中学受験準備の低年齢化が進んで久しいですが、一方では日本ではなく世界のトップ大学をダイレクトに目指すため、低学年のうちから準備を考える家庭が増えていると聞きます。これからの時代の真に〝グローバルな子育て〟とは?自身も〝世界育ち〟で現在は教育事業に携わる髙宮信乃さんにお話を伺いました。 私自身は7カ国育ち。例えばアフリカでは1日のうち23時間停電していたり、蛇口をひねれば泥水が出て、一歩外に出れば道端で生活している人がいる環境で、今、日本の生活にありがたみを感じています。 子どもたちにも、たくさんの経験を積んでほしいんですね。留学は、そのためにとても有効な手段です。経験を重ねることによって、これからの社会で必要な多様性への本質的な理解も、人に対するリスペクトも生まれると思っています。例えばインターナショナルスクールだとまずいろんな人種の方がいます。肌の色、バックグラウンドは違うけれど、尊重し