タグ

ブックマーク / aiben.hatenablog.com (9)

  • 片山被告に懲役8年の実刑、ちょっと重すぎ? - 法廷日記

    遠隔操作事件の片山祐輔被告の判決が2月4日に言い渡されて、懲役8年の実刑になったようです。 片山被告に懲役8年、遠隔操作ウイルス事件 (産経新聞) - Yahoo!ニュース そもそも何罪で起訴されていたの? 片山さんといえば、遠隔操作ウイルス事件で有名ですがそもそも何罪で起訴されてたか知っている人は案外すくないかもしれません。ちょっと確認してみましょう。 報道等がされている範囲で調べると、片山さんが起訴されていたのは以下の罪のようです。報道ベースなので誤りがあるかもしれません。また、報道では不正指令電磁的記録「借用」となっていましたが、おそらく「供用」の間違いだと思いますので、とりあえず「供用」にしておきました。 罪名法定刑 偽計業務妨害罪 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金 威力業務妨害罪 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金 脅迫 2年以下の懲役又は30万円以下の罰金 不正指令電磁的

    片山被告に懲役8年の実刑、ちょっと重すぎ? - 法廷日記
    pycol
    pycol 2015/02/05
  • 雇用契約書なんて作る義務ないよ - 法廷日記

    某界隈で雇用契約書を作る作らないで揉めているみたいですが、労働契約において雇用主に雇用契約書を作成する義務はそもそもありません。 この点勘違いしている人も多いのですが、契約というものは当事者の合意があれば成立するものであり、保証契約などの一部の例外を除いて書面で締結する必要はありません。労働契約も原則どおり口頭のみで成立します。契約書はあくまで契約が成立したという証拠のために作るものにすぎません。労働契約の成立それ自体は、契約形態が請負契約か労働契約かを激しく争うような場合は別として、立証が問題となることは少ないでしょう。 もちろん雇用契約書が存在しないからといって解雇しやすくなるなどということはなく、労働法規による規制を受けます。雇用契約書や就業規則なんてものは、むしろ企業側が防衛のために作るものであって、今回なんで労働者側が「雇用契約書!雇用契約書!」と騒ぎたてるのかいまいちよくわかり

    雇用契約書なんて作る義務ないよ - 法廷日記
    pycol
    pycol 2015/01/01
  • 私戦予備ってどんな罪?北大生らが事情聴取された件 - 法廷日記

    北大生を含む複数の男らが、イスラム過激派組織「イスラム国」に加わわろうとしていた件で、事情聴取や家宅捜索を受けているとのニュースが話題です。学生は「シリアに渡航し、イスラム国に加わり戦闘員として働くつもりだった」などと供述しているとのこと。被疑事実は、私戦予備・陰謀罪とのことです。 複数の日人 「イスラム国」に参加計画か NHKニュース 私戦予備・陰謀罪ってなんだっけ?と思って刑法の教科書をひっぱり出してきたらきちんと載ってました。8行ほど。ちなみに判例データベースで「私戦予備」で検索した結果は0件。 こういうなんだかよくわからないものに出くわした場合は条文から調べるのが鉄則です。というわけで早速条文を確認。私戦予備・陰謀罪は、刑法の国交に関する罪の章、93条に規定があります。 (私戦予備及び陰謀) 第93条 外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、その予備又は陰謀をした者は、3月以上5

    私戦予備ってどんな罪?北大生らが事情聴取された件 - 法廷日記
    pycol
    pycol 2014/10/07
  • 藤田晋社長の激怒は経営的判断としては極めてまとも - 法廷日記

    東証一部上場企業のサイバーエージェント社長の藤田氏が、日経新聞のコラムで新規事業立ち上げ途中で転職した社員を非難した件が話題となっています。 労働者には原則として退職の自由が認められているので、転職した社員を非難した藤田社長にはネットで異論が多発しているようです。 藤田社長が激怒した理由は以下の通り その若い社員に新事業の立ち上げという責任あるポジションを任せていたにもかかわらず、突然アルバイトを辞めるかのように放り出されてしまったからです。 (中略) しかも、「セカンドチャンス」の途上でした。その若い社員は以前、会社に億単位の損失を与える失敗をしたことがありますが、我々は再度のチャンスを与えていたのです。 (中略) もう1つ、怒った理由があります。その人の転職が「競合からの引き抜き」だったからです。私は十数年前から、競合の引き抜きに対して激怒することにしています。 引用元:私が退職希望者

    藤田晋社長の激怒は経営的判断としては極めてまとも - 法廷日記
    pycol
    pycol 2014/10/05
  • 自己啓発本はオーディオブックで繰り返し聴くのがいいんじゃない? - 法廷日記

    自己啓発とは、人の成長や成功のための手段や心構えなどが書かれているです。有名なものとしては、スティーブン・コビー氏の7つの習慣などがあります。 自己啓発の効用については賛否両論ありますが、有名どころのに書かれているような内容を実践できていればそれなりに成功はできるんじゃないかなあと思います。それができれば苦労しないよって感じですが、読んでるだけじゃダメってことですね。 メジャーな自己啓発に書かれているようなことはほとんど共通しているので、とりあえずお気に入りの一冊をみつけたらそれを繰り返し読むのがいいのだと思います。最初に読んだときには何も感じなかった文章が、時を経て読むと腑に落ちることもあるでしょう。 とはいえ、そこそこボリュームがあるを繰り返し読むのはそれなりに大変です。そこで、オーディオブックを使うのが便利です。オーディオブックとは、書籍の内容を朗読してくれるものです。耳

    自己啓発本はオーディオブックで繰り返し聴くのがいいんじゃない? - 法廷日記
    pycol
    pycol 2014/09/24
  • 就活生はお祈りメールを送ってはいけない-法的視点から - 法廷日記

    就活生が内定を得た企業に対して、いわゆる「お祈りメール」を送った事例が注目を浴びている。 まさに因果応報!? 内定辞退を「お祈りメール形式」で送った就活生に拍手喝采 | ニコニコニュース お祈りメールとは、企業からの採用拒否のメールの総称である。企業が就活生に送る際に「貴殿の今後のご活躍と発展をお祈り申し上げます」といったお祈り文言をつけることに由来している。 今回の就活生からのお祈り返しに対しては、ネット上では賞賛の声があがっているらしい。これは、一部の採用企業による就活生に対する無礼な態度への不満が表面化したものといえるだろう。 しかし、就活生が企業に対しお祈りメールを送ることは好ましいことではない。これは社会常識だとか道義的な問題だけでなく、法的な面からも不適切な行為だからである。 労働契約は内定通知時に成立する 契約というものは、一方当時者からの「申込み」に対し、他方当事者が「承諾

    就活生はお祈りメールを送ってはいけない-法的視点から - 法廷日記
    pycol
    pycol 2014/09/19
  • 橋本聖子セクハラ問題における男性差別の根深さ - 法廷日記

    聖子日スケート連盟会長による男性スケート選手へのセクハラ問題が話題となっている。 会長という上の立場にいる人間が、公然の場で組織下の選手に対してキスをすること自体そもそも問題であり、セクハラと言われてもやむをえないだろう。被害者とされる高橋大輔選手はセクハラを否定しているとのことだが、これは彼と橋聖子氏だけの問題ではなく、周りにいたメンバーとの関係でも問題となる。すなわち、上司と部下のような関係にある男女のキスを見せつけられることは、居合わせた他のメンバーに対するセクハラとなるのである。 ところで、僕はこの問題を報道などで視ていて男性差別の根深さをかいまみた。報道は、どちらかといえば件をセクハラ問題ととらえており、女性から男性へのセクハラも問題となることを意識しているような論調で報道している。しかし、彼らは、結局のところ、件をセクハラ問題とは捉えていないと考えられる。 もし、

    橋本聖子セクハラ問題における男性差別の根深さ - 法廷日記
    pycol
    pycol 2014/08/24
  • ネットの誹謗中傷は有名人になることで乗り越えよう - 法廷日記

    ネットの誹謗中傷などで逮捕されたり損害賠償請求をされるお馬鹿な人はちょくちょく出ているが、それでもネットの誹謗中傷は止むことはない。企業にとってもネットでの誹謗中傷は死活問題だが、それよりも絶望的になるのは個人の被害者だろう。 ネットに実名などで誹謗中傷を書かれた個人は、はかりしれない精神的ダメージを受ける。特にネットは誰でもみれるものなので、誰かが自分の誹謗中傷をみていないだろうか常に不安にかられてしまう。また、匿名での誹謗中傷の場合、周囲の人間に対してどうしても疑心暗鬼になってしまう。 書き込み先が1か所だったりする場合は、比較的削除も容易な場合もある。しかし、書き込み先が大量にあったり、コピペなどで拡散しているような場合は正直どうしようもない場合も多いだろう。 僕としては、ネットに誹謗中傷を書かれてしまった場合、有名人になることで誹謗中傷をはねかえすことを推奨したい。そんなポジティブ

    ネットの誹謗中傷は有名人になることで乗り越えよう - 法廷日記
    pycol
    pycol 2014/08/16
  • LINEいじめは学校裏サイトに比べ被害者側に有利 - 法廷日記

    LINEいじめなるものが巷で話題になっている。 LINEとは、スマートフォンを使って、登録した友達やグループ内でテキストチャットを共有できるサービスだ。 LINEいじめの例としては、グループトーク内での誹謗中傷、無視、グループに入れない、被害者を外したグループトーク内での悪口といったものだ。 いじめ自体よろしくないのは前提として、学校裏サイトが隆盛した頃よりもLINEいじめの被害の深刻度は低いと思われる。理由は次の2点だ。 匿名性が低い 公開範囲が狭い 匿名性が低い 学校裏サイトなどの掲示板への書き込みの一つの問題点は、投稿者の特定が難しいことであった。そのため、発言内容も過激になりがちであり、全く関係ない第三者まで加わることもありえた。ネット掲示板への投稿者を特定するには、発信者情報開示請求手続などの法的措置をとらねばならず、費用や時間の問題があり、しかも必ずしも成功する保証もなかった。

    LINEいじめは学校裏サイトに比べ被害者側に有利 - 法廷日記
    pycol
    pycol 2014/07/09
  • 1