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  • スティーヴ・アルビニが密かに私の世界を変えた理由 | ele-king

    自分でも気付かぬうちに、スティーヴ・アルビニは私の人生を変えていた。彼の特定の作品との出会いによって啓示を受け、人生の中にそれ以前と以後という明確な境界線が引かれたということでは全くない。それよりも彼の影響は、私の育った音楽世界の土壌に染み込んでそれを肥沃にしたものであり、そうとは知らない私が無意識に歩き回った風景そのものだったのだ。ようやく獲得し得た視野と意識によって振り返ってみると、私が通ってきた世界のすべてに彼の手が及んでいたことを思い知らされる。 世代的なことも関係している。1962年生まれのアルビニは、ちょうど1980年代にジェネレーションXが成人し始めた頃の音楽シーンで地位を確立し、彼の音楽とアティチュードはその世代の心に響く多くの特徴を体現していたのだ。 彼の作品は挑戦的で、パンクが退屈さに怒りをぶつける方法をさらに推し進めたものだった。彼自身の初期のビッグ・ブラックやそれ以

      スティーヴ・アルビニが密かに私の世界を変えた理由 | ele-king
    • interview with John Cale | ele-king

      Home > Interviews > interview with John Cale - 新作、図書館、ヴェルヴェッツ、そしてポップとアヴァンギャルドの現在 ジョン・ケイルほどの充実したキャリアがあると、どこから話をはじめればいいのかわからない。ウェールズの小さな村ガーナントで、近所の教会でオルガンを弾き、地元の炭鉱労働組合の図書館が収蔵する楽譜に熱中したのがはじまりかもしれない。ロンドンでフルクサスの芸術家コミュニティと協働していた時期や、アメリカで名前の似たジョン・ケージやラ・モンテ・ヤングと一緒に活動していた時期もある。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドでロックのオルタナティヴな領域まるごとの基盤を築きもした──そこから派生するもうひとつのロック史を、モダン・ラヴァーズやパティ・スミスやハッピー・マンデーズなどのプロデュース仕事を通じて育んだことは言うまでもない。彼の長く多彩なソ

        interview with John Cale | ele-king
      • interview with salute | ele-king

        レイヴ・リヴァイヴァル、ダンス・ミュージックの復権は止まらない。パンデミックによる自制、あるいは社会的抑制からの開放。サルートのアルバム『True Magic』はこの動きと重なる一枚であり、ひとりの音楽家が正面突破を図り境界を越えようとする試みである。彼のキャリアを簡単になぞると、ナイジェリアから移住した両親のもとにオーストリア・ウィーンで生を受け、18歳でUKのブライトンに移り住み、後に現在の拠点であるマンチェスターに移住。UKに移住した動機は兄やゲームをきっかけとしてダンス・ミュージックと出会い自ら制作をはじめたからという根っからのプロデューサー気質。UKに移ってからは、様々な人たちと出会いつつ、ダンス・ミュージック、クラブ・ミュージックのセンスに磨きをかけていった。いくつかのEPを発表した後に最初に大きく注目されることになったのが2018年~’19年にかけてリリースされたミックステー

          interview with salute | ele-king
        • The Stalin | ele-king

          70年代にJamやHEAVENといった雑誌をサポートしていた群雄社という出版社があり(84年に倒産。ニューアカで有名な冬樹社が表なら、こちらが仮に裏とでも思って下さい)、そこで出版部長を務めていたYさんから「ミチロウがテクノに興味を持っていて、彼のスタッフから連絡が行くと思う。電話があったら相談にのってあげてくれ」と言われたことがある。ラフィン・ノーズのYOSU-KOとPONがCOW COWというハウス・ユニットを始めた頃で、パンクからハウスへの変化は必然だったと彼らから聞いていたこともあり、ミチロウがテクノというのもありえない話でもないのかなとは思ったものの、結局、スタッフから電話がかかってくることはなく、次の年にはテクノどころか「遠藤ミチロウがギター一本で全国ツアー」みたいな告知文を目にすることとなった。ザがつかないスターリン解散直後のことで、ミチロウが次に何をやろうか迷っていたなかに

            The Stalin | ele-king
          • 【インタビュー】tofubeats『NOBODY』|AI・民主化・J-CLUB

            2024年4月26日に発表されたtofubeatsによる最新作『NOBODY』。本人の歌唱はもちろん、ゲストボーカルによる客演もゼロ、そのかわりに全編でDreamtonics社の歌声合成ソフトウェアSynthesizer Vを使用したという本作は、このように書いてみると字面上、アノマリーな作品という印象を受けるものの、作品を聴けばtofubeats流のストロングスタイルなハウス作品であるということがわかるはずだ。リリースから3ヶ月ほど経ったいま、本作にまつわるあれこれ……Synthesizer V導入に至った経緯、いまダンスミュージックに向き合う理由、歌詞への眼差し、今回の取材稼働で何度も語られる「J-CLUB」というワードなどなど……をtofubeats本人の口からつまびらかにしてもらおうと思う。 取材・文 : 高橋圭太 撮影 : 寺沢美遊 - 『POP YOURS』、『森、道、市場』、

              【インタビュー】tofubeats『NOBODY』|AI・民主化・J-CLUB
            • interview with bar italia | ele-king

              ロンドンで最注目のバンドのひとつであるバー・イタリアは2020年にディーン・ブラント主宰のレーベル〈WORLD MUSIC〉からリリースし、顔も明かさぬまま世界中のコアな音楽ファンにリーチした。ザ・パステルズ、プリファブ・スプラウト、ジョン・ケイル、サイキック・TVなどをサンプリングし、オルタナティヴ・ロックを未知の領域に引き摺り込むディーン・ブラントとバー・イタリアのようなバンドとのクロスオーヴァーは必然と言えるだろう。数年間インタヴューや露出を限りなく避けたプロモーション(と言えるのか?)が成功したかはともかく、世界の片隅にいる私やあなたの心を掴んだはずだ。もちろん早耳なレコード・レーベルもここぞと跳び付いたに違いない。〈Matador Records〉から1年に2枚というハイペースでアルバムをリリース。両作とも素晴らしいが〈Matador〉からのファースト・アルバム『Tracy De

                interview with bar italia | ele-king
              • 『未来は懐かしい』特別編リイシュー、発掘、コンピレーション小史 | TURN

                当連載は、ついに50回目を迎えた。2019年にスタートしてから5年以上に渡って、ほぼ休みなく毎月のペースで時々のおすすめリイシュー作品を紹介し続けてきたことになる。次から次へと刺激的な新譜作品が登場し、そしてまた猛スピードで過ぎ去っていく中にあって、決して派手なテーマを扱っているとは言い難いこのような企画がここまで生きながらえてきたのも、ひとえに読者の皆さんのお陰です。謹んでお礼申し上げます。 岡村編集長から「次回の50回目は、いつもと違う何かスペシャルな内容にしませんか」と提案を受けたのが先月のこと。さてどうしようかと思案した結果、これまで特に触れずに来てしまった「リイシュー」や「発掘」、あるいは過去の音楽を元にしたコンピレーションアルバムの編纂といった営みの歴史について、簡単なあらましを紹介してみてはどうだろうかということになった。 もし、「ポップ・ミュージックのリイシュー史」を本気で

                  『未来は懐かしい』特別編リイシュー、発掘、コンピレーション小史 | TURN
                • 動画を通じてヒップホップへの愛と情熱を届ける──ビートメイカー兼YouTuber、ShotGunDandyとは?

                  (以下、YouTube概要欄を抜粋) 主にHIP HOPの曲を和訳だけに留まらずスラングやニュアンス、歌い手が伝えたい本当のメッセージやリリックの隠された意味などを徹底的に解説&解読していきます!! どの動画でも良いので、コメント欄にアーティスト名と曲名をご記載頂ければ和訳動画として残していきますのでリクエストもよろしくお願いします! それ以外にもHIPHOPの事について語る動画も気分次第で上げます! さらにビートメイカーもしてますので自分のビートも不定期に上げたりします! 夢に向かって突き進めっ! 継続は力なり! 良い人生を! Enjoy Your Life! INTERVIEW : ShotGunDandy 190センチを超える巨体が、テキサス・チェーンソーのTシャツを着ている。色黒なスキンヘッドに似合う、長く伸びた顎ひげ。柔らかい表情でも、時に眼差しが鈍く光る瞬間がある。男の名は、S

                    動画を通じてヒップホップへの愛と情熱を届ける──ビートメイカー兼YouTuber、ShotGunDandyとは?
                  • Cornelius | ele-king

                    これを待っていた。コーネリアスによるアンビエントをフィーチャーした作品集である。昨今は日本のロック・ミュージシャンがアンビエントに挑むケースも見受けられるようになったけれど、もともと少なめの音数で特異かつ高度な音響を構築してきたコーネリアスだ。相性が悪かろうはずもなく、凡庸の罠にからめとられることもありえない。 布石はあった。ひとりの音楽家として大きな曲がり角を迎えたあとの、重要な1枚。影と光、そのいずれをも表現した復帰作『夢中夢 -Dream In Dream-』は、全体としては彼のルーツを再確認させるようなギター・サウンドに彩られていたわけだけれど、終盤には穏やかなインストゥルメンタル曲が配置されていたのだった。アルバム・タイトルと関連深い曲名を授けられ、アルバム中もっとも長い尺を与えられた “霧中夢”。それは、ここ10年くらいの欧米のアンビエント/ニューエイジの動きにたいする、コーネ

                      Cornelius | ele-king
                    • KRM & KMRU | ele-king

                      荒廃した都市の深淵から深く、そして重厚に響く強烈な音響。アンビエント、ドローン、ノイズ、ヴォイス、工業地帯の音、いわばインダストリアル・サウンド、そしてエコー。それらが渾然一体となって、崩壊する世界の序曲のようなディストピアなムードを醸し出している。このアルバムにおいて、ふたりの才能に溢れたアーティストが放つ音は渾然一体となり、さながら都市の黙示録とでもいうべき圧倒的な音世界が展開されていく……。 といささか煽り気味に書いてしまったが、このアルバムの聴き応えはそれほどのものであった。ザ・バグことケヴィン・リチャード・マーティン(KRM)と、〈Dagoretti〉、〈Editions Mego〉、〈Other Power〉などの先鋭レーベルからリリーするナイロビのアンビエント・アーティトのジョセフ・カマル(KMRU)によるコラボレーション・アルバム、KRM & KMRU『Disconnect

                        KRM & KMRU | ele-king
                      • 折坂悠太インタビュー|“今の自分自身”へ宛てた「呪文」という名の手紙 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

                        緊張がずっと続いていた ──新作について伺う前に、まずは近年の活動について少し振り返らせてください。折坂さんは昨年6月にライブ活動10周年を迎え、弾き語りツアーで全国を回られましたね(参照:折坂悠太が“歌”にすべてを託した90分、ギター1本1人で「らいど」)。 10周年を機に、何か新たにできることがあればと思い、やってみました。自分の周りの諸先輩方……例えば先日対バンをさせていただいた向井秀徳さんのような存在を見ると、10周年なんてまだまだだという気持ちもあります。ですが、自分が音楽を始めたとき、「10年やってます」とおっしゃる方に会うと素直に「すげえ」と思っていたので、自分もそう言えるようになったのはここまで続けてきてよかったと思えることの1つになりました。 ──2021年リリースの前作「心理」はコロナ禍における人間の心理を描いたアルバムでしたが、世間がある程度の落ち着きを取り戻した今、

                          折坂悠太インタビュー|“今の自分自身”へ宛てた「呪文」という名の手紙 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
                        • 【インタビュー】DJ KRUSH 『再生 -Saisei-』 | ビートの探究は終わらない

                          DJ KRUSHが、30年以上のソロキャリアを経たここへ来て、最高傑作と言っても過言ではない作品をリリースした。『再生 -Saisei-』と名付けられたタイトル、自身の武器である両手をリアルに捉えたアートワークの佇まいからして、その強い意志が感じられる作品だ。前作『TRICKSTER』とはまた異なる、重厚な物語性のある展開を備えたインストの楽曲群に、D.O、鎮座DOPENESS、Jinmenusagiといった三人のラッパーを迎えたドープチューンが華を添える。そんな充実のさなかにあるDJ KRUSH本人に、長年のKRUSHヘッズであり自らも口頭遊民ダコタのビートメイカー/MCとして活動する吉田雅史が話を聞いた。 取材・構成 : 吉田雅史 撮影 : 雨宮透貴 「再生」に込められた意味 - リリースおめでとうございます。KRUSHさんの作品はファーストからずっと聴かせてもらっていますが、ここへ来

                            【インタビュー】DJ KRUSH 『再生 -Saisei-』 | ビートの探究は終わらない
                          • 鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)が語る"音楽のことはじめ" 「モノ作りの一番面白いところは、センスに対しての光の当て方と落とし方」ーー音楽に目覚めた青春時代から、パイドパイパーハウスとの出会い、デビュ|midizine by MIDI INC.

                            鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)が語る"音楽のことはじめ" 「モノ作りの一番面白いところは、センスに対しての光の当て方と落とし方」ーー音楽に目覚めた青春時代から、パイドパイパーハウスとの出会い、デビュー秘話まで インタビュー・テキスト/山本勇樹(Quiet Corner) ワールドスタンダードが1982年から84年にかけてカセットテープのみで発表した、デビュー前の幻のデモテープ音源3作品が、この度、鈴木惣一朗さんの監修の元、初CD化を果たした。過去、ワールドスタンダードのリリースなど、折に触れて、惣一朗さんにインタビューを行ってきたが、実際、そのデビュー前後について、あまり訊いたことがなかった。一体、どんな青年時代を過ごしたのか。40年という長いキャリアは伊達じゃない。今まで、僕もワールドスタンダードを通して、様々な音楽を知り、触れてきたわけだが、まだ足りないピースがあった。 「発端のと

                              鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)が語る"音楽のことはじめ" 「モノ作りの一番面白いところは、センスに対しての光の当て方と落とし方」ーー音楽に目覚めた青春時代から、パイドパイパーハウスとの出会い、デビュ|midizine by MIDI INC.
                            • 連載The future belongs to analogue loyalistsスティーヴ・アルビニに捧げるメモワールVol.2 | TURN

                              連載 The future belongs to analogue loyalists スティーヴ・アルビニに捧げるメモワール Vol.2 翌1992年の2月19日、僕は東京《中野サンプラザ》の前に立っていた。その日はニルヴァーナの来日公演だったのだが、ライヴを観るためではなく、スティーヴ・アルビニ来日公演のチラシを撒くためにである。その時、誰とチラシを配ったのか記憶が定かではないのだが、ライヴは観ずに終演時間の頃合いを見計らって、ゾロゾロと中野サンプラザから出てくるお客さん相手に、チラシを一枚一枚配ったのを憶えている。コンサートを見た知り合いに会うと、「アンコールが“Smells Like Teen Spirit”でしたよ」「え? そうなんや」なんて会話をしたりしていた。 翌3月にスティーヴは初めて日本にやってきた。恐らく前年のスティーヴとZENI GEVAの初邂逅以降に計画されていたの

                              • interview with Hiatus Kaiyote (Simon Marvin & Perrin Moss) | ele-king

                                向かって左から、今回取材に応じてくれたとペリン・モス(ドラムス)とサイモン・マーヴィン(キーボード)のふたり。つづいて右がネイ・パーム(ヴォーカル)とポール・ベンダー(ベース)。 オーストラリアのメルボルンから飛び出したハイエイタス・カイヨーテ。2011年に結成された彼らは、ネイ・パーム(ヴォーカル、ギター)、ポール・ベンダー(ベース)、サイモン・マーヴィン(キーボード)、ペリン・モス(ドラムス)という個性的で優れた才能を持つミュージシャンからなる4人組バンドで、2012年のデビュー・アルバム『Tawk Tomahawk』以降、つねにエネルギッシュな話題を振りまいてきた。デビュー当時はネオ・ソウルやR&Bの文脈からスポットが当てられ、フューチャー・ソウル・バンドといった形容が為されてきた彼らだが、その音楽的な振り幅は我々の予想の斜め上を行くもので、ジャズやヒップホップ、ファンクなどからオペ

                                  interview with Hiatus Kaiyote (Simon Marvin & Perrin Moss) | ele-king
                                • High Llamas | ele-king

                                  相変らずショーン・オヘイガンが作る音楽は、誰にも似ていない。 2003年の『Beat,Maize & Corn』においてショーン本人の言葉で、「じゃがいもの袋は変わったけれど、それでも中に入っているのはじゃがいもだ」とあったが、この変化に対しての冗談めいた意志表明(タイトルを訳すと『甜菜、とうもろこし、そして穀物』となる)は、『Hey Panda』を聴くと予言として機能していたのではないかとさえ思えてくる。いや、もちろん変わり続けてきたのがハイラマズで、90年代の初期ハイラマズから、98年『Cold and Bouncy』、99年『Snowbug』、2000年『Buzzle Bee』あたりのエレクトロニックに影響を受けたサウンドはわかりやすく変化として捉えることができたし、雰囲気はどこか初期に戻りつつも明らかにポップスとしての画角を押し広げた『Beat, Maize & Corn』、200

                                    High Llamas | ele-king
                                  • 高田みどり - Wikipedia

                                    高田 みどり(たかだ みどり、1951年12月21日 - )は、日本の打楽器奏者、作曲家[1]。東京都出身[1]。 人物[編集] 日本を代表するアバンギャルドなパーカッショニスト、アンビエント/ミニマル・ミュージックの作曲家[2][3]。舞台俳優として活動することもある[2]。 現代音楽の演奏家としてだけでなく、アジア/アフリカ音楽/ジャズのミュージシャンとの共演のほか、アート/ダンスとのコラボレーション等、ジャンルにとらわれない広範な活動で知られる[1][4]。当時の日本ではアフリカ音楽など世界の伝統音楽の情報を得るのが難しかったが、伝統音楽演奏家との共演の中で体得していった。その結果は、ミニマル・ミュージックと伝統的なアフリカ音楽のドラム演奏を統合した音楽ユニットのムクワジュ・アンサンブルやソロの活動に生かされている。 2016年にYouTubeの自動再生機能によって彼女の1983年の

                                    • #1451『TON-KLAMI / Prophecy of Nue』

                                      Text by Yoshiaki “onnyk” Kinno   金野 “onnyk” 吉晃 NoBusiness Records NBCD 102 Midori Takada 高田みどり (marimba, perc) Kang Tae Hwan 姜泰煥 (as) Masahiko Satoh 佐藤允彦 (p) 1. Prophecy of Nue 2. Manifestation 3. Incantation Recorded live on the 27th May, 1995 at Design Plaza Hofu, Yamaguchi, Japan by Takeo Suetomi / Concert produced by Takeo Suetomi Mastered by Arūnas Zujus at MAMAstudios Photos by Akihiro Matsu

                                        #1451『TON-KLAMI / Prophecy of Nue』
                                      • 夜更東京 by てんてこまい

                                        ※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。 ※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。 「夜更東京」のリリースをお知らせできることを嬉しく思います。 このアルバムは、最先端のAI技術を活用して制作された楽曲を集めた画期的な作品集です。 エレクトロニックミュージックからJ-POP、フォークソングまで、幅広いジャンルの楽曲が織りなす独特の世界観をお楽しみください。 私たちは、音楽制作におけるAIの可能性を追求し、人間のクリエイティビティを拡張することを目指しています。「夜更東京」はその第一歩であり、音楽とテクノロジーの新たな関係性を切り拓く挑戦の始まりでもあります。 ぜひ、このユニークなアルバムを通して、AI時代の新しい音楽体験をお楽しみください。「夜更東京」をよろしくお願いします。

                                        • #14 姜泰煥という異能

                                          text & photo by Kazue Yokoi  横井一江 『姜泰煥+高田みどり/永遠の刹那 Kang Tae-Hwan+Midori Takata/An Eternal Moment』(NoBusiness Records)がリリースされた。1995年の姜泰煥と高田みどりとのデュオのライヴ録音である。今年4月来日時に姜泰煥の演奏を観ているだけに、90年代半ばの彼の姿を懐かしく思い起こしながら聴いた。 姜泰煥の初来日は1985年の「トーキョー・ミーティング」、サムルノリの金徳洙が渡韓した近藤等則に姜泰煥を推したことでこの来日が実現した。今世紀に入ってからの韓流ブームを考えると信じられないことかもしれないが、80年代に入るまでは韓国の音楽事情についてはほとんど知られておらず、また隣国でありながらもジャズを通した交流はなかった。1988年開催のソウル・オリンピックを招致し、1987年に

                                            #14 姜泰煥という異能
                                          • bar italia | ele-king

                                            謎が音楽を面白くする。もちろんそうだ。ゾクゾクする美しい悪夢のようだった前作『bedhead』がそうだったように、謎に包まれたバー・イタリアはずっと僕の心をとらえて離さなかった。ディーン・ブラントが主宰する〈World Music〉からリリースされた2枚のアルバムは、そのどちらも1分あるいは2分と少しの短い曲をまるで映画のシーンのように繋ぎ合わせてひとつの物語、イメージを作り出すというスタイルで、ディーン・ブラントの匂いがそこから強く発せられていた。ミステリアスで、どこか人を喰ったようなユーモアを持ち、そしてこぼれ落ちていく夢のようにはかなく美しい音楽を作る、バー・イタリアとはそんな存在だったのだ。 だがそれから2年の時間が経って、そのヴェールが少しずつはがされてきた。バー・イタリアはディーン・ブラントとコペンハーゲンで展覧会を開いていたイタリア人女性ニーナ・クリスタンテとサウス・ロンドン

                                              bar italia | ele-king
                                            • 実録 関西パンク反逆の奇跡 その7「チャイニーズ・クラブとDOKKIRI RECORD」 - SMASHWEST.COM

                                              実録 関西パンク反逆の奇跡 その7「チャイニーズ・クラブとDOKKIRI RECORD」 2021.07.06 COLUMN FROM VISITOR 竹埜剛司(たけの・つよし)は京都深草にあるライブハウス・アニーズカフェのオーナー。15才で京都初のパンク・バンドにして当時世界最速と評価されるSSでベースを担当。以後チャイニーズ・クラブ〜ラ・プラネット〜イディオット・オクロック〜変身キリン〜アイ・ラブ・マリーと関西パンク創成期の重要バンドのベーシストを歴任した。 今回は竹埜剛司インタビューその5です。 「SSはステッカーを作っていました。トミーが働いていたマフィア・コーポレーションのデザイナーが制作してくれたんですよ。確か100枚だったと思います。黒と金で真ん中にロケットのイラストがありました。ハルヲフォンの『電撃的東京』のジャケットみたいなお洒落なイメージでメジャーな雰囲気だしメチャ格好

                                                実録 関西パンク反逆の奇跡 その7「チャイニーズ・クラブとDOKKIRI RECORD」 - SMASHWEST.COM
                                              • ミュージシャンの本棚 第3回 ミツメ 川辺素

                                                想像力をひらく3冊4月にニューアルバム『Ghosts』をリリースしたミツメの、美しくも寂しげで不穏な世界はどのように生み出されているのか? 川辺素が選んだ3冊を起点に、現実と虚構の入りまじる世界、目に見えないものへの想像力をひらくさまざまな作品について語ってもらった。

                                                  ミュージシャンの本棚 第3回 ミツメ 川辺素
                                                • ヨーコ・オノ『フライ』『無限の大宇宙』『空間の感触』 再評価プロジェクト第2弾! 前衛ロックの名作とシンガー・ソングライターとしての代表作 | Mikiki by TOWER RECORDS

                                                  前衛ロックの名作とシンガー・ソングライターとしての代表作 ヨーコ・オノの三つの異なるアルバムが、復刻プロジェクト第2弾として発売される。『フライ』はそれまでの活動の集大成で、前衛ロックの名作として残るアルバムだ。これにはクラプトン、リンゴ・スター等のロックの大御所からフルクサスでヨーコと共に活動したジョー・ジョーンズ等まで参加している。タイトル曲は彼女の実験映画のサントラとなった曲で、ヴォイスで様々な表現をした実験音楽の名曲である。このアルバムはレノンの『イマジン』と共にリリースされた兄弟作品であり、僕にとってはレノンの作品よりも強烈なアルバムである。これまでも久しぶりにヨーコの音楽を聴きたいと思った時、まずこのCDを聴いた。 『Approximately Infinite Universe(無限の大宇宙)』はシンガー・ソングライターとして作った初のフル・アルバムで、ビートルズの『ホワイト

                                                    ヨーコ・オノ『フライ』『無限の大宇宙』『空間の感触』 再評価プロジェクト第2弾! 前衛ロックの名作とシンガー・ソングライターとしての代表作 | Mikiki by TOWER RECORDS
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