(雑感・雑記帳 No.23・上)前掲10月11日投稿分の 続きです ●外国語(主に英語)の日本語化への努力は「読む・書く」を中心に行われ、 新たな概念の漢字造語が蓄積されて行った。 英語を中心に欧米先進国の言葉の「読む・書く・聞く・話す」の内、 「聞く・話す」を横に置いて、「読み・書き」のみを日本語に取り込み、 言葉そのものの「概念」をひたすら「造作・造語」しながら、あらゆる分野の 「欧米の原書」が「日本語書籍」に置き換わっていった。 このことが、日本の「近代言語」の基本的な特徴かもしれない。 「翻訳」され、日本語になった本たちは、これを必要とするあらゆる日本人が 利用できるものであることは当然であった。 しかも、英語を中心とする外国語を知らない人達も、それまでになかった、 新しい「概念」を日本語として取り込むことに成功したのである。 徳川期の日本の文明・文化の大きな特徴は、その時代の社会