レトリバの今村です。2019年9月中旬、Answer Finder 2.1.0 をリリースいたしました。「Docker による提供形態の開始」が 2.1.0 の主な変更点となりますが、本記事ではその内容の設計の過程で得られた知見やハマりどころなどを紹介します。 レトリバ製品開発部で確立できた「Docker まわりの定石」に関する一種の備忘録的な内容となります。Answer Finder をはじめとして、レトリバの製品は Ruby on Rails アプリケーションがほとんどのため、本記事で紹介する Docker イメージは基本的には Rails アプリ提供用のものです。 自己紹介 本記事のあらすじ レトリバ製品のDockerに関する定石あれこれ 1コンテナ = 1プロセス Dockerfile の内部で CMD を記述しない 開発用ファイルと本番用ファイルの置き方 docker-compo