6月24日に発表された新型日産『キックス』。全車e-POWER仕様で30日より販売される。コンパクトSUVの電動化や300万円以下という価格に注目が集まるが、スペックでこだわったのは加速性能、静粛性、それに車内スペースという。 ハイブリッド車が強い日本市場において、e-POWERは、日産電動化戦略の柱のひとつでありアフターコロナの業績にも大きく影響する存在だ。先の決算発表で公開された「NISSAN NEXT」でも、日本市場はゴーンショック、コロナショック後の再生のため注力する市場として位置付けられている。このとき投入が発表された、EV 2車種、e-POWER 4車種の皮切りとして発表されたのが新型日産キックス e-POWERだ。 加速性能について、たとえば0-100km/hが何秒といった具体的な数値は非公開とのことだが、車両重量が1625kgとノートe-POWERより100kgほど増えてい