2021年は新人オリヴィア・ロドリゴのポップ・パンク曲「good 4 u」が大ヒットを記録、ウィル・スミスを父に持つウィローも音楽性をポップ・パンクに転向したアルバム『lately I Feel Everything』を発売、ベテラン・バンドのオール・タイム・ローの「Monsters」が過去最大のヒットを記録するなど、様々なメディアで2021年は“ポップ・パンクのリバイバル・イヤー”だったと定義しています。 そんな中、このリバイバルは、ラッパーとして活躍していたマシン・ガン・ケリーが2020年9月に発売した自身初のポップ・パンク・アルバム『Tickets to My Downfall』がロック・アルバムとして約1年ぶりの全米1位となったことによって牽引されたと言われています。 ではなぜラッパーのマシン・ガン・ケリーがポップ・パンクのアルバムを作り、そして彼のポップ・パンクはなぜ2020年代