無料・格安で治療を受けられる「無料低額診療事業」 「おカネがないから病院には行けない」と諦めることはない。 おカネがなくてもOKという病院がある。それは「無料低額診療事業」という制度にかかわる医療機関だ。 生活保護を受けていれば、自治体に指定された医療機関でかかる医療費は無料になる。 一方、無料低額診療事業は、生活保護を受けていないが、経済的に立ち往生している人が、無料または格安で治療が受けられるという、法で規定された制度である。 ただし、どの病院でもやっているわけではない。厚生労働省が2021年にまとめたデータでは、全国732カ所の医療機関が実施している。 収入が生活保護基準の120%以下なら無料、140%以下なら安くする、という基準を設けている病院が多い。 〈無料低額診療施設の探し方〉 ・インターネットで「無料低額診療 病院 住んでいる地域」で検索する。 ・全日本民医連のサイトがくわし