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サイエンスの検索結果161 - 176 件 / 176件

  • 人は驚くほど空気温の変化に敏感、1℃未満の差でも気づく、研究

    温度知覚に関する実験のため、イタリア、ボルツァーノの人工気象室に座るギュンター・コローニャさん。実験中は数秒ごとに無線機で連絡を取り、温度の変化を感じたかどうかを伝えた。この研究では、人はわずかな温度変化にも敏感であることがわかった。(PHOTOGRAPH BY GAIA SQUARCI) 私たち人類は歴史を通じて、地球に少しずつ影響を与え続けてきた。1850年ごろの産業革命以来、地球は着実に温暖化しており、1982年以降、その速度は3倍に増している。2100年までに、地球の平均気温は産業革命前に比べて2.7℃上昇し、さまざまな影響がもたらされると専門家は予測している。 2023年は観測史上最も暑い年として記録され、2024年夏も米国とヨーロッパ全域で猛暑が予想されている。こうした平均気温の上昇がどんなものかを理解するのは難しいかもしれないが、あなたの体は気温が1℃でも違えば感じ取れるよう

      人は驚くほど空気温の変化に敏感、1℃未満の差でも気づく、研究
    • 向かい合った人にも見えるし壺にも見える「ルビンの壺」をしゃべらせてみた|fabcross

      こんにちは。片山均(かたやま ひとし)です。愛媛県八幡浜市にある三瀬医院で院長を務めながら、100円ショップのグッズを使って面白いロボットを作ることをライフワークとしております。 さて今回は、いつもとちょっと趣向を変えまして、しゃべるロボットを作ってみました。モチーフは「ルビンの壺(つぼ)」です。

        向かい合った人にも見えるし壺にも見える「ルビンの壺」をしゃべらせてみた|fabcross
      • 「迷うことにも意味がある」、NICTらの実験で、脳は決断までの迷いも含めて運動を学習することを発見 サッカーで「ただのシュート」と「迷った末のシュート」は別の運動

          「迷うことにも意味がある」、NICTらの実験で、脳は決断までの迷いも含めて運動を学習することを発見 サッカーで「ただのシュート」と「迷った末のシュート」は別の運動
        • Promethearchaeum syntrophicum gen. nov., sp. nov., an anaerobic, obligately syntrophic archaeon, the first isolate of the lineage ‘Asgard’ archaea, and proposal of the new archaeal phylum Promethearchaeota phyl. nov. and kingdom Promethearchaeati regn. no

          An anaerobic, mesophilic, syntrophic, archaeon strain MK-D1T, was isolated as a pure co-culture with Methanogenium sp. strain MK-MG from deep-sea methane seep sediment. This organism is, to our knowledge, the first cultured representative of ‘Asgard’ archaea, an archaeal group closely related to eukaryotes. Here, we describe the detailed physiology and phylogeny of MK-D1T and propose Promethearcha

          • 「喫煙率が下がっても肺がんが増えているからタバコは悪くない」は大間違い…多くの人が知らない喫煙のリスク 日本人男性の肺がんの原因の約60%は喫煙

            日本人において、もっとも死亡者数の多いがんは「肺がん」であることをご存じだろうか。内科医の名取宏さんは「肺がんのリスク因子でもっとも大きいのは喫煙。ところが、そのリスクの大きさは意外と知られていない」という――。 喫煙者は4〜5倍も肺がんになりやすい 日本人の部位別がん死亡者数の第1位は、肺がんです。肺がんになりたくない、肺がんで死にたくないのであれば、肺がんの原因について正確な情報を知っておいたほうがいいと思います。 肺がんの原因はさまざまですが、もっとも有名なのは喫煙です。もちろん、タバコを吸わなくても肺がんになることはありますし、タバコを吸っていたからといって必ずしも肺がんになるわけではありません。でも、タバコを吸っていると、吸わない場合に比べて、肺がんになりやすくなることは確実です。喫煙の影響の大きさは肺がんのタイプ(組織型)によって異なりますが、日本人の場合、男性喫煙者は非喫煙者

              「喫煙率が下がっても肺がんが増えているからタバコは悪くない」は大間違い…多くの人が知らない喫煙のリスク 日本人男性の肺がんの原因の約60%は喫煙
            • 南極の氷床の下で新たな転換点を特定、これまで見落とされてきた融解プロセスが起きている : カラパイア

              南極の氷の下では、これまで見落とされてきた融解プロセスが起きている可能性があるという。そのせいで科学者の予測と現実の融解とにはズレが生じているのだ。 英国南極研究所などの研究チームは、陸地を移動する氷と海水が接する「接地ゾーン」と呼ばれる部分に着目し、そこで氷がどのように解けているのか調査した。 その結果、そこでのほんの小さな水温の変化が、氷の融解に大きなインパクトを与えることが明らかになった。 つまり、これまでの予測よりも南極の氷はたくさん喪失しており、融解が考えられている以上に進んでいるということだ。

                南極の氷床の下で新たな転換点を特定、これまで見落とされてきた融解プロセスが起きている : カラパイア
              • 【独自】サリン噴霧10分後に800㍍拡散、中毒濃度2時間継続 中部大客員教授が解析【動画解説付き】【松本サリン事件30年】|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト

                オウム真理教による1994年6月の松本サリン事件で、教団幹部らが松本市北深志の駐車場で噴霧した猛毒の神経ガス「サリン」が当時、噴霧開始10分後には北東800メートルにまで拡散し、中毒症状を起こす濃度が2時間にわたって続いたとみられることが16日、中部大(愛知県春日井市)の客員教授、那須民江さん(76)=環境毒性学、名古屋市在住=の解析で分かった。拡散範囲は事件後に行われた疫学調査とほぼ一致。「市街地でサリンが放出された特異な事件における中毒発生状況を裏付けた」としている。

                  【独自】サリン噴霧10分後に800㍍拡散、中毒濃度2時間継続 中部大客員教授が解析【動画解説付き】【松本サリン事件30年】|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
                • 宇宙創成「インフレーション」の謎に迫る~簡単かつ直観的な方法で原始重力波の計算が可能に~

                  宇宙の創成直後に、非常に高い真空のエネルギーにより宇宙が急激な加速膨張していた時期(インフレーション)を経てビッグバンが起こったと考えられています。この理論は、宇宙の観測を通じて原始宇宙の密度の濃淡(原始密度揺らぎ)を調べる研究によって検証されてきました。しかし、具体的に何が急激な加速膨張を引き起こした駆動源だったのかその全体像はまだ分かっていません。加速膨張宇宙を説明する多くの理論(インフレーション模型)が提案されており、各模型の理論的な予言と最新の観測を比較することによってどの模型が正しいか検証することができます。 田中貴浩 理学研究科教授と浦川優子 高エネルギー加速器機構准教授(兼:名古屋大学特任准教授)の共同研究グループは、宇宙をモザイクアートのように粗視化して捉え直す「分割宇宙アプローチ」を応用し、原始重力波の数値計算を大幅に簡単化しました。これにより、複雑な数値計算が必要なため

                    宇宙創成「インフレーション」の謎に迫る~簡単かつ直観的な方法で原始重力波の計算が可能に~
                  • 男女では痛みを感じる「痛覚受容体そのもの」が異なると判明! (2/2) - ナゾロジー

                    男性痛覚受容体と女性痛覚受容体がそれぞれ存在している今回の研究が画期的な点として、プロラクチンとオレキシンBという2種類の物質が使用されたことがあげられます。 古くは、プロラクチンは授乳と乳房組織の発達に関連したホルモンで、オレキシンBは覚醒をうながす神経伝達物質であるとされてきました。 しかし近年の研究により、これら2種類の物質は考えられていたよりも遥かに多くの機能を持つことが明らかになってきました。 調査にあたってはマウス、サル、そしてヒトの脊髄神経が男女別に用意され、反応の閾値をさげる物質が加えられました。 これにより細胞はわずかな刺激でも反応しやすくなります。 研究者たちはこの状態でプロラクチンとオレキシンBを注いでみました。 すると驚くべきことに、人間でも動物でも、プロラクチンは女性細胞のみに感作(かんさ:刺激の繰り返しで反応が増大すること)を起こし、男性細胞には感作しないことが

                      男女では痛みを感じる「痛覚受容体そのもの」が異なると判明! (2/2) - ナゾロジー
                    • ゾウは名前で呼び合う 複雑な社会の要請か | 共同通信

                      Published 2024/06/11 00:09 (JST) Updated 2024/06/11 00:25 (JST) 【ワシントン共同】野生のアフリカゾウは互いを名前で呼び合っているとする研究を、米コロラド州立大などのチームが10日、英科学誌ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューションに発表した。イルカやオウムが相手の鳴き声をまねして呼びかけるのに対し、ゾウは鳴き声のまねではなく、仲間のそれぞれに異なる音を割り当て、集団の中で共有しているらしい。 ゾウは家族や親族などの集団に属し、年齢・性別といった自分に関する情報や感情を声でやりとりするおしゃべりな動物。複雑な社会関係を生きる上で、各メンバーに名前を付ける必要があったとチームはみている。 今回の研究では、40年近くにわたりケニアの国立公園などで収集された「ランブル音」という低い鳴き声を利用した。遠くにいて姿の見えない相手に呼

                        ゾウは名前で呼び合う 複雑な社会の要請か | 共同通信
                      • ハムスターの爪、冬眠中は伸びが止まると判明、でも綺麗に保つ謎

                        冬眠中のシリアンハムスターは爪の伸びが止まる一方、爪自体に異常は生じず綺麗に保たれていることを北海道大学などの研究グループが発見した。哺乳類の爪は根元にある幹細胞が分裂と分化を繰り返すことで伸びる。冬眠の極端な体温変化では細胞分裂が停止するにもかかわらず組織構造を維持する仕組みを調べることで、人の爪の健康にもつながる知見が得られる可能性があるという。 冬眠して丸まっているシリアンハムスター。ほぼ外気温まで体温が下がる。冬眠中も綺麗な爪を保つことができる(北海道大学低温科学研究所の山口良文教授提供) 哺乳類の爪は、病気や栄養不足といった過度なストレスがかかると変色や変形が起きることが多い。冬眠をする小動物は、体温が外気温近くに下がる。北海道大学低温科学研究所の山口良文教授(分子冬眠学)らはこの低体温状態というストレス下で、爪に何か変化が起こるのかどうかを、調べることにした。 山口教授らは実験

                          ハムスターの爪、冬眠中は伸びが止まると判明、でも綺麗に保つ謎
                        • 北極で「電子の雨」による珍しいオーロラを観測、地上からは初

                          2022年12月25日と26日、研究者たちはノルウェーのロングイェールビーン(写真)で珍しい「電子の雨(ポーラーレイン)」によるオーロラを観測した。一般的なオーロラとは異なるメカニズムで形成され、観測は極めて困難だ。(PHOTOGRAPH BY FREDRIK MELING, 500PX/GETTY IMAGES) あるクリスマスの明け方近く、ノルウェーの北極圏にあるスバールバル諸島で、魚眼レンズが鮮やかな緑色の夜空を捉えた。ヘビのように細い構造が星座の下で織りなすような荘厳なオーロラとは異なり、ほぼ均一な緑色の毛布のように空一面に広がっていた。 「このオーロラは非常に滑らかな形をしており、緑がかったものがただ広がっているような構造でした。まるで大きな緑色のケーキのようでした」と宇宙物理学者である電気通信大学大学院の細川敬祐(ほそかわ けいすけ)教授は言う。細川氏らは、このオーロラが「電子

                            北極で「電子の雨」による珍しいオーロラを観測、地上からは初
                          • 昆虫のオスをメス化「共生細菌ボルバキア」の恐怖

                            ボルバキアは65%以上の昆虫種に感染している共生細菌です。宿主のさまざまな器官に感染しますが、卵巣にはほぼ確実に存在しています。ミトコンドリアのように母から子に伝わる性質を持つため、ボルバキアが次世代に子孫を伝えるためにはメスに感染しなければなりません。 研究が進むにつれ、ボルバキアは宿主の昆虫種によって異なる4種類の性・生殖操作を行って、自己の繁殖が有利になるようにしていることがわかりました。 ボルバキアが行う宿主の性・生殖操作は、次の通りです。 この細菌は1924年にアカイエカから発見され、1936年に Wolbachia pipientis(ボルバキア・ピピエンティス)と命名されました。しかし、その後数十年間は、ほとんど注目されませんでした。 ボルバキアが再注目されるのは、1971年にアカイエカにおいて、ボルバキアによる「細胞質不和合」が観察されたことがきっかけです。 これは、ボルバ

                              昆虫のオスをメス化「共生細菌ボルバキア」の恐怖
                            • 【第169回】南海トラフ地震予知の欺瞞が招くもの|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま

                              ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連本を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「本を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。PR誌「ちくま」2024年6月号より転載。 2024年1月1日、石川県の輪島市や珠洲市とその周辺を襲ったマグニチュード7.6、最大震度七の能登半島地震。火災、津波、家屋倒壊などによる死者は245人(うち震災関連死15人。ほか行方不明者3人)にのぼり、全壊家屋は8500戸超。五月になっても約4000戸で断水が続いている。 ところで、こうした大地震が列島を襲うたびに話題になるのが「次はいよいよ南海トラフ地震か」という想定問答だ。 南海トラフとは、伊豆半島の付け根の駿河湾から四国西側の日向灘沖に至る広い地域(フィリピン海プレートとユーラシアプレートが接する海底)を指し、うち紀伊半島先端の潮

                                【第169回】南海トラフ地震予知の欺瞞が招くもの|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま
                              • ボイジャー1号が復活 稼働中の全ての科学機器のデータ送信を再開

                                NASA(アメリカ航空宇宙局)は2024年6月13日、星間空間を航行中のボイジャー1号について、通常の科学運用に戻ったと発表しました。 ボイジャー1号は、2023年11月に不具合が発生し、意味のあるデータが送信されない状態に陥りました。調査の結果、探査機に搭載されている3つのコンピューターのうちの1つ、フライトデータシステム(FDS)内のメモリの一部が破損していることが判明。失われたコードを分割してFDSメモリの別の場所に再配置することで、探査機の健康状態などを含む工学データの送信が4月中旬に再開していました。 ボイジャー1号に搭載されている科学機器のうち、現在は宇宙線サブシステム(CRS)、低エネルギー荷電粒子計測装置(LECP)、磁力計(MAG)、プラズマ波サブシステム(PWS)という4つの機器が稼働しています。これらのうち、PWSとMAGについては、5月中旬に科学データの送信が再開し

                                  ボイジャー1号が復活 稼働中の全ての科学機器のデータ送信を再開
                                • 【連載】昆虫マニアな話

                                  2024年の夏に東京・上野の国立科学博物館で開催される特別展「昆虫 MANIAC」。みなさんに昆虫の深くて豊かな魅力を知ってもらいたい! そんな思いを込めて、同展の監修者である昆虫博士たちによるエッセイを掲載します。

                                    【連載】昆虫マニアな話