悲願のオリンピック出場を見据えて、世界と戦うことを見据えて。 松田瑞生選手は2022年と2023年の世界陸上のマラソンに挑戦しました。 万全の状態でなくとも、ベストを尽くす姿は腹筋女王と呼ばれる鍛えられた腹筋だけではなく、コツコツと積み上げて走ってきた距離と努力で培われた脚や心肺機能をみれば、どれだけ真剣に取り組んできたかが証明されます。 走り方はスマートなタイプではないですが、逆にブレないくらいの強さを感じ、やはり強いのかと納得させられる走りは横綱級の存在感です。 そんな松田瑞生選手でも、前回のMGCでは苦しいレースを経験しました。 序盤から波に乗れず、見せ場を作れないまま4位という結果に終わってしまったのは、松田瑞生選手の実力からは不本意な結果と言わなければならないくらいの結果でした。 そんな結果から立ち直り、再度オリンピックを目指して圧巻の走りをみせて優勝し、逆転で代表入りを掴んだと