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レヴィ=ストロースの検索結果121 - 160 件 / 1097件

  • 【出口学長の哲学と宗教講義】哲学と宗教を学ぶ際に「絶対外せない3冊」その2・その3

    出口治明 立命館アジア太平洋大学(APU)学長 1948年、三重県美杉村生まれ。 京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険相互会社入社。 企画部や財務企画部にて経営企画を担当する。 ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。 同年、ネットライフ企画株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。 2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命保険株式会社に社名を変更。 2012年、上場。社長、会長を10年務めた後、2018年より現職。 訪れた世界の都市は1200以上、読んだ本は1万冊超。 歴史への造詣が深いことから、 京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では世界史の講義を受け持った。 おもな著書に『哲学と宗教全史』(15万部突破)、『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『仕事に効く教養としての「世界史」I・II』(祥伝社)、『全世界史(上)(下)

      【出口学長の哲学と宗教講義】哲学と宗教を学ぶ際に「絶対外せない3冊」その2・その3
    • ブリコラージュで実現する、「対話」と「受動的な創造性」に満ちた組織──文化人類学の知を組織づくりに活かす方法 | CULTIBASE

      ブリコラージュで実現する、「対話」と「受動的な創造性」に満ちた組織──文化人類学の知を組織づくりに活かす方法 社会的な文脈のみならず、組織運営においてもダイバーシティの重要性が強調されています。ただ、個人が創造的に働きながら、ひとまとまりの組織をつくることは容易ではありません。 この難題への突破口を示してくれる可能性があるのが、「ブリコラージュ(bricolage)」という考え方です。ブリコラージュとは、文化人類学者のクロード・レヴィ=ストロースが1962年に発表した『野生の思考』で取り上げた概念。フランス語で「ありあわせの道具、材料を用いて自分の手でモノをつくること」を意味し、日本語では「器用仕事」「日曜大工」と訳されます。 「多様な個を生かす組織をつくるためには、ブリコラージュ的なアプローチが有効である」──株式会社MIMIGURIでマネージャーを務め、理念開発・浸透のプロジェクトのフ

        ブリコラージュで実現する、「対話」と「受動的な創造性」に満ちた組織──文化人類学の知を組織づくりに活かす方法 | CULTIBASE
      • NHK「最深日本研究~外国人博士の目~」からメタバースとアイデンティティとプライバシーについて考えてみる

        4/13(土) 午前8:10-午前8:40にNHKで「最深日本研究~外国人博士の目~」という番組が放映されました。4/20(土) 午前8:39 までNHK+で視聴可能です2では触れられているようです。また、日本における「理想」の実体化としての「カワイイ」の考察などもされています。昨今、アイデンティティとプライバシーの国際標準化の分野でもメタバースが関心の対象になってきているところなので、とても参考になりました。 以下に番組概要のメモと、その後にアイデンティティやプライバシーの観点での考察を記載します。 番組概要 番組の概要はこんな感じです。なぐり書きメモなんで整っていませんが、まぁなんとなくは分かるでしょう。NHK+での番組公開終了までは、ぜひ番組をご覧になることをおすすめします。 (出所)NHK+ 「最深日本研究~外国人博士の目~」https://www.nhk.jp/p/ts/RJ5G

          NHK「最深日本研究~外国人博士の目~」からメタバースとアイデンティティとプライバシーについて考えてみる
        • 橘玲 進化論がもたらす「知のパラダイム転換」 自然科学は人文・社会科学を呑み込むのか(中央公論) - Yahoo!ニュース

          『言ってはいけない』で新書大賞2017を受賞した橘玲氏に、読書と教養に関してインタビューを行った。これまでの読書遍歴に始まり、いま大きく変わろうとしている知の状況をどう見ているのかを尋ねた。 (『中央公論』2022年4月号より抜粋) ドストエフスキー体験の衝撃――橘さんはこれまで著書やインタビューなどで自身の読書体験について触れています。高校時代、停学中にドストエフスキーの『罪と罰』を読んで衝撃を受けたと。 家にロシア文学全集があって、『罪と罰』から『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』まで揃っていたんです。高校2年生のときに喫煙で1週間の自宅謹慎になって、何もすることがないのでなんとなく『罪と罰』を読み始めたら完全にハマってしまいまして。毎日数時間の睡眠ですべての長編を読み切ったので、ほとんど「洗脳体験」ですね。 大学で文芸研究者ミハイル・バフチンを知って「なるほど」と思ったのですが、彼

            橘玲 進化論がもたらす「知のパラダイム転換」 自然科学は人文・社会科学を呑み込むのか(中央公論) - Yahoo!ニュース
          • 嘔吐するインターネット

            また面白い記事を見つけた。 The internet wants to be fragmented - by Noah Smith ブログ: インターネットは断片化されることを望んでいる この記事に全面的に同意するわけではないが,とても興味深い。 私が連想したのは Jock Young による『後期近代の眩暈』(原題: The Vertigo of Late Modernity; 2007)だ。 後期近代の眩暈 ―排除から過剰包摂へ― 新装版 ジョック・ヤング (著), 木下ちがや (翻訳), 中村好孝 (翻訳), 丸山真央 (翻訳) 青土社 2019-08-23 単行本(ソフトカバー) 4791772091 (ASIN), 9784791772094 (EAN), 4791772091 (ISBN) 評価 新装版が出てた。『排除型社会』の続編。現代社会の過剰包摂(bulimia)について

              嘔吐するインターネット
            • 子どもたちに理由を説明できない校則は「パワハラ」ではないか

              1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を

                子どもたちに理由を説明できない校則は「パワハラ」ではないか
              • 橘玲 進化論がもたらす「知のパラダイム転換」 自然科学は人文・社会科学を呑み込むのか|社会|中央公論.jp

                『言ってはいけない』で新書大賞2017を受賞した橘玲氏に、読書と教養に関してインタビューを行った。これまでの読書遍歴に始まり、いま大きく変わろうとしている知の状況をどう見ているのかを尋ねた。 (『中央公論』2022年4月号より抜粋) ドストエフスキー体験の衝撃 ――橘さんはこれまで著書やインタビューなどで自身の読書体験について触れています。高校時代、停学中にドストエフスキーの『罪と罰』を読んで衝撃を受けたと。 家にロシア文学全集があって、『罪と罰』から『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』まで揃っていたんです。高校2年生のときに喫煙で1週間の自宅謹慎になって、何もすることがないのでなんとなく『罪と罰』を読み始めたら完全にハマってしまいまして。毎日数時間の睡眠ですべての長編を読み切ったので、ほとんど「洗脳体験」ですね。 大学で文芸研究者ミハイル・バフチンを知って「なるほど」と思ったのですが、

                  橘玲 進化論がもたらす「知のパラダイム転換」 自然科学は人文・社会科学を呑み込むのか|社会|中央公論.jp
                • [全訳]デリダ「人間科学の言説における構造、記号、遊び」 ディスカッション - cartaphilium

                  凡例 一、原文でイタリックで強調されている語には傍点を付した。 一、原語を示す場合には、()で括った。 一、原文に[]で補足されている内容については〔〕で訳出した。ただし、補足内容がたんにフランス語訳である場合には、そのまま()で括った。 一、訳注は末尾にまとめているが、一部本文中に〔※訳注:〕の形で挿入した。 ジャン・イポリット:称賛すべきプレゼンテーションと議論を披露してくださったデリダに、率直に、プレゼンテーションの技術的な出発点がまさに何であったのかの説明をお聞きしたく思います。それは、構造の中心の概念への問い、すなわち中心とは何を意味するのかという問いです。たとえば、ある代数的な構造物〔の全体〕の構造を取り上げたとき、その中心はどこにあるのでしょうか? 中心というのは、私たちが諸要素の相互作用を理解することを曲がりなりにも可能にするような、一般的な諸規則についての知識なのでしょう

                    [全訳]デリダ「人間科学の言説における構造、記号、遊び」 ディスカッション - cartaphilium
                  • 出口学長はなぜ「人事部」の人にこの本をすすめるのか

                    1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を

                      出口学長はなぜ「人事部」の人にこの本をすすめるのか
                    • フェミニズムと英文学と『源氏物語』(1) 〜『高慢と偏見』は婚活小説?〜|KUNILABO

                      KUNILABOで2018年から開講している西原志保先生の人文学ゼミ「『源氏物語』を読む」では、『源氏物語』の宇治十帖を読んでいます。そこで、2020年9月期に開講された河野真太郎先生の「フェミニズムと英文学──語り直される女たちの物語」で扱われたオースティンの『高慢と偏見』が話題となったため、河野先生お迎えしてオンライン座談会をおこない、初の2講座コラボスピンオフ企画が実現しました。その様子をお伝えします! 英文学と『源氏物語』がら、結婚や女性の生き方について現代の私たちに何がみえてくるのでしょうか? (画像:『源氏物語画帖』 所蔵:国文学研究資料館) 参加者:西原(日本文学者)、かおり(源氏、古文書受講生)、植村(哲学者/源氏受講生)、越智(米文学者)、河野(英文学者)、星本(高等遊民、源氏受講生)、ひつじ(源氏、英文学受講生)、大泉明日夫(小泉今日子さんのファン、源氏、英文学受講生)

                        フェミニズムと英文学と『源氏物語』(1) 〜『高慢と偏見』は婚活小説?〜|KUNILABO
                      • Noboru Hagino (Rheumatology) on Twitter: "文化人類学という学問分野をよく知らないけれど、始祖のレヴィ・ストロースは「婚姻は女性という財の交換である」とか、今日的にもヤベー事を書いて集中砲火を受けた人物であることを想起したい。ヤバくないと文化人類学者にはなれないのかも〔個人… https://t.co/uvAnJ8SfMD"

                        文化人類学という学問分野をよく知らないけれど、始祖のレヴィ・ストロースは「婚姻は女性という財の交換である」とか、今日的にもヤベー事を書いて集中砲火を受けた人物であることを想起したい。ヤバくないと文化人類学者にはなれないのかも〔個人… https://t.co/uvAnJ8SfMD

                          Noboru Hagino (Rheumatology) on Twitter: "文化人類学という学問分野をよく知らないけれど、始祖のレヴィ・ストロースは「婚姻は女性という財の交換である」とか、今日的にもヤベー事を書いて集中砲火を受けた人物であることを想起したい。ヤバくないと文化人類学者にはなれないのかも〔個人… https://t.co/uvAnJ8SfMD"
                        • 【出口治明】出口学長の「天皇史」

                          1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を

                            【出口治明】出口学長の「天皇史」
                          • 実存主義

                            いまこそ実存主義を再起用するべきだと思うんだよな.(哲学に詳しくないため間違いがあったら遠慮なく指摘してもらえると助かります.) 時代遅れな考え方かもしれないし,そもそも哲学は実際の社会に影響を与えないと言われている感じもある. だけども閉塞感や虚無感に耐え切れず社会自身が「昔はよかった」と回帰するような社会は決して防がなくてはならないだろうから,その際には特効薬の候補になると感じる. 確かに「サルトルは乗り越えられた」なんて言われて,構造主義へと重心が移り,実存主義はそれこそ歴史の中に閉ざされてしまったわけだ. 構造主義がより正しく思えるのは,フィールドワークを基にした裏付けが取れていること,思想の根底にある偏りを見透かすことができたことだと思う. この点については,自身が西洋とは異なる文化背景にある日本で過ごしてきたからこそ納得感がある気がする. しかし時代背景が大きな要因の一つになっ

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                            • 精神分析を患う国|フリー・グーグルトン

                              ■ 20世紀で最も並外れた知的信用詐欺 1960年にノーベル生理学・医学賞を受賞した生物学者、ピーター・メダワーはかつて「精神医学の被害者(Victims of Psychiatry)」と題した書評において、精神分析を「20世紀で最も並外れた知的信用詐欺(the most stupendous intellectual confidence trick of the 20th century)」と表現した。*1書評の対象は、アメリカの神経外科医I.S.クーパーの著作『The victim is always the same』で、変形性筋ジストニア(DMD)の若い患者が、それが神経筋疾患であるにもかかわらず精神疾患と誤診され、フロイト派の精神分析医によって行われる医学的にも倫理的にも不適当な「治療」を受けさせられる悲劇が描かれている。*2 精神医学における精神分析は前世紀半ばまでは隆盛を誇

                                精神分析を患う国|フリー・グーグルトン
                              • 文學界新人賞・旗原理沙子さん 自費出版でブレイクスルー。「いつか小説家になるってわかってた」 連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#13|好書好日

                                第129回文學界新人賞 受賞作「私は無人島」 占い師の月子は中学時代の友人・未希から相談を受ける。夫の弟にレイプされ、妊娠し、その両親から伝説の堕胎師・えじうにやってもらうならおろしてもいいと言われた、と。未希に代わり、えじうを探すことになった月子は、占いが示すある島へ渡り、老婆から堕胎に効く香草・ミレイジャクにまつわる民話を聞く。ミレイジャクを求めてさらに隣の島へ行こうとすると、未希をレイプした男が現れて――。 「小説」より「小説家」が先だった 文學界新人賞の結果が発表されると同時に、私のXには「旗原さん、おめでとう!」のつぶやきがあふれた。デビュー前にこんなに認知されている「旗原さん」とは、一体……? 前回取材した大原鉄平さんによると、旗原さんはこれまで落選した小説を文学フリマやAmazonのKDP(Kindle Direct Publishing:電子書籍の自費出版サービス)で販売し

                                  文學界新人賞・旗原理沙子さん 自費出版でブレイクスルー。「いつか小説家になるってわかってた」 連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#13|好書好日
                                • 『THESECOND2023』感想「来るべき漫才100年時代に向けて」 - 石をつかんで潜め(Nip the Buds)

                                  『THE SECOND2023』の当日は、空気階段の単独公演「無修正」と、ダウ90000の第5回演劇公演「また点滅に戻るだけ」を観るために在京していて、番組の放送時間と、帰りのフライトの時間がどんかぶりだった以外は、とてつもなく良い大会でした。 何より、大会として、『M-1グランプリ』との差別化が出来ていたという事が、第一回から出来ていたということが、とてつもなく大きな意味を持つ。『M-1グランプリ』が、コンビとして15年以上の活動歴を持つことで出場資格を失うのであれば、『THE SECOND』は、それとは異なる基準で、評価されなければならない。例えば、『M-1グランプリ』がその歴史の中で、漫才の競技化を推し進めたという批判を受けるのであれば、競技化していない漫才が、目立たなければならない。その観点から言えば、今大会において導入された観客を審査員とするという制度は、上手く機能していた。そし

                                    『THESECOND2023』感想「来るべき漫才100年時代に向けて」 - 石をつかんで潜め(Nip the Buds)
                                  • 井庭崇のConcept Walk | 井庭研 重要文献リスト120冊(2021年7月バージョン)

                                    << 2021夏プロ「新しい世界観の概念装置を組み立てる:ホワイトヘッド哲学を学び、アレグザンダー思想の理解を深める」 | main | 2021年秋学期 井庭研 各プロジェクトにまつわる文献リスト >> 井庭研では、たくさん本を読みます。難しいものも読みます。重要なものは、何度も読み直し、読み込みます。 本を読むのは、単にそこに書いてあることを知るということではありません。本を読むのは、考え方の型を知り、考える力をつけるためであり、それを自分の創造の道具・基盤とするためです。概念・知識は単体ではあまり役に立ってはくれませんが、他の概念・知識とつながって豊かなネットワークに育っていくと、ものを考える力、創造的に発想する力の源泉となります。 そのためには、ある程度の量を一気に読むことが重要となります。《量は質を生む》のです。ある程度の分量の本を短期間にどんどん読むことで、概念・知識のつながり

                                    • 藤原辰史 「新・植物考」 第6回 (最終回)「植物を考える」とはどういうことか | 生きのびるブックス

                                      人間は植物よりも高等だと私たちは思っている。だが、それは真実だろうか? 根も葉ももたず、あくせく動き回って疲弊している私たちには、 植物のふるまいに目をとめることが必要なのかもしれない。 歴史学、文学、哲学を横断しつつ、ありうべき植物と人間の関係をさぐる、 ユニークかつ刺激的な試み。隔月連載。 「植物考」のまとめ これまで合計11回、植物をめぐるエッセイを書いてきた(本連載と、ウェブ春秋はるとあき連載「植物考」)。いよいよ最終回である。「作物」や「生物資源」という概念枠組みでとらえた瞬間に抜け落ちてしまう植物の「植物らしさ」について、そしてその「植物らしさ」が現在の人間社会に与える示唆について、さまざまな文献を読んだり、普段の植物とのつきあいを内省したりして考えてきた。 植物は、人文学的課題に限ったとしても、底なしの深さを持つテーマであることを改めて思い知った。とともに、かつて、ゲーテもル

                                        藤原辰史 「新・植物考」 第6回 (最終回)「植物を考える」とはどういうことか | 生きのびるブックス
                                      • エピソードではなくエビデンス重視の思考法が大切な理由

                                        1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を

                                          エピソードではなくエビデンス重視の思考法が大切な理由
                                        • 「人工知能」の幻想をヒュームが破壊する : 池田信夫 blog

                                          2020年11月29日16:51 カテゴリ本 「人工知能」の幻想をヒュームが破壊する 西洋の近代哲学はカントに始まったといわれるが、彼を「独断のまどろみ」から覚ましたのはヒュームだった。カントはヒュームの問題を解決して「コペルニクス的転回」を実現したというが、それは間違いだったとラッセルは『西洋哲学史』で指摘している。 ヒュームの問題は、きわめてシンプルである。太陽が明日も昇らないであろうということは、太陽が昇るであろうという断定に比べて理解しにくい命題ではないし、またより多くの矛盾を含蓄しているわけでもない。それゆえ、われわれがこの命題の虚偽を論証しようと試みても当然無駄であろう。(本書第4章[21])だから経験的な観察から法則は帰納できない。今まで毎日例外なく太陽が昇ったとしても、あす昇ることは証明できない。また宇宙のあらゆる場所で光の速度が同じだとしても、あなたのいる場所でそれと同じ

                                            「人工知能」の幻想をヒュームが破壊する : 池田信夫 blog
                                          • 根拠なき精神論ほど、人間をダメにするものはない

                                            1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を

                                              根拠なき精神論ほど、人間をダメにするものはない
                                            • 感想OUTPUT:ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 (21st Century Liberal Arts) を読んだ感想 - Be financial freedom. 経済的自由の探求

                                              こんにちは、株もっちーです。 金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。 要するに読書感想文的な活動ですね。 読んだ本:ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 (21st Century Liberal Arts), 小川 仁志 (著) 気づいたこと 30人の哲学者 21世紀の問題 AI インターネット 監視社会 バイオテクノロジー 環境問題 資本主義 グローバリゼーションとナショナリズム 宗教対立 テロ ポピュリズム 行動したこと まとめ ランキング・宣伝など 読んだ本:ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 (21st Century Liberal Arts), 小川 仁志 (著) ビジネスエリートのための!リベラルアーツ 哲学 【21st Century Liberal Arts】 作者:小川 仁志すばる舎Amazon 気

                                                感想OUTPUT:ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 (21st Century Liberal Arts) を読んだ感想 - Be financial freedom. 経済的自由の探求
                                              • 国語教育について - 内田樹の研究室

                                                去年国語教育について、国語科の教員の先生たちの集まりで講演した。もうだいぶ前のことである。同じようなことはこれまでもブログに書いてきたけれど、たいせつなことなので、何度も繰り返して言い続ける。 今日は国語教育についてお話しいたします。多分、現場の国語の先生たちはとても苦しい立場に置かれて、これから先、どのようにして国語教育を進めていったらいいのか、正直言って分からないというところにいるのではないかと思います。今度、学習指導要領の改定がありまして、これまでとずいぶん違った形で、国語教育を進めなければいけなくなりそうだということこの間ずっと話題になっています。論理国語と文学国語という区分が何を意味しているのかよく分からない。 先般、今日の講演の打ち合わせのためにいらっしゃった先生方と早速その話になりまして。「論理国語って何ですか、一体。意味が分からないです」と伺いました。ネット上では、かなり批

                                                • これからの日本の大学は、世界最古「アズハル大学」の3信条に学べ【出口学長×スタンフォード星校長3】

                                                  1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を

                                                    これからの日本の大学は、世界最古「アズハル大学」の3信条に学べ【出口学長×スタンフォード星校長3】
                                                  • ひとりの男によって人類の価値観は一変した…20世紀最大の功績を残した天才学者が「辿り着いた答え」(奥野克巳)

                                                    実存主義が解体された 彼が編み出した理論は人類学の理論だけにとどまらず、その後「構造主義」と呼ばれる思想にまで発展しました。構造主義とは、私たちが生活している社会や文化の背後には目に見えない構造があり、人間の活動はその構造によって支えられているとする考え方です。構造主義が20世紀半ばの欧米の思想界に及ぼした影響は絶大なものでした。この意味で、レヴィ=ストロースは人類学において最大級の功績を残した学者のひとりだと言うことができるでしょう。 20世紀になると、人間や社会は進歩していくのだという歴史の発展法則に基づいて、マルクス主義が進展を遂げました。それとは逆に、構造主義は人間の精神は進歩するのではなく、最初から完成してしまっていると説いたのです。その点で、構造主義はまったく新しい人間観でした。構造主義では、西洋近代社会も「未開」社会も、同じ人間の精神の所産なのです。彼の提起した構造主義により

                                                      ひとりの男によって人類の価値観は一変した…20世紀最大の功績を残した天才学者が「辿り着いた答え」(奥野克巳)
                                                    • 【出口学長の哲学と宗教講義】ダーウィンの進化論とストア派の哲学が教えてくれた「働き方の真髄」とは?

                                                      出口治明 立命館アジア太平洋大学(APU)学長 1948年、三重県美杉村生まれ。 京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険相互会社入社。 企画部や財務企画部にて経営企画を担当する。 ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。 同年、ネットライフ企画株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。 2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命保険株式会社に社名を変更。 2012年、上場。社長、会長を10年務めた後、2018年より現職。 訪れた世界の都市は1200以上、読んだ本は1万冊超。 歴史への造詣が深いことから、 京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では世界史の講義を受け持った。 おもな著書に『哲学と宗教全史』(15万部突破)、『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『仕事に効く教養としての「世界史」I・II』(祥伝社)、『全世界史(上)(下)

                                                        【出口学長の哲学と宗教講義】ダーウィンの進化論とストア派の哲学が教えてくれた「働き方の真髄」とは?
                                                      • グーグル人事部が採用時に「3つ」のことしか見ない理由……現代の知の巨人・出口治明講演会質疑応答15

                                                        1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を

                                                          グーグル人事部が採用時に「3つ」のことしか見ない理由……現代の知の巨人・出口治明講演会質疑応答15
                                                        • 哲学と宗教全史 | ダイヤモンド・オンライン

                                                          世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年をかけて書き上げた大著が、 ついに13万部突破&「ビジネス書大賞2020特別賞(ビジネス教養部門)」受賞。 大手書店では「休みの日に読んでおきたいビジネス書」として大きく展開され、 いわゆる“鈍器本”の一冊として話題となっている。 この本は、BC1000年前後に生まれた世界最古の宗教家・ゾロアスター、 BC624年頃に生まれた世界最古の哲学者・タレスから現代のレヴィ=ストロースまで、 哲学者・宗教家の肖像100点以上を用いて、世界史を背骨に、 日本人が最も苦手とする「哲学と宗教」の全史を初めて体系的に解説したものだ。 なぜ、

                                                            哲学と宗教全史 | ダイヤモンド・オンライン
                                                          • なんでクィア理論ではいまだに精神分析が扱われているの? - 境界線の虹鱒

                                                            ジェンダーやセクシュアリティについての哲学的な議論では、フロイトやラカンなどの精神分析理論が繰り返し批判されてきた。なかでも有名な批判の1つが、ジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』だろう*1。 しかし、それにもかかわらず、精神分析理論はいまだクィア理論のなかで言及されている。もちろんフロイトやラカンの主張が素朴に肯定されるわけではない。けれど彼らの主張に批判を加えつつも、その語彙や枠組みに大きく依拠ながら、議論が展開されるのだ。 「精神分析などという、複雑怪奇な概念を乱用する非科学的なシロモノが、いまだマトモに取り扱われているのは何故なのか?」こう思われる方も少なくないだろう。実際、私も学部生の頃には似たような疑問をいだいていた。 とはいえ、昨年度に精神分析系のクィア理論について論文を書いたなかで、先の疑問についても自分なりに考える機会があった。その結果としての暫定的な回答を、以

                                                              なんでクィア理論ではいまだに精神分析が扱われているの? - 境界線の虹鱒
                                                            • 【2023年6月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                              今期は企画本が多いです 2023年4月~6月の世界史関連新刊紹介です。 本記事はざっと流し読みをして気になる本をメモしていただくか、ブックマークして書店を訪れた際に見返すかして使っていただけるといいかと思います。今回も50冊あります。 新書・文庫・選書 安価に楽しめる新書、文庫、選書。今期はかなりバリエーション豊かなです。 これは私買いました。 唐―東ユーラシアの大帝国 (中公新書) 物語 チベットの歴史-天空の仏教国の1400年 (中公新書 2748) これらは買う予定です。 中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史 (講談社選書メチエ) ブルゴーニュ公国の大公たち (ちくま学芸文庫 カ-56-1) 階級とは何か (ちくま学芸文庫 エ-20-1) 1. 『中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史』 松下 憲一著 講談社選書メチエ 2023/5/15 税込1,870円 リンク 中国の歴史は、統一王朝時

                                                                【2023年6月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                              • 好きなことをやらせてあげてください

                                                                1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を

                                                                  好きなことをやらせてあげてください
                                                                • アニメ【推しの子】主題歌、YOASOBI「アイドル」の衝撃──『歌詞のサウンドテクスチャー』から考える(後半)|じんぶん堂

                                                                  じんぶん堂TOP 文化・芸術 アニメ【推しの子】主題歌、YOASOBI「アイドル」の衝撃──『歌詞のサウンドテクスチャー』から考える(後半) 記事:白水社 YOASOBI、米津玄師、Ado、藤井風、NewJeans……新時代のポップスがもっと楽しめる「耳寄りな学問」にようこそ! 木石岳著『歌詞のサウンドテクスチャー うたをめぐる音声詞学論考』(白水社刊)は、オノマトペ、音象徴、ポケモン言語学など最新の学術研究もふまえ、アーティストたちの魔法のような「作詞術」についてわかりやすく解説する。「音声詞学」の入門書。 書籍情報はこちら 【TVアニメ【推しの子】ノンクレジットオープニング|YOASOBI「アイドル」】 [前回の続き] 歌詞の音と意味は、 時として衝突する。 前回の記事で、拙著『歌詞のサウンドテクスチャー』に書かれた論考の香りを嗅いでいただいた。これが焼肉店が外に煙を排出することで客の

                                                                    アニメ【推しの子】主題歌、YOASOBI「アイドル」の衝撃──『歌詞のサウンドテクスチャー』から考える(後半)|じんぶん堂
                                                                  • なぜ、定年制度を撤廃すると高齢化問題の特効薬になるのか?……現代の知の巨人・出口治明講演会質疑応答5

                                                                    1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を

                                                                      なぜ、定年制度を撤廃すると高齢化問題の特効薬になるのか?……現代の知の巨人・出口治明講演会質疑応答5
                                                                    • 全体的個人よ、ネットワークよ、システムに負けずに立ち上がれ――文化人類学者・小田亮さん、スマイルズ代表・遠山正道さん対談(前編) | CULTIBASE

                                                                      全体的個人よ、ネットワークよ、システムに負けずに立ち上がれ――文化人類学者・小田亮さん、スマイルズ代表・遠山正道さん対談(前編) 「企業は単なる収益を生み出す道具ではなく、知の創造体である」。これは、“ナレッジマネジメントの生みの親”とも称される経営学者・野中郁次郎さんの言葉です。1990年代、彼はイノベーティブで生産性の高い組織の特徴を、工業的システム下で全体が統制された構造ではなく、知識創造のサイクルを絶え間なく回し続ける小さなチームの集合だと捉え、昨今のアジャイル開発の基盤となった「スクラム」という概念を打ち立てました。 大きなシステムから、小さなネットワークへ。経済合理性ばかりではなく、知識創造や個人の当事者性にこそ重きを置く……近年の組織論の文脈で盛り上がりを見せるこうした視座は、かつてレヴィ=ストロースが示した「真正性の基準」に象徴されるような、人類学者たちが持つ共同体への眼差

                                                                        全体的個人よ、ネットワークよ、システムに負けずに立ち上がれ――文化人類学者・小田亮さん、スマイルズ代表・遠山正道さん対談(前編) | CULTIBASE
                                                                      • ララビアータ:ラカンとフェミニスム - livedoor Blog(ブログ)

                                                                        ラカンによれば、男児は母の欲望の秘密を、ファルスの欠如ゆえに父のファルスを求める欲望と解釈する。これは、すべてのシニフィアンをファルスの欠如から解釈する一元的意味論である。男児が、原理的一元的説明原理が与えられると期待するのは、もちろん早とちりの幻想による。あまりにも鮮やかな解釈が得られたと思い込むことから、彼らは意味一般の解釈原理を手にできたと思うのである。これがそれ以後の彼らの意味論の基本形を形成するのだ。 しかしそれなら、男は皆そのような愚かさを宿命づけられているのか? そうではない。そもそも鏡像段階のデッドロックを突破できたのは、男女を問わず母の欠如(母の欲望)から、言語への道が開いていたからである。 男児は、それを大文字の他者A への母の欲望と見なし、自らもAを求める。そして、Aの中に己れのセリフを見出す。しかし、このAが完全でもすべてでもないことを見出さなくてはならない。さもな

                                                                        • 楽園はこちら側

                                                                          このブログではBSL時に学生が提出したレポートを供覧してきました。神戸大の学生がいかに優秀で良く勉強しているかを宣伝する意図もあり、単純に感染症を勉強するとはこういうことだ、というメッセージを発信する意味もありました。が、昨今の問題のため当方もこちらにアップする時間がなくなっているうえに、当ブログを閲覧する方も増えてしまい、当方の意図するところとは違う形で学生レポートをご覧になる方も増えています。あらぬ誤解が生じることを避けるため、当面、学生のレポートはこちらで供覧しないことにしました。ご了承ください。 岩田健太郎 慶応大学病院が無症状の患者67人に新型コロナウイルスSARS-CoV-2のPCRを行い、4名が陽性であったと発表した。6%である。 これだとnが少ないのでシンプルな二項検定を行うと、95%信頼区間は 1.7%-14.6%となる。東京都民の1395万人に当てはめると 237,15

                                                                            楽園はこちら側
                                                                          • 「巣」と「家族」 — KENICHIRO EGAMI

                                                                            台湾に王庚(アークン)という男がいる。2013年5月、当時日本と台湾の反核運動を繋げる活動をしていた陳炯霖(ダン•ギンリン)の住む台南に遊びに行く時、彼から「台湾に来たら俺の人生の師匠に会わせてやるよ」と言われたことが出会いのきっかけだった。陳さんは高円寺「素人の乱」の松本哉さんの著書「貧乏人の逆襲」の中国語版の翻訳者でもあり、2011年9月に韓国、釜山で開かれた香港、日本、韓国で自分達の「場所」を作り、文化•社会活動をする人たちのシンポジウムに遊びに来ていたり、2012年4月に香港で開かれた「アジア有象無像会議」には台湾のカフェ•イベントスペース「直走珈琲」のメンバーとして発表をしたり、日本と台湾、そして東アジアの国々を縦横無尽に行き来していた。 そんな行動力あふれる陳さんの師匠とはどんな人物なのか、松本さん曰くアークンは「台湾の野生児だ!」と言うが、いまいちピンとこない。けれど、彼と会

                                                                              「巣」と「家族」 — KENICHIRO EGAMI
                                                                            • 古典と名著まとめ集。具体的に分かりやすく解説・要約する哲学ノート目次。 | コテンto名著

                                                                              <古代・中世思想>ソクラテスの無知の知 🍀 プラトンの弁証法 🍀 プラトンのイデア論 🍀 プラトンの『ソクラテスの弁明』 プラトンの『ゴルギアス』(1)ゴルギアス編 🍀 プラトンの『ゴルギアス』(2)ポロス編 🍀 プラトンの『ゴルギアス』(3)カリクレス編・上 🍀 プラトンの『ゴルギアス』(4)カリクレス編・下 🍀 プラトンの『ゴルギアス』(5)終幕 🍀 プラトンの『国家』 アリストテレスの『形而上学』(かんたん版) 😀 アリストテレスの『形而上学』(通常版) アリストテレスのエネルゲイア 🍀 アリストテレスの『二コマコス倫理学』(かんたん版) アリストテレスの『二コマコス倫理学 第一巻』幸福論 アリストテレスの『二コマコス倫理学 第二巻』中庸論 アリストテレスの『二コマコス倫理学』 アリストテレスの『詩学』(かんたん版) 😀 アリストテレスの『詩学』(1) 😀 ア

                                                                                古典と名著まとめ集。具体的に分かりやすく解説・要約する哲学ノート目次。 | コテンto名著
                                                                              • 【出口治明学長】僕が哲学にイチコロになった瞬間

                                                                                1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を

                                                                                  【出口治明学長】僕が哲学にイチコロになった瞬間
                                                                                • 読書日記1105 - はてなブログ大学文学部

                                                                                  読んだ本 松村圭一郎『旋回する人類学』講談社 (2023) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 人類学という学問は歴史的に優生学と同様に、差別の観点からスタートしている。 ジャンルを問わず、西洋の人々が自分達とは違う外見の人々を「人間ではない」と考えていた、あるいは発言していたと書かれている本は枚挙にいとまがない。哲学者ではエマニエル・カントがその代表格と言える。 人類学の発展は過去との断絶、あるいは乗り越えることを意味してきた。 従って、人類学は科学とは違い累積的な学問とはやや違う性質を持っている。そのようなことが書かれている。 とりわけその断絶に貢献したのは別の分野での研究であった。エドワード・サイード『オリエンタリズム』では、西洋人が非西洋人を描くことに権力性、暴力性があることを論じ、人類学者は異文化の研究をすることの正当性すら剥奪され

                                                                                    読書日記1105 - はてなブログ大学文学部