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カリフ制の検索結果361 - 400 件 / 473件

  • 過激イスラム国は誰が創り出した 貧者が担ぐ世界秩序への対抗軸

    やまだ・あつし/1971年朝日新聞入社。青森・千葉支局員を経て経済記者。大蔵省、外務省、自動車業界、金融証券業界など担当。ロンドン特派員として東欧の市場経済化、EC市場統合などを取材、93年から編集委員。ハーバード大学ニーマンフェロー。朝日新聞特別編集委員(経済担当)として大蔵行政や金融業界の体質を問う記事を執筆。2000年からバンコク特派員。2012年からフリージャーナリスト。CS放送「朝日ニュースター」で、「パックインジャーナル」のコメンテーターなどを務める。 山田厚史の「世界かわら版」 元朝日新聞編集員で、反骨のジャーナリスト山田厚史が、世界中で起こる政治・経済の森羅万象に鋭く切り込む。その独自の視点で、強者の論理の欺瞞や矛盾、市場原理の裏に潜む冷徹な打算を解き明かします。 バックナンバー一覧 イラクで急速に支配地域を広げるイスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国」が「カリフ制

      過激イスラム国は誰が創り出した 貧者が担ぐ世界秩序への対抗軸
    • 【記者コラム】肉親(パート1)──ISに引き裂かれたヤジディーの家族

      イラクのヤジディー教徒の女性の腕に刻まれたタトゥー。ISがシンジャルの村に進攻してきた日付を意味している。イラク北西部の保護施設で(2019年6月24日撮影)。(c)AFP / Safin Hamed 【8月22日 AFP】黒い髪は白いシュシュで一つにまとめられ、指に塗ったピンクのマニキュアは剥がれかけていた。普通の10代の少女と変わらない、と私は思った。ただ一つ違うのは、語る話の内容だ。それは、のんきな10代が話す内容からはかけ離れていた。 イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に誘拐されたヤジディー教徒のジハンさん(18)は、誰も経験すべきでない、つらい5年間をたった一人で生き延びた。 イラク北部シンジャル(Sinjar)の山岳地帯にある少数派ヤジディー教徒の村に住んでいたジハンさんがISに誘拐され、家族から引き離されたのは13歳の時だ。 15歳の時には、すでにチュニジア人のIS戦闘

        【記者コラム】肉親(パート1)──ISに引き裂かれたヤジディーの家族
      • 「イスラムと近代自由社会は『講和』を。理念が一致しない敵同士だと認めつつ…」という議論について紹介 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

        もとは、ブックマークが500もついたここ。 「差別する自由」はある https://anond.hatelabo.jp/20170916180720 ここで、例にあがったものがイスラームの各種規定についてであった。 イスラム教のモスクに、酒や豚肉を持ちこもうとしたら拒否されるだろうし、女性が露出の多いファッションで入ることも拒否されると思う。 ここではイスラム教の価値観が絶対視されていて、それにもとづく作法が強制されている。異教徒は客人として扱われ、その作法に従わないときは排除されるだろう。これは「差別」である。 私は他者危害にならないかぎり「差別する自由」を擁護する。イスラム教徒がモスクの中で異教徒を差別してよいと思っているし、それは当然だ。 同様に、キリスト教の教会はキリスト教徒のために存在し、仏教の寺院は仏教徒のために存在すればよい。そこに市民社会のルールを持ちこむべきではない。 そ

          「イスラムと近代自由社会は『講和』を。理念が一致しない敵同士だと認めつつ…」という議論について紹介 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
        • 全ては政治、全ては宗教 : 201年9月15日 同志社大学発表

          昨日の同志社での発表の最初の予定稿を以下に貼り付けます。推敲前の草稿なので、誤字脱字、てにをはの間違い、平仄が合わないところなどはご愛嬌と思ってスルーしてください。 2012年9月15日 同志社大学 「全ては政治、全ては宗教」 中田考 「イスラームはよく分からない」とよく言われ、「なぜイスラーム過激派は自爆テロに走るのか」といった自問自答のしたり顔の「解説」が幅をきかせる。 こうした「疑問」が生じイスラームが分からなく思えるのは、イスラームが宗教であって政治ではない、との思い込みがあるからである。 イスラームとは「政治」である。我々が本当にイスラームを知りたいと思うなら、イスラームとはまさに政治に他ならないことを先ず理解しなければならない。しかしイスラームが政治に他ならないことを理解するためには、実は、イスラームが政治であることに我々がなぜ思い至らないのか、何が真実の認識を妨げているのか、

          • 「中東マガジン」終了のお知らせ - 朝日新聞社

            「中東マガジン」は、2015年1月末日をもちまして、サービスを終了しました。 長い間、ご愛読いただき、ありがとうございました。 「中東マガジン」に掲載されていた記事は、朝日新聞社の記事データベースに収録されています(一部筆者の記事を除く)。弊社記事データベースを導入している大学図書館、公共図書館でご利用いただけるほか、個人向けのサービスもございます。詳しくは下記のページをご参照ください。 → 朝日新聞記事検索のご案内 なお、「中東マガジン」元編集人の川上は、フリーのジャーナリストとして中東の動きを追いつつ、中東から見える世界や日本について、twitterやブログに投稿するほか、言論サイト「WEBRONZA」に寄稿しておりますので、下記リンクからご覧ください。 → twitter:@kawakami_yasu → ブログ:中東ウオッチ → WEBRONZA

              「中東マガジン」終了のお知らせ - 朝日新聞社
            • 米、IS新指導者を国際テロリストに指定

              イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の新最高指導者アミル・モハメド・アブドル・ラーマン・マウリ・サルビ容疑者。米国務省提供(2020年1月21日入手)。(c)AFP PHOTO /HO/ US State Departments Counter-Terrorism Rewards Program 【3月18日 AFP】米政府は17日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の新たな最高指導者、アミル・モハメド・アブドル・ラーマン・マウリ・サルビ(Amir Mohammed Abdul Rahman al-Mawli al-Salbi)容疑者を国際テロリストに指定したと発表した。 マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官によると、昨年10月に前最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者が米軍特殊部隊の急襲作戦によって死亡した後、マウリ容疑

                米、IS新指導者を国際テロリストに指定
              • ロシアのウクライナ侵攻で露呈。「地域研究」の由々しき問題性とは【中田考】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

                ロシアのウクライナ侵攻で露呈。「地域研究」の由々しき問題性とは【中田考】 ロシアのウクライナ侵攻 その認識における「地域研究」の問題性【中田考:集中連載第1回】 「“安倍総理暗殺と統一教会”で露わになった“日本人の宗教理解の特性”」について、イスラーム法学者中田考氏がBEST TIMESに寄稿した論考【前編】【後編】が話題だ。一方で、ロシアのウクライナ侵攻は「知(学問)の現場」における由々しき問題を露呈させている、と語る。それはいったいどういうことなのか? 宗教地政学の視点からロシアのウクライナ侵攻について書き下ろした書『中田考の宗教地政学から読み解く世界情勢』の発売(10/7)が待たれるなか、今回最新論考全4回を集中連載で配信する。その第1回を公開。 【序.地域研究の問題点】 ロシアのウクライナ侵攻以降、ウクライナとロシアの歴史認識をめぐる議論がマスメディアやSNSなどを通じて研究者だけ

                • ISIS戦闘員、最高指導者の「死闘」命令を無視 米軍司令官 (CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース

                  ワシントン(CNN) 中東地域を管轄する米中央軍のジョセフ・ボーテル司令官は1日までに、シリア北部での最近の戦闘で過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の戦闘員が「死ぬまで戦え」との最高指導者の命令に背き、撤収する動きがあったことを明らかにした。 米国防総省で記者団に述べた。この命令無視が起きたのはシリアの少数民族クルド人部隊らがISISから奪取したマンビジュでの戦闘。最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者の命令を聞かず、戦闘員は北部へ退却したという。 その上で、ISIS指導部の指揮権限がどの程度戦闘員に及んでいるかについて疑問を呈した。ただ、ISISは中央指導部からの「指導」に頼る「強いネットワーク」を依然有しているとの見方も示した。 ボーテル司令官はまた、ISISが握る支配地の今後の動向について「同組織は守るべき地域の選別について厳しい判断を迫られる可能性がある」と指摘

                  • 12世紀の礼拝室、ISが国家樹立宣言したモスク下から発見 イラク

                    イラク北部モスル旧市街のヌーリ・モスク周辺の発掘作業現場(2022年1月18日撮影)。(c)Zaid AL-OBEIDI / AFP 【1月19日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が2014年に「カリフ制国家」の樹立を宣言したイラク北部モスル(Mosul)のヌーリ・モスク(Al-Nuri Mosque)の地下から、12世紀の礼拝室の基礎部分が見つかった。管理当局が18日発表した。 ヌーリ・モスクは2017年、イラク軍によるモスル奪還作戦の最中、同地を象徴する傾いたミナレット(塔)とともに、ISによって爆破された。以後、モスクの再建が進められてきた。 モスルのあるニナワ(Nineveh)県の遺跡管理当局の担当者は、礼拝室はモスクの下を掘削中に見つかったと説明した。 「(今回見つかった)古い礼拝堂の基礎部分は、1940年代に建てられた礼拝堂のものよりも面積が大きい」という。 礼

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                    • フランス、トゥールーズの銃撃男の立てこもりの件

                      いや、もうとにかく銃撃事件のショックより、立てこもりの結末のショックより、フランスの警察(や行政?)から発される情報の質の悪さ・デタラメさに唖然とするという、まさに目くらましをかけられたような状態なのだが、このブログではないところで書いたりしているのをまとめて、あとから見やすいようにエントリを立てておくことにする。 BBC Newsのトップページ。記事見出しクリックで記事に飛びます。メインの記事はこれ。 (BBCも、立てこもりが始まってからの30時間あまりフランスの情報にさんざん翻弄されたわけだが、それ以上に「踊らされて」いたらしいThe Sunなど英メディアの狂騒っぷりを思うに、フランスの情報戦の敵は英国かと……。『ジャッカルの日』にそういう無能な役人が出てきていたではないかと、あえてファクトとフィクションをごっちゃまぜにして考えてみたくなったりもする。しかもえらいアナクロ。モルダー、あ

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                      • シリアのおさらい | TAKESHI SAKURAGI

                        シリア情勢は複雑だと一般には言われています。確かにその通りなのですが、民衆蜂起から現在に至るまで、時系列で物事を眺めていくと、それほど道に迷うことなく、すんなりと理解できます。ただ、2011年3月から現在までのシリアでのニュースを拾い集めるとなると、膨大な労力と時間が費やされます。仮に今、2016年9月、「シリアを勉強しよう!」と思った方がいるとしたら、それは大変な作業になります。2012年3月からシリア情勢を眺め続けている僕でも、何とか追いつけている状態です。息切れしてます。こんな記事を見かけたので、補足を交えて紹介したいと思います。 http://www.nytimes.com/2016/09/19/world/middleeast/syria-civil-war-bashar-al-assad-refugees-islamic-state.html 1 シリアで行われている戦争とは何

                        • イスラム国北大生参加未遂事件、北海道大学生を勧誘した中田考元教授・同行予定だった常岡浩介ジャーナリストと登場人物が皆すごいと2chで話題に…【求人・募集画像あり】 : NEWSまとめもりー|2chまとめブログ

                          イスラム国北大生参加未遂事件、北海道大学生を勧誘した中田考元教授・同行予定だった常岡浩介ジャーナリストと登場人物が皆すごいと2chで話題に…【求人・募集画像あり】 話題記事(外部) 【衝撃動画あり】女子高生さん、すき家の店員にご褒美をあげてしまうwwwwwwwwwww 【訃報】渋谷のピンク系サロンが摘発 → 店内がやばすぎwwwwwwwwwwww 消えた一発屋芸人70選と現在!衝撃順にランキング【最新決定版】 【超衝撃画像】腐乱死体で発見されたニコ生主 → 最後の生配信がヤバすぎた・・・ 【流出】早朝に佐藤健のマンションから出てくる吉岡里帆の顔がこちらですwwwwwww(画像あり) 【悲報】飯塚幸三(93)の現在、想像より悲惨だった!!!wwwwwwwwwwwwwww 【驚愕画像】ヤクザの組長の孫♀(17)をご覧ください・・・・・ 【悲報】一般市民になった小室眞子さま、人生最大の屈辱を味わ

                            イスラム国北大生参加未遂事件、北海道大学生を勧誘した中田考元教授・同行予定だった常岡浩介ジャーナリストと登場人物が皆すごいと2chで話題に…【求人・募集画像あり】 : NEWSまとめもりー|2chまとめブログ
                          • IS(イスラム国)はアメリカがつくった - 本と奇妙な煙

                            アメリカがイスラム国をつくった 空爆は滑稽の極み 恐怖政治に仕える司法 解説:高橋和夫 解説の高橋和夫は、ISから離脱し、対立関係にあるアルカーイダ系の組織に現在属しているという元幹部級メンバーの証言なので、中立性に欠けるが、それでも、興味深い内容としている。 「イスラム国」謎の組織構造に迫る 作者: サミュエル・ローラン,岩澤雅利 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/05/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る アメリカがイスラム国をつくった アブー・マリアはこう語っている。 「あの地域でアメリカ政府が行なったことが、現在の戦争の遠因なのだ。アメリカには、逆キャンペーンを張ってわれわれの思想の拡大を抑え、アルカーイダを壊滅させる狙いがあった。それを達成するために、われわれよりもっと残忍で荒々しく攻撃的な人物と組織を見いだす必要があった。ただし観念的に

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                            • イスラーム学者の中田考氏は「領域国民国家のまやかし」と、健康保険を拒否している - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                              集英社新書「イスラーム 生と死と聖戦」を読んでいたら。 …(略)イスラームだけが世界中、どこでも人間による支配を受けずに生きていけるという、そういうシステムです。 本当にそんなことができるのか?実際、正統カリフ時代のダール・アル=イスラームはかなりそれに近いものでした。そして、現に私もかなりそれに近い生き方をしています。 何年か前、出版社の人たちと企画の打ち合わせをしていたときに、痛風発作が起こってしまいました。痛風というのは足が腫れる病気で、とても痛いんです。実は、痛風の発作による痛みは時間とともに薄れるので、私自身はそのままにしておいてと頼んだのですが、心配した編集の人たちが私を病院に担ぎこんでくれました。病院に行くと、保険証の提示を求められました。私は保険証を持っていないというと、怪訝な顔で尋ねられました。「保険証、失くしたんですか?」「大学をやめたときに、保険は脱退しましたから」

                                イスラーム学者の中田考氏は「領域国民国家のまやかし」と、健康保険を拒否している - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                              • 15歳でISに加わった英女性、帰国希望も「後悔ない」 処遇が課題

                                英ロンドンのガトウィック空港の監視カメラに映ったシャミーマ・ベガムさん。ロンドン警視庁提供(2015年2月17日撮影、同23日取得)。(c)AFP PHOTO / METROPOLITAN POLICE 【2月15日 AFP】2015年に15歳でシリアに渡り、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に加わった英国の女性が14日、英紙タイムズ(Times)とのインタビューで、帰国を希望していると述べた。女性は渡航を後悔していないと語っており、帰国したIS支持者をどう処遇すべきかという西側諸国共通の課題が浮き彫りになった。 この女性はシャミーマ・ベガム(Shamima Begum)さん(19)。2015年に学校の友人2人と共にロンドンを離れ、シリアに渡った。ISが樹立を宣言した「カリフ制国家」が崩壊に向かう中、現在はシリア東部の避難民キャンプに身を寄せており、このキャンプでインタビューに応じた

                                  15歳でISに加わった英女性、帰国希望も「後悔ない」 処遇が課題
                                • イラク北部のモスルで自動車爆弾攻撃、15人死傷 ISからの奪還後初 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

                                  イラク北部の都市モスルで、損壊した建物を解体する重機(2018年11月7日撮影、資料写真)。(c)Zaid AL-OBEIDI / AFP 【11月9日 AFP】イラク北部にある同国第2の都市モスル(Mosul)で8日、昨年のイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からの奪還後初となる自動車爆弾攻撃が発生し、3人が死亡、12人が負傷した。医療筋と治安筋が明らかにした。 自動車爆弾はモスル西部の飲食店で夕食時に爆発。死傷者が民間人か戦闘員かは分かっていないが、目撃者によると標的となった飲食店は治安当局者がよく利用することで知られていた。現時点で犯行声明は出ていない。 モスルは2014年にISによって制圧され、「カリフ制国家」の首都となっていたが、2017年7月に政府軍によって奪還された。ISは今も、イラク全土でゲリラ戦を展開している。(c)AFP

                                    イラク北部のモスルで自動車爆弾攻撃、15人死傷 ISからの奪還後初 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
                                  • 中田考ホームページ

                                    NEWS! 2008年4月20日更新 ・イスラームの項目に「イスラーム公法の特質」が追加されました。 ・ハビーバ中田香織の部屋にアラブ文化講座「イスラームと女性」が追加されました。 新刊のご案内 ・『カリフ制こそ解答』、『正典としてのクルアーン』、 『イスラーム私法・公法概説(財産法編)』が出版されました!

                                      中田考ホームページ
                                    • フィリピン南部マラウィ、軍と過激派が激戦 死者300人以上に (AFP=時事) - Yahoo!ニュース

                                      【AFP=時事】フィリピン軍は17日、同国南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウィ(Marawi)の一部を占拠しているイスラム過激派武装勢力に空爆と砲撃で攻撃した。1か月近くに及ぶ戦闘でこれまでに軍と過激派、民間人を合わせて300人以上が死亡している。 【関連写真】マラウィで銃弾受けたジャーナリストの首  現地のAFP記者によると、塹壕(ざんごう)から攻撃してくる戦闘員の排除に手間取る地上部隊支援のため空軍がMG520攻撃ヘリとFA50戦闘機で空爆し、武装勢力が占拠する地域では火災で黒煙が上った。戦闘の激しさを物語る自動小銃の発砲音も遠くから聞こえた。 一方、約1週間ぶりに公の場に姿を見せたフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領(72)はイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の外国人戦闘員の存在がマラウィでの戦闘を困難なものにしていると語った。

                                        フィリピン南部マラウィ、軍と過激派が激戦 死者300人以上に (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
                                      • イラクで最後の抵抗を続けるISの「マッドマックス」のような戦術

                                        イラク、テルアルラヤン――自動車爆弾による自爆攻撃、迫撃砲、上空を旋回する武装ドローン。過激派組織IS(イスラム国)は、モスル西部の街路を、ディストピアじみた戦場に変えてしまった。 つい最近のある寒い朝、イラク軍のエリート兵士たちは、前述の武器のすべてを同時に使ったIS戦闘員の激しい反撃を必死にかわしていた。過酷な1日のはじまりだ。イラク軍は、同国におけるISの主要拠点モスルの奪還作戦を進めている。その日の戦闘では、刻々と変化する敵のおそるべき戦術の全貌があらわになった。 イラク兵の上にドローンが爆弾の雨を降らせるなか、ISは立て続けに4回の自動車による自爆攻撃を仕掛けてきた。狙撃兵の撃った銃弾が、砂埃を巻き上げる。迫撃砲弾により兵士2名が負傷し、負傷者があわただしく運び去られていった。 そうした次々に変わる戦術は、多数の前線で進軍するイラク軍の大きな重荷になっている。そしてそれは、互いに

                                          イラクで最後の抵抗を続けるISの「マッドマックス」のような戦術
                                        • IS、モスルでひげそり禁止令 「違反者は収監」 イラク

                                          イラク・モスル近郊で、イスラム過激派組織「イスラム国」の旗を振るIS戦闘員とされる人物。ウェラヤット・ニナワ・メディア公開の映像より(2014年8月9日撮影)。(c)AFP/Welayat Nineveh Media Office 【6月1日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が、支配下に置くイラク北部モスル(Mosul)で、今月1日から男性のあごひげを義務化し、違反者は投獄すると宣言した。 ISはモスルでここ数週間にわたり、6月1日からあごひげを強制することを予告するビラを配布していた。ビラは「現代の理容師が行っていること、男性のひげをそることや切ることは、罪の共犯だ」と記している他、イスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)の言行録「ハディース」を引用し、ムハンマドはひげそりを禁じていたと主張。さらに、「イスラム警察の兄弟

                                            IS、モスルでひげそり禁止令 「違反者は収監」 イラク
                                          • 中田考先生の履歴と業績

                                            リンクされている論文の中には文字化けした箇所を含むものもあります。後に打ち直します。ご了承ください。 (翻訳)『イスラームの信仰』はひとつの論文を細かく分けて載せています。 48の業績はPdfで掲載しています。論文タイトルのリンクからご覧ください。 0.卒論・修論 1.中田考『イブン・タイミーヤの政治哲学』 東京大学文学部イスラム学科卒業論文、1984年 2.中田考『イブン・タイミーヤの実践哲学』 東京大学人文科学研究科宗教学宗教史学専攻修士論文、1986年 ①目次~序 ②第1章 研究史 ③第2章 基礎概念 ④第3章 言語論、釈義論 ⑤第4章 神義論 ⑥第5章 行為論 ⑦第6章 結論~付録(文献史年表) Ⅰ.著書 1.al=NaÃarµyah al=Siyasµyah  ‛inda Ibn Taimµyah (アラビア語:邦題『イブン・タイミーヤの政治理論』), 

                                            • 書肆心水(書籍出版)基幹ページ

                                              図書目録 PDFライブラリー 今月の新刊 注文方法 取次販売 連絡先等 SNS 𝕏 (twitter) facebook 契沖研究 最近の刊行書 書名行のリンクで詳細ページへ 自然法の再生 ※リンク先ページに詳細 ジョゼフ・シャルモン[著] ※在庫あり 近代から現代へ――自然法がもつ意味を問う ※PDFで本のなかを見る 大澤章[訳] 政治の手段、利益の技術にすぎない法のあり方への抗議。――人権・憲法・国際法を自然法が基礎づけた時代から数世紀。対立する各宗教は存続し、世界国家の成立もない現代において、宗教者にも非宗教者にも共通するべき正義の基礎、理想への信念ないし信仰としてある自然法。自然法という名の法律的理想主義の意味の変遷を説き、自然法を否定する諸学派においてもそれを避けえない事情を明るみに出す。 2024年2月刊 定価6490円(本体5900円+税10%) 近代日本判例批評集――新編

                                              • 中田考『イスラーム 生と死と聖戦』(集英社新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                                                3月2 中田考『イスラーム 生と死と聖戦』(集英社新書) 7点 カテゴリ:歴史・宗教7点 中東情勢を語る人やイスラームを研究する学者には事欠かない日本ですが、意外といないのがムスリム(イスラーム教徒)の立場から発言をする人。 この本の著者の中田考は、東京大学文学部イスラム学科の一期生にしてムスリムであり、さらにあの「イスラーム国」ともパイプを持っているという人で(幹部と直接の知り合いとかそういうものではないようですが)、2014年10月に大学を休学中の学生が「イスラーム国」に加わろうとした際にそれを手引しようとしたとされる人物です。 「イスラーム入門」的な本なので、ムスリムでもない人にも違和感なく読めるように書かれていますが、注意深く読むと日本や欧米社会の常識からずれている面もあり、その主張に賛成しがたい部分も数多くあります。ただ、ムスリムの考えを知る上においては間違いなく貴重な本と言えそ

                                                  中田考『イスラーム 生と死と聖戦』(集英社新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期
                                                • 世界に広がるISISの脅威

                                                  過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が2014年6月にカリフ制国家の樹立を宣言して以来、ISISが実行したり、ISISに触発されたりしたテロ事件がイラクとシリアでのものを除き約75件、世界20カ国で発生している。イラクやシリアで多くの犠牲者が出ているが、この2カ国以外でも少なくとも1280人が死亡し、1770人以上が負傷している。こうした事件で国際的なテロリストが果たした役割を正確に見極めることは難しい。例えば、15年7月に米テネシー州チャタヌーガで米海兵隊員ら5人が殺害された事件では、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官によれば、実行犯は「外国のテロ組織のプロパガンダによって動機を与えられた」としているが、どのテロ組織によるものか言明するのは難しいという。 とはいうものの、ISISの脅威が、イラクやシリアといった活動の中心地から世界中へと急速に拡大していることは明らかだ。こ

                                                    世界に広がるISISの脅威
                                                  • IS、シリア最後のイラク国境検問所を掌握 「カリフ国」支配拡大

                                                    イスラム過激派「イスラム国」によるシリア・パルミラ制圧後に、パルミラ市内を歩く人々の姿とされる映像。イスラム過激派のメディア「Welayat Homs」が公開した動画より(2015年5月21日提供)。(c)AFP/HO/WELAYAT HOMS 【5月22日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は21日、シリア政府の統治下にあった最後の対イラク国境検問所を制圧した。ISは今週、シリア中部の古代都市パルミラ(Palmyra)やイラク・アンバル(Anbar)州の州都ラマディ(Ramadi)を相次いで掌握。シリア国土のおよそ半分を支配下に置き、両国をまたいで一方的に樹立を宣言した「カリフ制国家」をさらに強固なものとした。 ISは、シリア・ダマスカス(Damascus)とイラク・バグダッド(Baghdad)の両首都を結ぶ高速道路が通るアルタナフ(Al-Tan

                                                      IS、シリア最後のイラク国境検問所を掌握 「カリフ国」支配拡大
                                                    • 【イスラム国】イスラム国側と頻繁連絡 元教授、北大生渡航を積極支援(1/2ページ)

                                                      イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の戦闘員に加わろうと北海道大学の男子学生(26)=休学中=らがシリア渡航を企てた事件で、支援者とされる元大学教授、中田考(こう)氏(54)がイスラム国側と頻繁に連絡を取り合っていたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。刑法の私戦予備・陰謀容疑での強制捜査から間もなく1カ月。警視庁公安部は事件の全容解明を急いでいる。 捜査関係者によると、渡航計画をめぐり、中田氏はインターネットなどを介してイスラム国幹部と繰り返し接触。北大生の渡航ルートなどについて積極的に調整を進めていたという。 中田氏は北大生を「戦闘員」として紹介。渡航前後の段取りのほか、武器入手などについても助言していたとされ、計画の中心的役割を果たした疑いがある。 公安部は複数の人物が計画に関与したとみており、渡航が実行されるまでの経緯を慎重に捜査。中田氏とイスラム国の関係や、具体的なやり取

                                                        【イスラム国】イスラム国側と頻繁連絡 元教授、北大生渡航を積極支援(1/2ページ)
                                                      • 中世の城塞、ISのとりでから観光地へと復活 シリア

                                                        シリア・ラッカ県のアサド湖に浮かぶ城塞カラート・ジャーバル(2022年6月3日撮影)。(c)Delil SOULEIMAN / AFP 【7月16日 AFP】シリアでイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が攻撃に使用した、湖に浮かぶ中世の城塞(じょうさい)が、市民の観光スポットとしての地位を徐々に回復しつつある。 北部ラッカ(Raqa)県にある人造貯水池アサド(Lake Assad)湖には、イスラム王朝時代の史跡カラート・ジャーバル(Qalaat Jaabar)がそびえる。ここ数年の治安の改善に伴い、全国から訪れる観光客が増えている。 この城塞はセルジューク(Seljuk)およびマムルーク(Mamluk)朝時代にさかのぼるもので、シリアで極めて重要な砦(とりで)跡の一つとされている。 1974年、ユーフラテス川(Euphrates River)に建設されたタブカ(Tabqa)ダムの完成で

                                                          中世の城塞、ISのとりでから観光地へと復活 シリア
                                                        • 大統領選の敗北で現実味を帯びるトランプ焦土作戦 醜悪な大統領選が浮き彫りにした米民主主義が抱える4つの欠陥 | JBpress (ジェイビープレス)

                                                          10月15日、トランプ大統領、バイデン候補の双方がタウンホール形式の会合を実施した(写真:ロイター/アフロ) 選挙日まで2週間を切るなど最終盤にかかっている米大統領選。だが、罵詈雑言を繰り出すだけの討論会や大統領自身のコロナ感染など、2016年にも増してカオス感が漂っている。民主主義のフロントランナーとして世界の羨望を集めた米国の姿とは思えない状況だ。その背景には、米国の民主主義が抱える構造的、制度的欠陥があると元外交官で、神戸情報大学院大学教授の山中俊之氏は語る。 討論会での罵倒、選挙結果について係争化した場合に有利に運ぶための連邦最高裁判事の指名、感染症を軽視した大統領の感染と政権幹部の感染拡大・・・。 多くの人が、米国の大統領選挙の体たらくを驚きと嘆きをもって見ているのではないか。あるいは、スリリングな映画でも見ている気持ちで好奇の目で眺めているのではないか。かつては民主主義(デモク

                                                            大統領選の敗北で現実味を帯びるトランプ焦土作戦 醜悪な大統領選が浮き彫りにした米民主主義が抱える4つの欠陥 | JBpress (ジェイビープレス)
                                                          • ナショナリズムからアナーキズムへ - 『カリフ制再興 』

                                                            「イスラーム国」と自称するテロリストを理解することは困難だが、本書は彼らが何を考えているのかを(彼らの立場から)書いている。前半はイスラームの難解な教義だが、後半は私が『資本主義の正体』で論じたのと同じグローバル化の問題を論じている。本書はこう結ばれる: これからの世界は、カリフ制再興という未完のプロジェクトと共に、1648年のウェストファリア条約によってキリスト教西欧に成立し世界を覆い尽くした領域国民国家システムの緩やかな解体局面に入っていく。 この後半の現状認識は、私もおおむね賛成だ。いま中東で起こっているイスラームの拡大は一過性の混乱ではなく、近代の主権国家という矛盾したシステムが自壊する過程である。近代世界の貧困と不平等を生んだのはグローバル化ではなく、資本と物を自由に移動して人の移動を禁じる不十分なグローバル化なのだ。 「ナショナリズムとは、18世紀に生まれた部族主義の新たな形態

                                                              ナショナリズムからアナーキズムへ - 『カリフ制再興 』
                                                            • クルド部隊、シリア収容所6日ぶり奪還 ISが大規模襲撃

                                                              シリア北東部ハサカのグワラン収容所周辺に出動したシリア民主軍の戦闘員(2022年1月26日撮影)。(c)AFP 【1月27日 AFP】シリア北東部ハサカ(Hasakeh)で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の襲撃を受けたグワラン(Ghwayran)収容所が26日、クルド人勢力によって6日ぶりに奪還された。同収容所ではIS戦闘員が立てこもりを続けていた。 収容所にはIS構成員とされる3500人以上が収容されていたとみられている。ISによる被収容者解放の試みと、その後起きた戦闘により、双方合わせて180人以上が死亡。ISの「カリフ制国家」が3年前に崩壊して以来、ISが実行した作戦としては最大規模となった。 ISは20日、爆弾を搭載した自動車による自爆攻撃で収容所への攻撃を開始。クルド当局は、脱走者はいなかったとしているが、在英NGOのシリア人権監視団(Syrian Observator

                                                                クルド部隊、シリア収容所6日ぶり奪還 ISが大規模襲撃
                                                              • 【衝撃事件の核心】「日本にいても自殺するだけだから」オウム再来の如きイスラム国「戦闘員志願」事件…高学歴「厭世観」が背景に(1/3ページ)

                                                                イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の戦闘員に加わろうと、北海道大学の男子学生(26)=休学中=がシリア渡航を企てた事件は、就職活動の失敗などで深めた厭世(えんせい)観が背景にあるとの見方が強まっている。北大生の周囲には複数の支援者が集まり、日本人戦闘員が誕生する可能性は十分にあった。捜査関係者からは、同じような厭世観から多くの高学歴者が入信して前代未聞の無差別テロを引き起こしたオウム真理教事件の再来を危惧する声も出ている。 「どうせ1、2年後に自殺するから…」「シリアに渡ってイスラム国に加わり、戦闘員として働こうと思った」 今月6日、刑法の私戦予備・陰謀の疑いで関係先を家宅捜索された北大生は、警視庁公安部の任意の事情聴取に意図を明かした。 北大生はその理由について、「就職活動がうまくいかなかったから」と説明。知人らには「どうせ1、2年後に自殺するから、シリアで死んでも変わらない」「イ

                                                                  【衝撃事件の核心】「日本にいても自殺するだけだから」オウム再来の如きイスラム国「戦闘員志願」事件…高学歴「厭世観」が背景に(1/3ページ)
                                                                • 池内恵×常岡浩介「イスラーム国とはなにか?――カリフ制再興運動、イスラーム法、そしてアサド政権19万人の虐殺」 @shamilsh | Peatix

                                                                  池内恵×常岡浩介「イスラーム国とはなにか?――カリフ制再興運動、イスラーム法、そしてアサド政権19万人の虐殺」 @shamilsh 当日券は3100円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2600円(1ドリンク付き)になります。友の会会員限定席を複数予約される場合は、お連れの方が会員でなくても結構です。お席はチケットの申し込み順ではなく、当日会場にご来場頂いた順にご案内致します。開場は開演1時間前の18時となります。【イベント概要】 「イスラム国」が世界の中心になってしまいました。 本来、中東で起きている、この一連の問題においてイスラム国は中心ではないし、中心にすべきではないので、今の事態は正常だとも、よいことだとも思いません。本来、何を問題とし、何にどう向き合うべきなのか?そういったことをお話できるのはどなただろうと考えていました。 ぼくは現場記者です。現場

                                                                    池内恵×常岡浩介「イスラーム国とはなにか?――カリフ制再興運動、イスラーム法、そしてアサド政権19万人の虐殺」 @shamilsh | Peatix
                                                                  • 外国人「ISISがロシア侵略宣言。是非冬に侵攻してほしい」海外の反応 : 暇は無味無臭の劇薬

                                                                    Comment by oh_shuthefuckup ロシアに侵攻したがってるISIS共に告ぐ 「お前らは歴史の勉強をする必要がある」 Comment by dorkmax ロシアへ侵攻しようとするISISへアドバイス 「攻めるなら冬が良いよ」 Comment by chlhardy ISISがロシアへ侵攻したがってるという話を聞いて 「ISISがロシアへ侵攻した瞬間に冬が到来したら最高」 Comment by sephrinx ISISがロシアへ侵攻したがってるという話を聞いた俺の反応がこれ <関連記事> 「イスラム国」野戦司令官タルハン・バチラシヴィリ氏、通り名オマル・アル=シシャニ氏が、ロシア侵略を宣言した。その父親の言葉をブルームバーグが伝えた。 父バチラシヴィリが記者らに語ったところでは、息子が先日電話してきて言うことには「心配するな、父。私は家に帰りロシア人に目にもの見せてやる

                                                                      外国人「ISISがロシア侵略宣言。是非冬に侵攻してほしい」海外の反応 : 暇は無味無臭の劇薬
                                                                    • 対IS戦で破壊のヌーリ・モスク再建へ、UAEとイラクが共同で

                                                                      破壊されたヌーリ・モスク。イラク・モスル旧市街で(2018年4月23日撮影)。(c)AFP PHOTO / Zaid al-Obeidi 【4月24日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)とイラクは23日、昨年に実施されたイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からのイラク北部モスル(Mosul)奪還作戦の最中に破壊された、同市を象徴する傾いたミナレット(塔)と、隣接するヌーリ・モスク(Al-Nuri Mosque)の再建に向けて協力することで合意した。 UAEのヌーラ・カービ(Noura al-Kaabi)文化・知識開発相は、イラク・バグダッドにあるイラク国立博物館(Iraqi National Museum)で行われた式典で、UAEが再建に5040万ドル(約55億円)を投じると述べ、「5年のプロジェクトは単なるモスクとミナレット、インフラの再建だけでなく、イラクの若者に希望を与える意味も

                                                                        対IS戦で破壊のヌーリ・モスク再建へ、UAEとイラクが共同で
                                                                      • ISIL、国家樹立を宣言 「カリフ」を自称、イスラム反発へ+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

                                                                        【カイロ=大内清】イラクで攻勢を続けるイスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」は6月29日、ネット上に声明を出し、指導者のアブバクル・バグダディ容疑者を、イスラム共同体の指導者「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)」として奉じるイスラム国家の樹立を宣言した。シリア北部アレッポ周辺からイラク中部ディヤラ県までの一帯を現時点の「領土」と位置づけており、地域情勢の混迷に拍車がかかるのは必至だ。 声明は、「カリフに忠誠を誓うのはイスラム教徒の義務だ」として、全イスラム教徒にイスラム国家拡大のためのジハード(聖戦)への参加を要求。また、組織名から「イラク・レバント」を外して「イスラム国」と名乗ると発表した。イラク、シリア地方のみならず、最終的にすべてのイスラム世界の支配を目指す野心のあらわれといえる。 スンニ派世界でカリフの称号は、オスマン帝国解体後の1924年にカリ

                                                                          ISIL、国家樹立を宣言 「カリフ」を自称、イスラム反発へ+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
                                                                        • タリバンの復権はなぜ「アメリカの世紀の終焉」なのか?【中田考】凱風館講演(後編) |BEST TiMES(ベストタイムズ)

                                                                          タリバンの復権はなぜ「アメリカの世紀の終焉」なのか?【中田考】凱風館講演(後編) 「凱風館」での中田考新刊記念&アフガン人道支援チャリティ講演(後編) タリバンによるカブール陥落後、アフガニスタンでは今、第二次タリバン政権が発足し始動している。国際社会はタリバン政権をテロリスト指定し、経済制裁をかけ続けている。一方、ロシアや中国はタリバン政権の支援に乗り出しいる状況だ。そもそも「タリバンとは何か」。そして「今後アフガニスタンや国際情勢はどうなっていくのか」。『タリバン 復権の真実』(KKベストセラーズ)を上梓したイスラーム法学者の中田考氏が、思想家であり武道家でもある内田樹氏の武道場「凱風館」にて開催した講演内容を記事化して公開。世界の構造を知るうえでも、非常に有意義で分かりやすい解説だ。今回は中田考氏の凱風館講演(後編)である。 米軍がアフガン撤退完了後の2021年9月1日、会見中に落胆

                                                                          • 「少女誘拐」ボコ・ハラムは既に1万人を殺害

                                                                            4月にナイジェリアの学校から270人以上の女子生徒を連れ去ったイスラム武装勢力ボコ・ハラムは、これまでに少なくとも1万1000人を殺戮した──米ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院のOBグループが明らかにした。 ボコ・ハラムは西欧の教育を否定し、ナイジェリア北東部に預言者ムハンマドの後継者(カリフ)を頂くカリフ制イスラム国家を建設することを目指している。 同グループがまとめたデータによると、ナイジェリアでは98年以来、民族や宗教、政治などに起因する紛争が2300件を超え、少なくとも2万9600人が死亡した。うちボコ・ハラムの犠牲者は、その暴力がエスカレートした09年以降だけで全体の40%に当たる。昨年7月〜今年6月の1年間では、少なくとも7000人が殺害されたという。昨年のアフガニスタン内戦の犠牲者の2倍以上だ。 調査を行ったグループのメンバーは「ナイジェリアが直面する過去数十年

                                                                            • イスラム国(IS)・イラク・シリア・クルド情勢

                                                                              ◆IS機関紙ナバア(2020年1~4月)215~232号 イスラム国(IS)機関紙 アン・ナバアのヘッドライン ◆ISの週刊発行プロパガンダ紙であり、いずれもIS大本営発表(IS動向の検証資料として掲載しています。残酷画像は一部ぼかし処理しています) ※印はメディア報道情報などをもとにした注釈 Research + Analysis 一覧【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】【14】 IS機関紙ナバア(215号)◆イラク、シリア、イエメン、ソマリア、ナイジェリア、ブルキナファソほか各地でバグダディとアブル・ハサン殺害への「敵討ち報復戦」139攻撃◆シリア・デリゾールで自爆突撃、暗殺、IED攻撃などでPKK(SDF・YPGを指す)要員24名ほか政府軍殺傷、オマル油田の米軍基地にカチューシャ砲撃◆ホムス、バディアでシリア政府軍兵舎焼き討ち◆ディジ

                                                                                イスラム国(IS)・イラク・シリア・クルド情勢
                                                                              • アブー・ムスアブ・アッ=ザルカーウィー - Wikipedia

                                                                                アブー・ムスアブ・アッ=ザルカーウィー(アラビア語: أبو مصعب الزرقاوي‎; ’abū muṣ‘ab az-zarqāwī、1966年10月30日 - 2006年6月7日)は、ヨルダン生まれのイスラーム主義活動家、テロリスト。 人物[編集] ザルカーウィーという名前は地名から由来し、本名ではない。なお、日本の報道ではアルファベット表記の読みをし、アブ・ムサブ・ザルカウィとされることがほとんどである。 ウサーマ・ビン・ラーディン率いるアル=カーイダの有力な「細胞」の一つとされる組織の領袖。テロリストとして国際指名手配を受け、アメリカ合衆国は彼の掃討に多額の懸賞金をかけていた。しかしながら、ザルカーウィーらのグループとアル=カーイダとの関係については明確ではない部分もある。ザルカーウィーがアル=カーイダ系国際テロ組織のナンバー3ということもあるが、ザルカーウィー派は本来、国際活

                                                                                  アブー・ムスアブ・アッ=ザルカーウィー - Wikipedia
                                                                                • オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)

                                                                                  何やらお久しぶりです。見てみると1年半ぶりの更新です。 こんな久々に更新して誰か読むのかどうか分かりませんが、まあどっちでもいいでしょう。 博士論文の執筆とかいろいろあって忙しいのは事実です。 最近はこんな本を読みました。 上野千鶴子氏はなんだかんだで面白い、納得できるフェミニズムの論者であると思います。 が、今回はその暇もないので書評はやりません。 とある一節を取り上げさせていただきます。 男にとって女の最大の役割は、自尊心のお守り役である。どんな女にもモテる秘訣がある。それは男のプライドをけっして傷つけず、何度もくりかえし聞かされる自慢話にも飽きずに耳を傾け、斜め四五度から見上げるようにして、「すごいわね、あなた」と子守歌のように囁きつづけることだ。疑うなら、やってみるといい。第三者にはとうてい「すごい」と思えない男なら、こう付け加えればよい、「あなたのすばらしさがわかるのは、わたしだ