令和三年十月「生命の言葉」 辛丑歳 神無月 『吉田松陰』 人生草露(そうろ)の如し 辛艱(しんかん)何ぞ虞(おそ)るるに足らん 吉田 松陰(よしだ しょういん) 人生は草についた露のようにあっという間に終わってしまう 辛いことや困難なことを恐れている時間などどうしてあろうか 『五十七短古』 吉田松陰 吉田松陰は幕末の思想家、教育者。 欧米列強が植民地政策を推し進める中、日本と欧米との国力差を痛感する。 日本の将来を危惧し、西洋文明を学ぼうと海外渡航を企てるも失敗し投獄される。 出獄後、松下村塾という私塾を主宰し明治維新の原動力となった高杉晋作、伊藤博文など多くの志士を輩出した。 吉田松陰神道知識の誘(いざな)ひ むすび 古事記の中で「産巣日(むすひ)」と表記される「むすび」は、特別な意味があります。 産巣日は高天原(たかまのはら)に二番目に誕生した高御産巣日神(たかみむすひのかみ)と、三