読了。シリーズ3作目はトルコから東欧を経てドイツまで。今まで一緒に旅をしていたカップルと別れて再びひとり旅が始まる。今までのイスラム教の国から少し解放され少しずつヨーロッパに近づき文化的レベルが上がっていく様子がわかる。国が変わり色んな経験をする。 余談だが、ブルガリアのソフィアの名前が出てきて、ふと「ドナウの旅人 / 宮本輝」を思い出し読みたくなった。ドナウの旅人はこの本のクロサワ氏とは逆でドイツから黒海へというルートだった。 この本は読みながら他の本も思い出し読みたくなる本であり、また、彼の旅の行方も気になりページが進む本である。