面白い社説があった。産経新聞の「緩むスポーツ界 使命感持って行動管理を」(5月26日)である。 《このところ、新型コロナウイルス禍を侮るかのような無責任な行動が、競技者の間で相次いでいる》 ここで名指しされているのが大相撲の大関朝乃山とプロ野球ロッテの清田育宏だった。朝乃山は夏場所前に神楽坂のキャバクラを数回訪れていたと『週刊文春』が報じ、当初は否定していたがその後に認めた。協会の定める感染防止のガイドラインに違反していた。ロッテの清田は知人女性と複数回会うなど球団のルールに反していたとして契約を解除された。 《清田は昨年9月にも不要不急の外出を繰り返して無期限謹慎処分を受け、今月1日に処分が解けたばかりだった。》(社説) 産経社説はこのあと「懸念されるのは、プロスポーツ界の緩みが、今夏の東京五輪・パラリンピックにまで水を差しかねないことだ」と急に五輪の話になる。「大会の安全度をさらに高め