ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)と、伊藤さんから15年4月に性的暴行を受けたとして1100万円の損害賠償を求めた民事訴訟を起こされ、東京地裁から330万円を支払うよう命じる判決を言い渡された元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(53)が判決から一夜明けた19日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。先に行われた山口氏の会見を伊藤さんが取材するなど異例の会見は、互いが主張を言い合う“法廷外バトル”となった。 ◇ ◇ ◇ 午後1時、山口氏が会見場に入ると伊藤さんが記者席に着席した。判決が世界各国で報じられるなど注目度も高く、会見には海外メディアが多数、姿を見せた。山口氏は冒頭、英語で発言し控訴すると明言した。 山口氏の弁護士は、伊藤さんが避妊のためにピルを飲み5日後に月経があったと医師に申告し、医師が妊娠の可能性がほとんどなくなったと診断したのに山口氏に対して妊娠の不安を何度