抜く瞬間の緊張感と「ポン」という鈍い音が、ワインの楽しみの中にもあると思うのだが、そのコルクが今、アメリカで危機に陥っている。 最近ワインのボトルのコルクがあの「コルク樫の木」からのものではなく、プラスチックのコルクやスクリュートップのものに変化しつつある。 コルク栓が原因でワインの品質に悪影響を与えているというのだ。コルク汚染として論議されている中、ワインへの安全な代替手段として人工コルク(プラスチック製)が迎えられているというわけだ。 コルク抜きで悩むのが嫌な人には朗報だろう。粉々になってワインの中に入るという失敗はなくなるだろうが、人工のプラスチックコルクは、瓶との密接度が高いためだろう、本来の物より実は抜くのが大変。 しかし、コルク代用品として登場した「ZORK」(ゾークまたはゾルク)は、簡単に栓抜きもでき、そのまま蓋として閉められる、見た目も粋なものだ。 スクリュートップや人工プ