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TGS2023
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2月23日の東京ガーデンシアターで行われた〈添春編{overture}〉の東京公演について、「一つのピリオドを打つような節目」(ミト)と事前に発表、この公演を持って一端のライヴ活動休止を発表したクラムボン。そんなライヴ会場での先行リリースを経て、3月27日に一般リリース / 配信がスタートしたのがニュー・アルバム『添春編』だ。インディーズへと活動の場を移したバンドの集大成とも言える、ここ数年の配信シングルと新曲をパッケージした作品である。ライヴでの活動を休止し、アルバムをリリースしたクラムボン、バンドはいまどこへ向かおうとしているのか、打たれた「ピリオド」の先は? 小野島大によるインタヴューをここにお届けする。(編集) クラムボン『添春編』ハイレゾ配信中 INTERVIEW : ミト(クラムボン) インタヴュー・文 : 小野島大 写真 : 沼田学(ミト取材) Yoshikazu Inoue
45年以上のキャリアを誇るムーンライダーズが初挑戦したのは、全曲インプロビゼーションによるアルバム。しかし、今作は即興をただまとめた作品というわけでは決してない。というのも、10時間以上の膨大な録音データをまとめるミックスこそが今作の肝だという。本来ミックスは音量バランスや音色などを“調整する作業”のことだが、今作におけるミックスとは、“新しい曲を制作”すること。1曲あたり約30分 × 10曲分、しかも(即興だから)演奏した内容もさっぱり覚えていないという、途方もない状況下で1曲ずつ丁寧に仕上げていく。そうしてついに完成した今作を深堀っていくと、おもしろいエピソードが次々と飛び出した。
ニューヨークのファンデーション・フォー・コンテンポラリー・アーツ(Foundation for Contemporary Arts/FCA)は2023年2月15日、2023年度の助成芸術家を発表し、音楽家の灰野敬二がロイ・リキテンスタイン賞(Roy Lichtenstein Award)を受賞することが決定した。 FCAは芸術家個人の支援を目的として、作曲家のジョン・ケージと、画家のジャスパー・ジョーンズによって1963年に創設された非営利組織。 設立当初より、アール・ブラウン、マース・カニングハム、コーネリアス・カーデュー、メレディス・モンク、トリシャ・ブラウン、スティーヴ・ライヒといった数多くの芸術家への支援を行い、1993年には、ダンス、音楽/サウンド、詩、ヴィジュアルアーツ、パフォーマンスアート/演劇と、広範囲にわたる芸術家への助成金プログラムを公式化した。 2023年度の助成対象
2022年12月11日、坂本龍一のピアノ・ソロ・コンサートが世界に向けて配信された。待望のニュー・アルバム『12』リリースを前に、全12曲を演奏した映像が配信され、また観客には新作『12』の先行全曲フル視聴が特典として配布された。本稿は本コンサートのレポートを届けるとともに、坂本龍一待望の新作『12』の内容を一足先にお伝えするものである。(編集部) 待望のアルバム『12』OTOTOYでもハイレゾ配信開始(2023年1月17日追記) LIVE REPORT : 坂本龍一〈Playing the Piano 2022〉 文 : 宮谷行美 「この形式での演奏を見ていただくのは、これが最後になるかもしれない」 〈Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022〉公開に向けてオフィシャルから発信されたその一言に、多くの人がショックを受けたことだろう。筆者である私自身も
音楽のダウンロード販売を巡って、ここ数年である意味で最も、というか唯一脚光を浴びたのはBandcampだろう。インディでDIYな活動をしているレーベル、アーティストに向けたプラットフォームとして、そして特にコロナ禍以降はその売り上げにおける手数料を1日限定(その月の最初の金曜)で撤廃し、アーティスト / レーベルへ還元したBandcamp Fridayによって大きく注目を集めた。ライヴやDJ活動などができなくなったアーティストへのサポートとして、多くの人がそこでデータ、そしてマーチャンダイズやフィジカルの音楽アイテムを「買った」。多くの日本人アーティストも例外ではなく、特に契約などで縛られていないアンダーグラウンド〜インディ系のアーティストは、自らのページを立ち上げて、エクスクルーシヴ音源などを売っていた(特にDJ、ダンス・カルチャーのフットワークの良さを感じた)。もちろん、アーティストや
毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回はアップデーテッドなジャズ+αに切り混む、好評シリーズ“Jazz The New Chapter”の監修を手がける音楽批評家、柳樂光隆による、今回は12枚の厳選ジャズ作品。 OTOTOY REVIEWS 048 『ジャズ(2022年8月)』 文 : 柳樂光隆(Jazz The New Chapter) Joel Ross 『The Parable of The Poet』 あっという間に「新世代を代表するひとり」の枠を超えて、シーン屈指のプレイヤーになってしまったヴィブラフォン奏者ジョエル・ロス。本作は『KingMaker』『Who Are You?』に続く名門〈ブルーノート〉からの3作目。過去作に参加しているのはイマニュエル・ウィルキンスのみ。参加しているミュージシャンを一新して、音楽
「音楽」を「買う」ということ 2015年のApple Musicの日本上陸以降、ここ日本でも音楽ファンの多くは、Apple MusicやSpotifyなど音楽のサブスクリプション型ストリーミング・サービスを利用しているという状況ではないでしょうか。利便性・料金も含めて「音楽の出会いの場」が大きく広がったということを考えれば、いち音楽ファンとしてはよろこばしいところではあります。 ここ数年、そんな世相を反映してか、音楽の現在というような話には、サブスクリプション・サービスの影響とフィジカルの復権(アナログ・レコード、テープ、最近ではCDも)ばかりが出てきますが、そんな時代にあってもOTOTOYはあえて音楽ダウンロードのデジタルストアという業態にこだわっています。これは単に「創業から……」という話ではなく、ここにはOTOTOYとして確固たる意志があります。音楽データを「買う」(売る)という行為
6年ぶりの4作目、坂本慎太郎の新作『物語のように(Like A Fable)』。ある種のコロナ禍の空気感を封入した2020年年末リリースの7インチ2枚を経てリリースされたアルバムは、ポップなロックンロール・ナンバーがならぶ軽快な足取りのアルバムとなった。OTOTOYでは本作のハイレゾ配信とともに、果たしてこのアルバムはどこから来たのか、大石始のインタヴューをお届けしよう。(編集部) 6年ぶりの新作、ハイレゾ配信中 LIQUIDROOM18周年を記念して坂本慎太郎ワンマンライヴが7月14日(木)に開催されることが決定。ライヴ・メンバーには、坂本慎太郎、AYA、菅沼雄太、西内徹が参加。イープラスでのプレオーダーは6月6日開始。 LIQUIDROOM 18th ANNIVERSARY -坂本慎太郎LIVE2022- 2022年7月14日(木曜日) LIQUIDROOM 開場: 19:00 / 開
Guest 0 Collections Redeem Passcode Sign In Sign Up Guest mode has some restrictions. Please sign in or sign up for free to use all the features of OTOTOY. Guest Mode Messages Collections My Page Settings Register Your Card Purchase History Points History Sign Out オトトイ読んだ Vol.10 文 : 津田結衣 今回のお題 『女パンクの逆襲──フェミニスト音楽史』 ヴィヴィエン・ゴールドマン(著)野中モモ(訳) ele-king books : 刊 出版社サイト Amazon.co.jp OTOTOYの書籍コーナー“オトトイ読んだ
"REVIEWS"は「ココに来ればなにかしらおもしろい新譜に出会える」をモットーに、さまざまな書き手が新譜(約3ヶ月以内にリリースされたもの)を中心に9枚(+α)の作品を厳選し、紹介するコーナーです(ときに旧譜も)。今回は松島広人による9枚。なにやらインターネットの奥底で分裂と増殖を繰り返しつつある新たなジャンルを紹介します。(編) OTOTOY REVIEWS 035 『ビットクラッシュと実験:HexD/Surge~Leftfield Hiphop(2021年10月)』 文 : NordOst(松島広人) HexDあるいはSurgeとは…… 2019年頃にSoundCloudの奥底で誕生した新興ジャンル。 明確な定義は未だ存在しないものの、ナイトコアやブレイクコア、ハイパーポップなどの影響を引き継ぎつつ、過剰なビットクラッシュ(サンプルレートを意図的に下げるエフェクト)を共通項としている
散在する「現場」を捉える連載【In search of lost night】がスタート──参加ライターによる座談会 In search of lost night vol.00 photo by yukinoise In search of lost night vol.00 座談会 クラブにライブハウス、果てはSNS上に至るまで、散在されゆく音楽の「現場」。タイムラインや喫煙所での語りのような、忘れ去られていく現場の音楽にまつわるあれこれを、パーティーレポート、ミックス・レビュー、インタビューなど、さまざまな方向からアーカイブするための連載【In search of lost night】がスタートします。 vol.00として、本連載の参加メンバーであり、それぞれ異なるフィールド、メディアで執筆しながら、ともに国内のユースカルチャーに焦点を当てたzine『MISTRUST』を制作したN
2021年11月27日、新木場USEN STUDIO-COASTで思い出野郎Aチームがバンド最大規模となるライヴ〈ソウルピクニック 2021〉を開催。バンドとしては実に1年9ヶ月ぶりの有観客ライヴとなったこの日は、Fukaishi Norio、沼澤成毅、ファンファン、asuka ando、YAYA子もサポートに加わり、感動的な素晴らしいライヴで成功を収めた。そしてこの日はもうひとつ特別な取り組みとして、歌詞をろう者の方々にも伝えるための手話通訳もライヴに参加したのである。日本では前例もほぼない中で、バンドはこの日のライヴに向けてどう取り組んでいったのか。バンドからヴォーカルである高橋一と、当日手話通訳チームとして参加したペン子、バンドのマネージメントを担当する仲原達彦の3人から話を訊いた。 最新シングル「日々のパレード」「君と生きてく」 通常、手話通訳というとテレビ画面の片隅に直立不動で手
“REVIEWS”は「ココに来ればなにかしらおもしろい新譜に出会える」をモットーに、さまざまな書き手が新譜(基本2〜3ヶ月ターム)を中心に9枚(+α)の作品を厳選し、レヴューするコーナーです(ときには旧譜も)。今回は内畑美里による9枚。彼女はイベント「めちゃくちゃナイト」を主催するなど、コロナ禍以前では、日韓両国にて相互にアーティスト / DJを招聘しイベントを開催。双方の音楽交流をまさに現場レベルで行ってきました。今回は“モダン・コリアン・ミュージック”と題して、韓国の音楽シーンから、主にインディ・シーン〜アンダーグラウンドなクラブ・シーンで活躍するSSWやエレクトロニック・ミュージックのアーティストたちのなかから、さまざまなスタイルの9作品を紹介してもらいました。 OTOTOY REVIEWS 038 『モダン・コリアン・ミュージック(2021年12月)』 文 : 内畑美里 250 「
自己肯定感を歌った配信シングル「好感Daybook♡」を12月17日にリリースしたでんぱ組.inc。今回はメンバーからりさちーこと相沢梨紗と、「好感Daybook♡」の作詞を担当したアイドル・ユニット「電影と少年CQ」のメンバーでもありソロでも活動中のゆっきゅんとの対談をお届けします! INTERVIEW : 相沢梨紗、ゆっきゅん でんぱ組.incの2か月連続配信リリースの第1弾「好感Daybook♡」の作詞は、電影と少年CQで活動し、ソロでも「DIVA ME」をリリースして話題を呼んだゆっきゅん。そして、ゆっきゅんはでんぱ組incの長年のファンでもあり、今回はでんぱ組incのプロデューサーであるもふくちゃんの目に「DIVA ME」が留まり、作詞が依頼されたという。今回、でんぱ組incの相沢梨紗とゆっきゅんとの対談を行ったところ、でんぱ組incが10年以上の長きにわたって活動できたのは、ク
坂本龍一初となる全595個の音のコレクタブルNFTが発売される。 坂本龍一を代表する作品の1つである「Merry Christmas Mr. Lawrence」の音源の右手のメロディー595音を1音ずつデジタル上分割し、NFT化される。 96小節からなる595音のNFTには、それぞれの音が位置する小節の楽譜画像も紐づけられいる。また595音のNFT販売開始後、『坂本龍一「Merry Christmas Mr. Lawrence」直筆楽譜を入手できる権利NFT』のオークションも開催。 595音のNFTは、2021年7月30日にBunkamura Studio(東京)にて、闘病中の坂本龍一が演奏した2021年唯一となる「Merry Christmas Mr. Lawrence - 2021」の貴重なレコーディング音源から分割し製作。 NFTの販売は、マーケットプレイス「Adam byGMO」で
毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回はアップデーテッドなジャズ+αに切り混む、好評シリーズ“Jazz The New Chapter”の監修を手がける音楽批評家、柳樂光隆による、なんと年末スペシャルな大ボリュームな14枚。 OTOTOY REVIEWS 037 『ジャズ(2021年11月)』 文 : 柳樂光隆(Jazz The New Chapter) Kurt Elling 『SuperBlue』 グラミー賞の常連、現代最高の男性ジャズ・ヴォーカリストのひとりカート・エリング、前作のリリースからUKのレーベル〈Edition〉に移籍。移籍後2作目はヴィンテージなサウンドのジャズ・ファンク・サウンドで人気のブッチャー・ブラウンのDJハリソン&コーリー・フォンヴィルに、ディアンジェロ『Voodoo』への参加でも知られるジャム
水曜日のカンパネラの歌い手が、コムアイから詩羽に変わる貴重なインタビューをさせてもらった。変わるというニュースを聞いた時はマジか! と思ったけれど、3人の話を聞いていると、全くもって違和感はない。Dir.Fは変わらずとても真面目だし、ケンモチはとにかくおもしろい。そして詩羽は、なんか圧倒されるほどかっこいい! カレーではなくハヤシライスになった水曜日のカンパネラを、一粒残らず味わい尽くしたいと思う。とにかく未来が楽しみ! インタヴュー : 飯田仁一郎 文 : 西田健 撮影 : 興梠真穂 何かしらこのバスを走らせようとした ──詩羽さんを迎えた第二章がはじまるようになったきっかけを教えてください。 Dir.F : 武道館公演の終わりくらいでそれまでの水曜日のカンパネラの延長線とは違うスタイルでの表現方法がコムアイの中で沸々と湧いてきていて、そのやりたいことを模索していたのがYouTubeとの
Guest 0 Collections Redeem Passcode Sign In Sign Up Guest mode has some restrictions. Please sign in or sign up for free to use all the features of OTOTOY. Guest Mode Messages Collections My Page Settings Register Your Card Purchase History Points History Sign Out オトトイ読んだ Vol.5 文 : 木澤佐登志 今回のお題 『レイヴ・カルチャー──エクスタシー文化とアシッド・ハウスの物語』 マシュー・コリン : 著 坂本 麻里子 : 訳 ele-king books : 刊 出版社サイト Amazon.co.jp OTOTOYの書
毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回はアップデーテッドなジャズ+αに切り混む、好評シリーズ“Jazz The New Chapter”の監修を手がける音楽批評家、柳樂光隆による11枚。 OTOTOY REVIEWS 030 『ジャズ(2021年8月)』 文 : 柳樂光隆(Jazz The New Chapter) ここ最近、海外のジャズの新譜は話題作満載でして、パット・メセニー『Side Eye』、挾間美帆『Imaginary Visions』、ジェイムス・フランシーズ『Purest Form』、ベッカ・スティーヴンス&ザ・シークレット・トリオ『Becca Stevens & The Secret Trio』、エマ・ジーン・サックレイ『Yellow』、アマロ・フレイタス『Sankofa』、ブランディー・ヤンガー『Somew
毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回は、『Jazz The New Chapter』監修、各方面で活躍の柳樂光隆が登場です。今回は大容量の14枚をセレクト、ジャズのエッセンシャルな「いま」に迫ります。 OTOTOY REVIEWS 25 『ジャズ(2021年6月)』 文 : 柳樂光隆(Jazz The New Chapter) Jihye Lee Orchestra 『Darling Mind』 何年か前に挾間美帆に注目のNYの若手ジャズ作曲家についてきいたときに、あげてくれた何人かのなかにジヘイ・リーの名前があったのが彼女を知ったきっかけだった。近年のビッグバンド~ラージ・アンサンブルはかなり個性的な曲を書く作曲家が増えてきたが、そのなかでもアナ・ウェーバーと並ぶ現在のシーンの注目株と言っていいかもしれない。どこまで自覚
高橋健太郎x山本浩司 対談連載 『音の良いロック名盤はコレだ!』 : 第1回 今回のお題 : ニール・ヤング 『Harvest』 (1972年リリース) オーディオ評論家、山本浩司と、音楽評論家でサウンド・エンジニア、そしてOTOTOYプロデューサーでもある高橋健太郎の対談連載がここにスタートしました。本連載では、音楽、そしてオーディオ機器にもディープに精通するふたりが、ハイレゾ(一部ロスレス)+デジタル・オーディオ環境を通して、改めて“音の良さ”をキーワードにロックの名盤を掘り下げてみようというコーナーです。 毎回1枚の作品をメイン・テーマに、そのアーティストの他の作品、さらには当時のその作品がレコーディングされたスタジオや制作したエンジニア繋がりの作品などなど、1枚のアルバムから派生するさまざまなな作品を紹介していきます。栄えある第1回の選出はニール・ヤングのソロ4作目となる、1972
数曲のシングル・リリースやtofubeatsのリミックスをリリース、さらには直前には新機軸としてトラックメイカーのSTUTSをフィーチャーしたシングル「Basis」をリリースするなど、ある意味でリリース・ラッシュというか、なにかとここ1年動きのあったミツメ。そんな彼らが『Ghosts』以来、6枚目となるアルバム『VI』をリリースした。OTOTOYでは本作の配信とともにインタヴュー記事をお届けしよう。今回はその全ての作品でレコーディングを手がけてきたレコーディング・エンジニアの田中章義を迎えて、彼らの曲作りやスタジオワークの風景などなど、田中が一緒に作り上げるサウンドの源泉へと迫る、そんな内容となっている。 ミツメ2年ぶり、6枚目の新作『VI』 アルバム・リリース直前にリリースとなったSTUTSをフィーチャーした意欲作。 こちらは収録曲“トニック・ラブ”のtofubeats remix IN
“REVIEWS”は「ココに来ればなにかしらおもしろい新譜に出会える」をモットーに、さまざまな書き手が新譜(基本2〜3ヶ月ターム)を中心に9枚(+α)の作品を厳選し、紹介してもらうコーナーです(ときには旧譜も)。今回はライター、大石始による9枚。昨年末刊行の著書『盆踊りの戦後史 ――「ふるさと」の喪失と創造』などなど、ここ数年は日本の伝統音楽・芸能から現代を照射する、そんなテーマの著作が多いイメージですが、2011年の共著『GLOCAL BEATS』で展開したような全世界から強力なダンス・ビート〜ベース・ミュージックを発見してくる、そんな目利きでもあります。ということで、今回はそちら方面で音源をセレクト、コロナ禍でもぐいぐいと世界各国から、さまざまなスタイルが生まれているダンス・ビートをお届けします!(河) OTOTOY REVIEWS 020 『グローバル・ベース(2021年4月)』 文
昨年の緊急事態宣言下、在宅期間にVIDEOTAPEMUSICが深夜ラジオの電波をエディットして作ったメロウな楽曲「On The Air 2020(April 10)」を、1年の時を経て各種配信サイトにて4月10日0時より配信スタート。 昨年この楽曲をインスタグラムで公開して以降、阿佐ヶ谷のカフェバー・Rojiにゆかりのあるアーティストによるコンピレーションアルバム『crowd』にデモバージョンが収録されたり、様々な配信ライヴでも披露、YouTubeにもライヴ映像を公開していたのだが、誕生から1年を経て完成、リリースされる。 あの頃から変わったようで変わっていない世界だが、確実にあの瞬間を捉えた楽曲は、変わらない素晴らしさだ。 マスタリングは得能直也、ジャケットは大原大次郎が担当。 ■VIDEOTAPEMUSIC "On The Air 2020 (April 10)"LIVE at KAK
INTERVIEW : もふくちゃん、YGQ、Yumiko先生 でんぱ組.incが2021年2月15日、16日に開催した〈ウルトラ☆マキシマム☆ポジティブ☆ストーリー!! 〜バビュッといくよ未来にね☆〜〉は、「えいたそ」こと成瀬瑛美の卒業公演であると同時に、16日は新体制のでんぱ組.incのお披露目でもあった。愛川こずえ・小鳩りあ(元ENGAG.ING)、天沢璃人(RITO/meme tokyo.)、高咲陽菜(虹のファンタジスタを3月1日に卒業)、空野青空(ARCANA PROJECT)という5人の新メンバーを加えて、過去最大の10人体制となったでんぱ組.inc。今回は、プロデューサー陣として名を連ねるもふくちゃん(福嶋麻衣子)、YGQ、Yumiko先生に、新メンバー選抜の経緯とその意図、そして今後のでんぱ組.incがどんな変化を遂げようとしているのかを聞いた。「ディアステージのアベンジャ
毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回はアップデーテッドなジャズ+αに切り混む、好評シリーズ“Jazz The New Chapter”の監修を手がける音楽批評家、柳樂光隆が登場。ここ数ヶ月のジャズの新譜聴くなら、まずはコレ!な、なんとぎっしり12枚でお送りします。 OTOTOY REVIEWS 015 『ジャズ(2021年2月)』 文 : 柳樂光隆(Jazz The New Chapter) Antonio Neves 『A Pegada Agora E Essa』 UKの〈Far Out Recordings〉といえばその昔はクラブ・ジャズの延長上でブラジルのレジェンドの新録や発掘音源などをリリースしていたイメージだったが、近年はそのイメージは残しつつ、今までにはないリリースにチャレンジしている。その筆頭は同レーベルが2
ポスト・サブカル焼け跡派のパースペクティヴ──パンス(TVOD)インタヴュー:『年表・サブカルチャーと社会の50年 1968-2020〈完全版〉』 オトトイ読んだ Vol.4 オトトイ読んだ Vol.4 取材 : 河村祐介 今回のお題 『年表・サブカルチャーと社会の50年 1968-2020〈完全版』 パンス(TVOD) : 著 百万年書房 : 刊 百万年書房販売ページ ※限定300部、売り切れ次第販売終了 OTOTOYがビビッときた本、マンガを紹介する「オトトイ読んだ」。音楽関係の書籍はもちろん、それをとりまく時事ネタなノンフィクションやアート本などなど、音楽関連のもの、さまざまなトピックの書籍を紹介していきます。 今回はちょいと趣向を変えまして、なんと、年表……しかも超巨大なB1ポスター(天地1030ミリ×左右728ミリ)サイズ、さらにそれが4枚分にわたって繰り広げられる年表、その名も
でんぱ組.incが2021年2月15日、16日にチームスマイル豊洲PITにて〈ウルトラ☆マキシマム☆ポジティブ☆ストーリー!! 〜バビュッといくよ未来にね☆〜〉を開催。2日目の2月16日は豊洲PITの観客に加え、CSテレ朝チャンネル1での生中継やネットで生配信され、成瀬瑛美の卒業を多くのファンが見守った。先日、成瀬瑛美と根本凪の対談をインタヴューした宗像明将が卒業公演の模様をレポートする。 == 「置き土産ですね。でんぱの伝統なので。 跡部みぅちゃんを思い出してください。私も曲を置き土産にしようと」 (https://ototoy.jp/feature/202102033/) これは2021年2月3日にOTOTOYで公開された、でんぱ組.incの成瀬瑛美と根本凪の対談記事での、成瀬瑛美の発言だ。卒業をひかえた成瀬瑛美がここで「置き土産」と言っているのは、彼女が作詞した新曲「ポジティブ☆スト
2020年からはじまった「REVIEWS」、好評につき2021年はちょいと枠を拡大してお届けする予定です! これまでOTOTOYの配信作を半分以上という縛りがあったんですが、今回からはそんな枠も撤廃。フィジカル・オンリーを除いて、デジタル配信されているものなら全てという範囲に広げて紹介します。つまるところライターの方にそのときどきの「コレ!」という新譜を9枚(以上)紹介してもらいます。「このコーナーに来ればなにかしらおもしろい音源に出会える」と思ってきてもらうと幸いです。今回は昨年末、著書『盆踊りの戦後史』を上梓したばかりの大石始。今回は彼が最近注目しているという、中国、台湾や韓国などなどの東アジアのインディー・フォークにフォーカスした9枚です。 OTOTOY REVIEWS 011 『東アジアのインディー・フォーク(2021年1月)』 文 : 大石始 程璧「おまもりのうた」 過去には鈴木
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