世田谷区指定有形文化財(古文書) 平成10年11月25日指定 所在 東京都世田谷1丁目29番18号 世田谷区立郷土資料館 (開館時間、休館日は郷土資料館のページをご確認ください。) 室町時代 点数 巻子本1巻 附 吉良義房修補奥書 解説 北条幻庵は、北条早雲の第三子で、幼くして仏門に入り、長じて箱根権現金剛王院の別当職をつとめました。法名は長綱、のち臨済宗風に幻庵宗哲とあらためています。この覚書は世田谷城主吉良氏朝に嫁ぐ、北条氏康の娘・鶴松院に幻庵が書き与えたものです。内容は、夫や姑の呼び方にはじまり、婚礼の式や家臣への心配りなど多岐にわたります。更に諸人への対応のしかたから年中行事、日常生活のたしなみなどにいたるまで事細かに諭しています。 文化財一覧にもどる