いま一番ヤバいDV男の特徴は「外面だけは好印象」――強烈なモラハラと「暴力的行動」で、女性に恐怖を植え付け支配する 近年、DV(ドメスティック・バイオレンス)に端を発した痛ましい事件が後を絶たない。目黒女児虐待死事件で、被害者の船戸結愛ちゃんの母・優里被告は、夫の雄大被告にDVを受け「洗脳」状態になり、虐待に加担したという。DV夫はなぜ暴力をふるうのか? 被害を受けた妻はどうすれば現状打破できるのか? DVや貧困などの困難を抱えた女性の自立支援をするNPO法人「くにたち夢ファーム Jikka」代表の遠藤良子さんに話を聞いた。 *** ――現在のDV防止法で、遠藤さんが問題だと思う部分はどこでしょうか? 遠藤:DV防止法に、加害者を罰する規定がないこと。「とにかく被害者を逃がすこと」のみに集中しており、非常に不備な法律です。 ――え? DV防止法には、加害者への罰則がないんですか? 遠藤:D