「Firefox」ブラウザおよび「Firefox OS」で知られるMozillaで両製品の中核となる技術を担ってきた人物が離職した。 Mozillaの最高技術責任者(CTO)だったAndreas Gal氏はおよそ7年在籍した同社を離れ、今後は「モノのインターネット(Internet of Things:IoT)」に向けてコンピュータ技術を提供する企業を新しく立ち上げるという。IoTとは、交通信号からドアの施錠まで、あらゆるものをインターネットに接続しようとする包括的な考え方だ。 Gal氏はウェブプログラミングの中核となるJavaScriptの専門家で、Firefox OSに関する取り組みを共同で立ち上げた人物だ。同氏とともに新会社を立ち上げる2人の共同創設者も将来性のある従業員だった。Gal氏がMozillaに加わったのは、Googleの「Chrome」などのブラウザに対する競争力を維持す