キジバト(鳩通信班) *ぬいぐるみ(2人)のお父さん @kijibato_hato 『ゲームの歴史』という本があまりにもひどくて連日炎上している。端で見ている私は「いいな……」と思う。実は伝書鳩の世界でも同様のトンデモ本が存在し、私が批判した事がある。この『ゲームの歴史』よりもひどい。醜悪。でもね、伝書鳩が好きな人の人口が異常に少ないので話題にすらならない。 2023-03-18 19:42:04
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坂本慎一 @SakamotoIchi 老婆心ながら若手の研究者に言っておきたいことをもう一つ。独学やそれに近い人に、特に気を付けて欲しいと思うのは、大家の先生が書く「晩節の奇矯本」とか「冥土の土産本」とか言われる書籍(あるいは学説)です。それまで真っ当に研究してきて、めでたく大家と呼ばれるようになった学者なのに、なぜか晩年になって急に変なことを言い出したり、妙な本を出す人がいます。しかもタチの悪いことに、一応は学術書の体裁だったりするのです。 大家の本なので、Amazonのレビューを見ると★5が複数ついていたりする。その直弟子の大学教授が、ご丁寧に自身のHPでその本を激賞したりする。でも、なぜ素晴らしいのか、誰も説明できていない、ただのトンデモ本なのです。 なぜ晩年になって急にトンデモ論を言い出すのか理由は分かりませんが、大家と呼ばれて誰にも注意されなくなると、小さな独裁者になって晩節を汚
もちろん、そうしたnoteに書かれているのは、往々にしてデタラメだ。特にマーケティングに関して書かれているものなんて、その最たる例だろう。もはやフィクションでありポエムだ。しかし、残念なことに、そういうnoteを買ってしまう読者が、一定層いるのだが。 ここが変だよ『Web3の教本』 話を戻そう。なぜ『いちばんやさしいWeb3の教本』が情報商材レベル、いや、それ以下なのか、理由は内容にある。 新しい概念やモノを説明するにあたって、旧来のそれを否定的に論じるのはよくあることだが、本書に関しては、著者がまるでWeb2に、特にGAFAにいじめられでもしたのかというくらいにGAFAを叩きまくっている。 それが、とことんズレまくっているというか、そもそも間違った知識を振りかざしながら叩いているので、始末に負えない。
新型コロナにまつわるニュース・テレビ番組の内容はいったい何が正しいのか分かりません。未知のウイルスが故に対応が難しく日々新たな情報が発信されるものの、不確かな情報・間違った情報・希望的観測・悲観的観測が入り乱れたカオスな状況です。 ですが、明らかに間違った情報だけは明確にできます。伊藤隼也氏による「新型コロナの本当の話」という本が出まして、その中身は医師としては取り上げずにはいられない危険な内容でした。 厚生労働省が激オコした、例の自称医療ジャーナリストの新刊本を読んで以前から自称医療ジャーナリストと、ほとんど固有名詞化した呼称で世間を賑わせている伊藤隼也氏の新刊が出版されました。 内々では伊藤隼也氏は自称医療ジャーナリスト界のショーンKとも呼ばれています(大丈夫かあ、「とくダネ!」)。 「誰も言わなかった」とのサブタイトルが添えられていますけど、まっとうな医師および医療関係者であったら、
過渡期を迎えていると言われる日本の性教育。国の指導要項では今年4月からこれまでとは違う教育を段階的に導入していく方針が掲げられ、今の世の中で子どもたちに性をどう教えていくかが探られているようです。そしてここ最近は「子どもたちへ性の知識をポジティブに教えよう」というテーマの本が次々と登場しています。そこでは教育現場の性教育は、アレコレ制約があって不十分。だから子どもを守るためには、家庭でも積極的に教えないといかん! というのがだいたいの共通認識となっているでしょう。 わが家では、対象年齢が低すぎるかとは思いつつ、シンプルでわかりやすい『だいじ だいじ どーこだ?』(遠見才希子、大泉書店)なる絵本を子に与えてみました。昨今日本でも知られるようになってきた概念「プライベートゾーン」について学べるかわいい絵本です。うちの子どもは臨場感たっぷりに音読するのがマイブームなので、プライベートゾーンの侵害
ランキング参加中歴史 4年前の秋、星野画廊近くの神宮道を歩いていたら、ある看板にビックリ。京都写真美術館の「西田茂雄写真展 ソロモンの秘宝発掘に挑んだ男」で、会期は11月19日~24日であった。展示によれば、明治34年生まれの宮中要春(みやなか・としはる)は、昭和27年古本屋で買った本でソロモン王の秘宝を知ってから、20年の歳月をかけて発掘を続けたという。剣山にあるとされるソロモン王の秘宝については、拙ブログの「剣山に隠されたソロモン王の秘宝をめぐる怪しい人達(その1) - 神保町系オタオタ日記」、「剣山に隠されたソロモン王の秘宝をめぐる怪しい人達(その2) - 神保町系オタオタ日記」などで紹介したことがある。しかし、宮中という人物は知らなかった。 撮影した西田氏は、『阿波の面魂(つらだましい):西田茂雄写真集』(西田茂雄、平成8年8月)で宮中を含む徳島出身者17人の面(つら)を紹介してい
かつては“名著”と持て囃されたのに、時代の移り変わりのなかで「数“奇”な運命を辿った“書”物」=“奇書”の扱いを受けるようになってしまった本が、世界には存在します。 三崎律日氏(@i_kaseki)による『奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語』(以下、『奇書の世界史』)では、時代の変遷に伴う価値観の変化で、いつの間にか「奇」の1文字を冠されてしまった本たちが、歴史にどのように関わってきたのかが紹介されています。 ときに、それら奇書が歴史に与えた影響の中には、にわかに信じがたいものもあります。 本記事では、8月23日(金)に発売される『奇書の世界史』第1章より、『魔女に与える鉄槌』の紹介を無料でお届けします。 この本が、いかにして中世の異端審問者のあいだで必携書となり、魔女狩りを本格化させて罪のない人々の命を奪ったのか? その謎に迫ります。 一人の男が“怒り”で書き上げた 『魔女に
まえがき この記事では、筑波大学名誉教授の中川八洋氏の著書『侵入異民族アイヌの本当の歴史』に対する反論を行っています。残念ながら、現在までに所謂「アイヌ民族否定論」を唱えた本は何冊か出版されていますが、この本の特筆すべき点は、筑波大学名誉教授という肩書を持つ人物が執筆しているということでしょう。恐らく、これまでに出版されたアイヌ民族否定論の本の中では、一番社会的地位の高い人物が執筆した本になると思います。 そして、この本はヒカルランドというトンデモ系出版社から刊行されていることも、もうひとつの特筆すべき点でしょう。たとえ筑波大学名誉教授という社会的地位を持つ人物であっても、ヒカルランドのようなところから本を出版してしまうのは(ヘッダーの本は全てヒカルランド)、自分の社会的地位を安売りしているように見えてしまうのですが、どうなのでしょうか。 この記事では、アイヌ民族が著者の主張する「侵入異民
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