ベルギーの首都ブリュッセルの裁判所に出廷したサラ・アブデスラム被告を描いたスケッチ(2018月2月5日作成)。(c)AFP PHOTO / Benoit PEYRUCQ 【2月6日 AFP】2015年にフランスの首都パリで起きた同時襲撃事件で、唯一生存している実行犯とされるサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)被告(28)が5日、ベルギーの首都ブリュッセルの裁判所で開かれた公判に初出廷した。被告は法廷で「私はアラー(神)を信じる」などと発言したほか、イスラム教徒が偏見に基づいて裁かれていると非難した。 ベルギー生まれのモロッコ系フランス人である同被告は、パリでの事件後にブリュッセルで起こした銃撃事件の裁判に出廷するため、パリ近郊の勾留施設から警察の護衛下でブリュッセルに移送された。 出廷したアブデスラム被告は、傲然(ごうぜん)とした態度を示し、判事の前で起立することや、2016