これは、自殺した24歳の男性教諭が残した遺書です。 ■遺書より 「人のためにと思ってついた職業、あこがれた仕事。子どもに迷惑をかけてしまう。大好きな子どもなのに。こんなことなら生きていても仕方がない。さようなら。」 5年前、春日市の小学校で働いていた男性は、担任をしていたクラスの教室で首をつった状態で見つかり翌日、死亡しました。 男性は、その年の4月に採用されたばかりでした。 遺族は、男性が自殺したのは校長の安全配慮義務違反があったからだとして、春日市と福岡県に対し、あわせておよそ9000万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。 18日、男性の母親が代理人を通じてその思いを語りました。 ■はかた法律事務所・前田 牧 弁護士(母親のコメントを読み上げ) 「子どもの頃から憧れて、目標にして頑張っていました。本人はきっとまだまだやりたいことがあったはず。それができなかったのが悔やまれます。」