苛立ちがあった。人間の行動は複雑でありそんなものわかるわけがない。それをわかったかのように語る経済学という学問はロクなものでないに違いない。 もちろん、これは経済学の内容を知る前の話である。経済学を知った後に、経済学不信の人が吐露するその理由を聞くといつも思うことがある。「それは経済学ではない」、と。どうも世間の人が思う「経済学」と、経済学者の考える「経済学」の間にはずいぶん隔たりがあるようである(そのうえ、マスコミ

    経済学は何であって何でないか - A.R.N [日記]
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2010/12/29
    御意にございます。
  • 財政政策の効果に関する論文のアブストラクトだけ訳してみた - A.R.N [日記]

    矢野先生が、「大不況(the Great Recession)とDSGEモデル」というエントリを書いておられる。ゼロ金利下だと高い財政乗数が得られるという話に多少興味があったので、アブストラクトだけ訳してみた(書くまでもなく私は英語が苦手なので品質は保証しない)。 でも、これだけじゃ、よくわからんね。うーむ、やっぱり文読まなきゃ駄目か。 政府支出乗数が大きくなるのはどんな時か? 名目金利が一定になるときです。 どんな財政政策がゼロ金利下で有効なのか? ニューケインジアンビジネスサイクルモデルによれば、短期名目金利がゼロとなっている場合 減税は不況を深刻化させる。収縮的な減税の例としては、所得税の縮小が挙げられる。この減税はデフレ圧力を増加させるため不況を深刻化させる。別の例として資産課税を挙げる。この減税ではもっと支出が必要とされるその時に支出させず貯蓄させるよう仕向けることで不況を深刻

    財政政策の効果に関する論文のアブストラクトだけ訳してみた - A.R.N [日記]
  • 非自発的失業とは何か - A.R.N [日記]

    某所でたいへん頭のよろしい先生が大変頭の悪い発言をされていたのを読んだことを受け、日は非自発的失業について書いてみようと思う。 非自発的失業とは、経済学の標準的な失業分類のひとつであり、元々はケインズによるもののようだが、現在でも学部向け教科書では必ず出てくる。その分類では、失業は、大きく自発的失業、摩擦的失業、非自発的失業の三つに分類される。自発的失業とは、バカンスしたいとか、病気療養とか、働こうと思えば働けるのに働こうとしない場合のことを指す。摩擦的失業は仕事はあるけど能力とマッチしない場合、具体的には肉体労働者が需要があるからと言って、いきなり会計コンサルタントとして働けるかということを意味する。それに対し非自発的失業は、働きたくても働く口がないことを言う。 この分類は、プロポーズ大作戦におけるフィーリングカップル5対5を考えるとわかりやすい。5人と5人なら来5組のカップルが成立

    非自発的失業とは何か - A.R.N [日記]
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2010/10/24
    御意に御座いまする。
  • 飯田泰之著「経済は損得で理解しろ!」を読む - A.R.N [日記]

    飯田先生のなので安心して読める。入門書にも関わらず、外部性に関する理解の怪しいところが補間できたりと新たな発見を得られるところはさすがである。 まぁ、かなり高い事前期待を持っていたので、それは下回ってしまったなぁ、というのが正直なところ。ベターではあると思うけどベストとは言い難い。世間の書評を読む限り、高評価の人が多いので、そう感じるのは私だけかもしれないけれど。 例えば、「クルーグマン教授の経済入門」と比べわかりやすいのか、と言われると、私はクルーグマンに軍配を挙げると思う。たしかに書はクルーグマンに比べ、漏れなく様々なトピックを盛り込んでおり隙がない。その一方で、あまりにも多くのトピックを詰め込みすぎて、全体として平板な印象を与えているようにも思う。もし、若いときにこのに出会ったとして、1年後にこのの内容を覚えていられるかどうか自信がない。 野口旭先生も過去に「誰にも聞けな

    飯田泰之著「経済は損得で理解しろ!」を読む - A.R.N [日記]
  • 2010-01-17

    チャーリーこと鈴木謙介氏のLIFEでの姿しか知らないことに気付き、いったいどういう考えを持っている人なのか一回くらい著書を読んでみようと買ってきた。 結論から言うと、私にとって社会学は生理的に受け付けない、ということがわかった(おい) 社会学のは、稲葉先生の教養、マルクス、社会学入門)と「ヤバい社会学」くらいしか読んでないので社会学一般はそうではないのかもしれないが(社会学入門にも共通的な基盤がないと書かれていたし)、昔、哲学についてちょっとかじってみた時に感じた「どうでもいいことを語っている感」を同書にも感じてしまう。 稲葉先生の「社会学入門」には、経済学っぽくなっちゃいかんのだよ、と書かれており、まぁ学問としてのアイデンティティを保つには仕方ないよな、とも思ったが、「<反転>するグローバリゼーション」のような方向性なのだとしたら社会学は私にとっては不要なものだと言い切れてしまう。

    2010-01-17
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2010/01/23
    コメ欄を。
  • 馬鹿げた話 - A.R.N [日記]

    が自力でできる景気回復策はもはやリフレ政策しか残されておらず、さらにリフレ政策がやはり有効であったことは2003年にはわかっていたわけで、何を今更議論することがあるのか、と言うのが個人的感想。 構造改革も不良債権処理も大規模な財政政策もやったでしょ? それに、2003年の非不胎化介入で景気も上向いたでしょ? 10年以上も不景気放置しといて、潜在成長率が問題だ、雇用が問題だって、そりゃ不景気放置したんだから、そうなるのは当然だよね。 構造改革で景気回復なんて、経済学を根底からひっくり返さない限り成立しない。だって、供給制約があるなら失業や不稼動の工場なんてありえないでしょ。不良債権処理も景気回復とともに雲散霧消。財政政策は小渕政権下でさんざんやったので実証研究の結果は出ているが、ほとんど乗数はなかったというのが結論。 それに対して、福井総裁時代の大規模な介入は、始めた途端に株価が上がり始

    馬鹿げた話 - A.R.N [日記]
  • 2009-11-14

    スパコンの問題は、(少なくともボクにとっては、)民主党政権の真贋を判断する試金石となった。 経済「原理」主義で研究開発予算を切りすぎたメーカーが、数年後にまともな製品が出せなくなって大変になった例を考えてみれば、今、日が直面している問題がわかるはずだ。 こんな仕分け人、無駄かも: 薫日記 しかし、短期的なリターンだけ、採算性だけを求められると、こういう土台となるべき基礎研究はほぼ確実に崩壊してしまう。 今回対象とされた理研のスパコンや SPring-8、バイオリソースなどは多くの研究者にとって欠かせないツールであるし、科研費、競争資金、若手育成、理系教育は、現役の研究者および次代の研究者の卵にとっては必要不可欠である。 事業仕分けと科学技術立国という幻想 - 徒然なる記録 - Chaotic Shore 竹内薫氏は、高橋洋一氏と共著を出していたりするから必ずしもその責任を追うべき立場にな

    2009-11-14
  • 経済学と経済物理学 - A.R.N [日記]

    某所でなぜか経済物理学の話が出ており、つらつら考えていたのだが、経済を相転移で説明するって従前の経済学で言っていることと何も違いがないことに気付いた。 相転移現象というのは、温度によってどの項目の影響が大きくなるかが変わるため、違う状態が最適になる、というだけのことだ。見た目のインパクトが大きいので特殊な現象のように思えるが、式だけ見ればただそれだけのこと。 で、経済現象だって需要と供給でどちらが大きいかによって違う状態(=行動指針)が最適になったり、インフレとデフレでは違う状態(=行動指針)が最適になったりする。それを相転移現象だ、と呼んでもいいのだが、その考え方自体は従来からあった何の変哲もないものなので、あえて物理学の知見を駆使する必要もない。 特に相転移の現象面のイメージを安直に各種経済現象に適用する姿勢はいかがなものかと思う。ハイパーインフレなど、経済現象としてはすでに解明済みの

    経済学と経済物理学 - A.R.N [日記]
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    prisoneronthewater 2009/11/12
    重要。
  • 山本幸三先生、当選確実 - A.R.N [日記]

    民主党圧勝の状況だが、山幸三氏は比例での当選が確実になった模様。まずは良かった。唯一といっていいほど応援する価値のあるまともな議員なので、いなくなっては困る。

    山本幸三先生、当選確実 - A.R.N [日記]
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2009/08/31
    禿同。
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