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  • 東京新聞:郷土の姿 再発見を 江戸時代の地誌「新編武蔵風土記稿」:埼玉(TOKYO Web)

    江戸時代後期に編さんされた武蔵国の地誌を読み解く「『新編武蔵風土(ふど)記稿』を読む」が出版された。「新編武蔵風土記稿」(風土記稿)は武蔵国にあった町村の地理や産業、民俗などについて書かれた記録。本書は風土記稿を分かりやすく解説しており、出版元は「郷土の歴史を調べたり、名所旧跡を訪ねることなどに利用してもらえれば」と話している。 (桜井章夫) 風土記稿は幕府の事業として一八一〇年から二十年がかりで編さんされた。役人が武蔵国(埼玉県全域や東京都心を除く都内全域、神奈川県の一部)に約三千あった町村を訪れて住民から話を聞いたり、古文書を調べて記している。文章に加え、地域を描写した挿図が多いことが特徴だ。

    • ネットで楽しめる江戸時代の名所図会、地誌など

      江戸時代の安政九年(1780年)に秋里籬島著・竹原春朝斎画の『都名所図会』(6巻11冊)が出版され、その後諸国の名所旧跡・景勝地の由緒来歴などを記し、写実的な風景画を多数添えた『名所図会』が相次いで出版されている。今日の旅行案内書のような本だと理解すればわかりやすく、名所の絵を見るだけでも結構楽しめる。 『都名所図会』清水寺 名所図会は寛政年間から文化年間初期と天保年間以降に数多く出版されていて、その多くが大正期、昭和初期に復刊されていて、国立国会図書館デジタルコレクションでネット公開されている。復刊されていないものも、ネットで公開されているものがあるので、興味のある方は覗いていただければと思う。基本はモノクロ画像だが、歌川広重の『五十三次名所図会』『名所江戸百景』はカラー画像を楽しむ事が出来る。 『五十三次名所図会』桑名、四日市 今の観光地が昔はどのように描かれていたかを知ることで、旅行

        ネットで楽しめる江戸時代の名所図会、地誌など
      • 地誌的障害、失行症、遂行機能障害…って、どういう状況なの? | 3流作業療法士×Web ~ワーフライフバランス奮闘記~

        地誌的障害、失行症、遂行機能障害…って、どういう状況なの? みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56) 地誌的障害とか失行症、注意障害などいろいろありますが、これらの障害はどういう状況になったら出るのでしょう? ある課題に対し、最後まで集中できずまったくクリアできなかったとしたら、それは注意障害かもしれませんが、ほかにも状況があるかもしれません。

          地誌的障害、失行症、遂行機能障害…って、どういう状況なの? | 3流作業療法士×Web ~ワーフライフバランス奮闘記~
        • 京都の地誌類約70点・1万カットをデジタル化した「京都地誌データベース」が公開

          京都の地誌類約70点(約1万カット)をデジタル化した「京都地誌データベース」が公開されています。このデータベースは、立命館大学の塚本章宏氏が、同大学アート・リサーチ・センターの協力のもと、京都府立総合資料館の所蔵する地誌類をデジタル撮影したものということです。 京都地誌データベース http://www.dh-jac.net/db1/books/kyofu/index.html 京都府立総合資料館(2012/7/31付け新着情報に「当館が所蔵する近世京都の地誌資料を、塚本章宏氏がデジタル撮影しデータベース化された「京都地誌データベース」(外部リンク)が利用できるようになりました。」とあります。) http://www.pref.kyoto.jp/shiryokan/ 参考: 立命館大学、「京都市明細図」をGoogleマップやGoogle Earth上で閲覧できるウェブサイトを公開 http

            京都の地誌類約70点・1万カットをデジタル化した「京都地誌データベース」が公開
          • Amazon.co.jp: 異世界の書: 幻想領国地誌集成: ウンベルトエーコ (著), 武司,三谷 (翻訳), Eco,Umberto (原名): 本

              Amazon.co.jp: 異世界の書: 幻想領国地誌集成: ウンベルトエーコ (著), 武司,三谷 (翻訳), Eco,Umberto (原名): 本
            • 自住軒一器子「鎌倉紀」より(その2) : 地誌のはざまに

              地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 13日に金沢から鎌倉入りした一器子一行4人は、鶴岡八幡宮の三の鳥居近くに宿を求めました。翌日はここを起点にして終日鎌倉を周遊しています。文字に起こしてもなかなかその足取りが見え難いと思いましたので、その1日の足取りを大筋でルートマップ化してみました。具体的に辿った道筋までは特定出来ないので、飽くまでも現在の道筋を辿った場合の大筋を示しているだけですが、立ち寄ったと思われる場所にはコメントを埋めて、大体どの様な順番で各寺社を巡ったかがわかる様にしています。残念ながらブログに張った画像ではコメントを収めたポイントが表

                自住軒一器子「鎌倉紀」より(その2) : 地誌のはざまに
              • 京都地誌データベース

                本プロジェクトでは、近世期京都の地名・名所・住所などの地理空間情報を収集することを目的に、地誌類のイメージデータベース作成を進めています。2011年度には、京都府立総合資料館に所蔵されている京都の地誌類をデジタル撮影し、データベース化しました。2012年3月1日時点で、約70点、約1万カットの史料を閲覧することができます。本データベースでは、影印本や翻刻本などで出版されていない史料についても掲載されているため、記述の時代別比較や変遷を分析することができます。 本データベースは、以下の研究助成金の補助により構築されたものです。 平成23~24年度 科学研究費助成事業(科学研究費補助金《研究活動スタート支援》) 「諸師諸芸・諸職名匠GISアトラス」の構築と近世京都の産業構造に関する研究 (研究代表者:塚本章宏) 平成23年度 立命館大学 研究推進プログラム(若手研究) 「GISを用いた近世京都

                • "暴君"と"名君"のあいだ-民間地誌にみる近世民衆の政治意識- | CiNii Research

                  JaLC IRDB Crossref DataCite NDL NDL-Digital RUDA JDCat NINJAL CiNii Articles CiNii Books CiNii Dissertations DBpedia Nikkei BP KAKEN Integbio MDR PubMed LSDB Archive 極地研ADS 極地研学術DB 公共データカタログ ムーンショット型研究開発事業

                  • 「箱根湯治場道見取絵図」について : 地誌のはざまに

                    地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 以前、江島道についてまとめた際に、余談として「海道其外分間見取延絵図」のうち東京美術から出版されたものを一覧として掲げました。また、その際に「根府川通見取絵図」の解説に、渡辺和敏氏が『東海道分間延絵図』をはじめとするこの絵図は、幕府が三部を作成し、そのうちの二部については所蔵施設が分かっているのであるが、その所蔵施設にない新しい絵図が、近年別の所から発見されはじめている… (「根府川通見取絵図」第2巻解説より) と記されていることを紹介しました。 最近になって、「埼玉県立歴史と民俗の博物館」の今年の特別展「江戸の

                      「箱根湯治場道見取絵図」について : 地誌のはざまに
                    • 金利は低過ぎる、ECBの金融緩和解除望む─独財務相=現地誌

                      1月12日、ショイブレ独財務相は、インフレ率が正常な水準に戻り、欧州中央銀行(ECB)が段階的に異例の金融政策を解除することを望むとの考えを示した。2015年撮影(2017年 ロイター/Fabrizio Bensch) [ベルリン 12日 ロイター] - ショイブレ独財務相は、インフレ率が正常な水準に戻り、欧州中央銀行(ECB)が段階的に異例の金融政策を解除することを望むとの考えを示した。独誌ザ・ヨーロピアンのインタビューが12日、電子版に掲載された。

                        金利は低過ぎる、ECBの金融緩和解除望む─独財務相=現地誌
                      • 「たった21万円」「こんなにキュートなのに」ホンダ ナビが北米進出 現地誌興奮

                        北米ホンダはアメリカとカナダにて、趣味と実用を両立した小型ファンバイク「ナビ」の2022年型を発売する。インドで販売されていた既存モデルの北米進出となる。個性派のシティバイクとしてはすでにホンダ グロムが存在するが、さらに小型でキュートなモデルとしてすでに複数の現地バイク誌などが取り上げている。 ◆ポップなスタイリング ナビの大きな特徴は、一回り小型になったサイズ感と高いデザイン性だ。ミニモトとしての実用性を確保しながらも、愛らしいデザインと小型のボディで趣味性の向上を図っている。米ライド・アパート誌(11月16日)は、「ビギナーにやさしく、楽しく、モダンなデザインで、カスタマイズにうってつけ、そしてミニモトとスクーターを掛け合わせたような存在だ」と特徴を述べる。カスタマイズに関してはサードパーティ製のビジュアルパーツが登場予定となっており、自分だけのルックスを楽しむことができる。 >次の

                          「たった21万円」「こんなにキュートなのに」ホンダ ナビが北米進出 現地誌興奮
                        • 地誌のはざまに

                          大正元年(1912年)から12年(1923年)までの小田原・箱根地域で自動車事業を新規に立ち上げてきた松本安太郎、小田原電気鉄道、富士屋自働車について、かなりの回数記事を出してきました。今回はそれらを少しまとめた上で、それらの記事に収まらなかったエピソードを何点か紹介したいと思います。 まず、ここまでの記事を一覧化します。 「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その1)「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その2)「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その3)「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その4)松本安太郎の「エム・エフ商会」補足「小田原電気鉄道」の延伸と松本安太郎の自動車事業「小田原電気鉄道」の延伸と「富士屋自働車」の自動車事業(その1)「小田原電気鉄道」の延伸と「富士屋自働車」の自動車事業(その2)

                            地誌のはざまに
                          • 鎌倉椿について:「新編相模国風土記稿」から : 地誌のはざまに

                            地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making Wikimedia Commonsに登録された椿の標本図 委細が明記されていないが シーボルト「日本植物誌」中のもの ("Camellia japonica SZ82". Licensed under Public domain via Wikimedia Commons.)「新編相模国風土記稿」に掲げられた産物から、今回は「椿」を取り上げます。 ◯山茶和名、津婆幾、◯鎌倉郡玉繩領邊の花を美とす、土俗鎌倉椿と稱す、 (卷之三 山川編、雄山閣版より) 椿に関する記述があるのは山川編の「物産」のみです。鎌倉郡図説では

                              鎌倉椿について:「新編相模国風土記稿」から : 地誌のはざまに
                            • 梅干について:「新編相模国風土記稿」から(その1) : 地誌のはざまに

                              地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making シーボルト「日本植物誌」中の梅の標本図。学名中 「mume」は日本語の表記「むめ」から採られている ("Prunus mume SZ11" by Philipp Franz von Siebold and Joseph Gerhard Zuccarini - Flora Japonica, Sectio Prima (Tafelband).. Licensed under Public domain via Wikimedia Commons.)「新編相模国風土記稿」の各郡の産物、今回は梅の実を採り上げます。 先

                                梅干について:「新編相模国風土記稿」から(その1) : 地誌のはざまに
                              • 城ヶ島の水仙:「新編相模国風土記稿」から : 地誌のはざまに

                                地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 「新編相模国風土記稿」に掲げられた産物から、今回取り上げるのは「水仙」です。 山川編(卷之三):◯水仙三浦郡城ヶ嶋村に生ずるもの、重瓣にして莖長く、尋常の種に異なり、 三浦郡図説(卷之百七 三浦郡卷之一):◯水仙花城ヶ島村に生ずるもの重瓣にして莖長く尋常の種に異なり 城ヶ島村(卷之百十二 三浦郡卷之六):此地水仙花多し花重辨にして茎長し、 (以下「風土記稿」の引用は何れも雄山閣版より) こちらは山川編、三浦郡図説と対象となる城ヶ島村の記述が揃っています。何れも八重咲きの水仙であることを強調しています。 城ヶ島付近

                                  城ヶ島の水仙:「新編相模国風土記稿」から : 地誌のはざまに
                                • 松浦武四郎「東海道山すじ日記」から(その1) : 地誌のはざまに

                                  地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making このところ、ブログを更新すると言っても「連絡事項」ばかりで、まともな記事のアップは久々です。とは言え相変わらず時間が思う様に取れていないのですが。 たまたま昨年とあるテレビ番組で、松浦武四郎(1818年・文化15年〜1888年・明治21年)が取り上げられているのを見て興味を持ち、彼の紀行集(全3巻 吉田武三編 1975 & 77年 冨山房)を手に取ってみる気になりました。今年は武四郎の生誕200年に当たります。 松浦武四郎(撮影者・撮影時期不明) (パブリック・ドメイン, Wikimedia Commons)松浦

                                    松浦武四郎「東海道山すじ日記」から(その1) : 地誌のはざまに
                                  • 津久井県北部の柏皮:「新編相模国風土記稿」から(その1) : 地誌のはざまに

                                    地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 「新編相模国風土記稿」の産物の一覧から、今回は「柏皮」を取り上げます。 山川編(卷之三):◯栢皮津久井縣澤井・佐野川兩村邊の山に產す、漁夫漁網を染るに佳とす 津久井縣図説(卷之百十六 津久井縣卷之一):◯柏皮澤井村、佐野川村邊の山に産す、海邊の漁夫、漁網を染る是を佳とす (以下「風土記稿」の引用は何れも雄山閣版より) 佐野川村・澤井村の位置 (Googleマップのスクリーンショットに加筆)山川編・津久井県図説共に澤井村や佐野川村の山中で産出することを記していますが、両村の記述には関連するものは見当たりません。佐野

                                      津久井県北部の柏皮:「新編相模国風土記稿」から(その1) : 地誌のはざまに
                                    • 皇国地誌 - Wikipedia

                                      皇国地誌(こうこくちし)は、明治初期の未完に終わった官撰地誌編纂事業。刊行されなかったが、残存する原稿や控えは「皇国地誌残稿」「郡村誌」(ぐんそんし)と呼ばれ、貴重な史料となっている。 明治新政府は国土把握には史誌地誌編纂が必要と考え、奈良時代の風土記に倣った官撰地誌編纂を計画し太政官正院地誌課を新設した。さらに各府県へ所属郡内すべての村について、詳細な調査報告書の提出を命じた。編纂には内務省地理寮(国土地理院の前身)があてられた[1]。 1872年(明治5年)頃から始められたが難航、紆余曲折ののち1884年(明治17年)に打ち切られ、大日本国誌編纂事業に引き継がれたが、これも安房国1冊の刊行に留まっている[2]。残稿は東京帝国大学に所蔵されていたが、関東大震災により大半が焼失してしまった。 沿革[編集] 明治政府には民部省地理司が設けられていたが、地租改正に向けた測量事業を主務とし、掌提

                                      • 箱根のカジカガエル:「七湯の枝折」から : 地誌のはざまに

                                        地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making カジカガエル(Wikipediaより) (Licensed under Public domain via Wikimedia Commons.)先日箱根の「七湯の枝折」の産物の一覧を作成した際に、少なからず興味を惹かれたのが、「かしか蛙」、つまりカジカガエルの項目でした。 一 かしか蛙 堂ケ島の谷川ニアリ其声ひぐらしのことし (「七湯の枝折」沢田秀三郎釈註 1975年 箱根町教育委員会 71ページより) 丁度先日「イモリと山椒魚の博物誌」を紹介した際に、同じ著者の「蛙」が法政大学出版局の「ものと人間の文化史」シ

                                          箱根のカジカガエル:「七湯の枝折」から : 地誌のはざまに
                                        • 足柄下郡の「石」:「新編相模国風土記稿」から(その1) : 地誌のはざまに

                                          地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making ここまで、「新編相模国風土記稿」の各郡の産物として記された品目のうち、鉱物に属するものを主に取り上げてきました。鉱物類の中で最後に残ったのが、足柄下郡の各村で産出する石材ですね。 足柄下郡図説(卷之二十二):◯石、根府川石、根府川・米神兩村に產す、◯小松石、岩村小松山に產す、又土肥吉濱村、同門川村にも產せり、◯眞鶴石、眞鶴村の產、鋪石礎石甃石の料にあつ、◯荻野尾石、根府川村荻野尾山より產す、◯磯朴石、同村海岸より產す、◯玄蕃石、江ノ浦村の產、 山川編(卷之三):◯石足柄下郡に出づ、中に就て根府川・米神二村に產する

                                            足柄下郡の「石」:「新編相模国風土記稿」から(その1) : 地誌のはざまに
                                          • 津久井県北部の柏皮:「新編相模国風土記稿」から(その2) : 地誌のはざまに

                                            地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 前回に引き続いて、津久井県佐野川・澤井村で産出した「柏皮」を取り上げます。 武蔵国多磨郡上恩方村の位置 (Googleマップのスクリーンショットに加筆)さて、佐野川村から和田峠を経て佐野川往還を東へ向かうと、相模国津久井県から武蔵国多磨郡へと入ります。そこは「上恩方村」という地で、北浅川を中心とした複数の渓谷が八王子宿に向けて下っていく地です。 武蔵国に入った訳ですから、この村の村誌は「新編武蔵風土記稿」の方に含まれることになりますが、こちらには上恩方村の産物については何も記されていません。しかし、「武蔵名勝図会

                                              津久井県北部の柏皮:「新編相模国風土記稿」から(その2) : 地誌のはざまに
                                            • 「七湯の枝折」と「新編相模国風土記稿」 : 地誌のはざまに

                                              地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 以前「ハコネサンショウウオ」についてまとめた際に、「七湯(ななゆ)の枝折(しおり)」という文献から一部引用しました。今回箱根の他の産物について改めて調べるに際して再びこの資料を手に取りました。 歌川広重「箱根七湯図絵」より「底倉」 Museum of Fine Arts Boston. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.「七湯の枝折」は文化8年(1811年)に江戸の「文窓」および「弄花」なる人物が著したもので、彩色を施された多数の図(恐らくは弄花の画)を含

                                                「七湯の枝折」と「新編相模国風土記稿」 : 地誌のはざまに
                                              • 日本海地誌研20年会誌 地道な研究は敦賀の財産 論説 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト

                                                記事一覧 日本海地誌研20年会誌 地道な研究は敦賀の財産 (2016年8月18日午前7時05分) 【論説】敦賀市の郷土史調査グループ「日本海地誌調査研究会」が創立20周年を記念した会誌を発行した。1995年の設立以来、歴史や文化、民俗、交通など幅広く研究し、市の発展につなげようと地道な活動を続けている。積み重ねた専門的な研究は敦賀の大きな財産だ。  調査の成果は、「私することなく無償で敦賀の商人に提供した」―。研究会の設立趣意書には敦賀港発展に向け、大陸に調査員を派遣した大和田銀行の創設者大和田荘七翁の姿勢が記されている。研究会は敦賀市に関連する日本海沿岸各地の地誌を調査。会員の視野を広め、より高い次元に立った史観と判断力を養い、敦賀市に寄与することが目的だ。  これまで会員によって多くの調査が進められた。第2次世界大戦中にナチスの難を逃れユダヤ難民が降り立ったことに焦点を当てた研究は、現

                                                  日本海地誌研20年会誌 地道な研究は敦賀の財産 論説 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト
                                                • 宮城野村・仙石原村の足柄下郡への編入時期について : 地誌のはざまに

                                                  地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 先日、「箱根湯治場道見取絵図」に宮城野村が「足柄下郡」と記されているのを受けて、江戸時代から明治初期にかけて、この村と仙石原村が一貫して足柄上郡の所属であったこと、明治11年から13年の間に足柄下郡へ移った可能性はあるもののそのことを具体的に記した公的書類が見つかっていないことを記しました。今回、この足柄下郡への編入を巡ってもう少し補足してみます。 旧足柄上郡上曽我・曽我大沢村の位置 (Googleマップのスクリーンショットに加筆)「神奈川県史 資料編11」(1974年)には「近代・現代(1)政治・行政1」という

                                                    宮城野村・仙石原村の足柄下郡への編入時期について : 地誌のはざまに
                                                  • 「【旧東海道】その15余録 ハコネサンショウウオ」の補足 : 地誌のはざまに

                                                    地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 随分と中途半端なタイトルになってしまいましたが…。 「箱根町の天然記念物 ハコネサンショウウオ」 (大涌谷自然科学館編 1990年)表紙の写真(再掲)最近、私のブログのアクセス履歴を見ていて、「ハコネサンショウウオ」をキーに検索して私のページにアクセスされた跡が幾つか見つかりました。何れも「【旧東海道】その15余録 ハコネサンショウウオ」のページを見に来られていましたが、この他に「タダミハコネサンショウウオ」というキーワードがあって、何が切っ掛けになったかがわかりました。 「豊かな自然の証し」 タダミハコネサンシ

                                                      「【旧東海道】その15余録 ハコネサンショウウオ」の補足 : 地誌のはざまに
                                                    • 津久井県の「漆」:「新編相模国風土記稿」から(その2) : 地誌のはざまに

                                                      地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 前回に続き、「新編相模国風土記稿」の山川編や津久井県図説で紹介された漆について取り上げます。今回は津久井県以外の相模国内の産地について見ていきます。 これまでも延々と見てきた通り、江戸時代の産物に関する史料は、全般的に多くを期待出来ないのが実情ではあります。ただ、漆の場合は前回の津久井県以外でも貢税の対象となっていた村が多く、各村の村明細帳などの文書に記録が残る機会が比較的多かった様です。相模国内の全ての明細帳を調べ上げるところまでは出来ていませんが、まずは私が見出せた範囲で「神奈川県史」や各市町史に収録された村

                                                        津久井県の「漆」:「新編相模国風土記稿」から(その2) : 地誌のはざまに
                                                      • 「第1回内国勧業博覧会」の、箱根からの出品品目 : 地誌のはざまに

                                                        地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 前回に引き続き、今回も明治10年(1877年)の「第1回内国勧業博覧会」の出品目録から話題を取り上げます。今回は、箱根からの出品物についてまとめてみます。 まずは、箱根から出品されたものを一覧化してみます。何れも「国立国会図書館デジタルコレクション」から書き出したもの、リンク先がそれぞれの掲載ページです。 硫黄 (一)足柄下郡元箱根村大塲庄平 (九)硫黄土、淡色仝村三宅彌平 ◯建築石 (二)淡黑色白班、湯本村、福住九藏 ◯粘土 (三)蛇骨白色、底倉村、山田千代太郎 (四)小涌谷、薄鼠色、仝村住吉傳右衛門 (五)赤

                                                          「第1回内国勧業博覧会」の、箱根からの出品品目 : 地誌のはざまに
                                                        • 相模国の柴胡について 補足:小田原・久野山の秣場 : 地誌のはざまに

                                                          地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making ミシマサイコ(再掲) ("Bupleurum falcatum1 eF". Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.)以前、相模国の柴胡についてまとめた際には、「新編相模国風土記稿」の記述から亀井野村(現・藤沢市亀井野他)の秣場が比較的高度に利用されており、それがミシマサイコの生育環境に合っていたのではないか、ということを解説しました。 その際には、「風土記稿」で柴胡の穫れる環境について触れているのが亀井野村の項だけであると書きました。確かにその通りではあるのです

                                                            相模国の柴胡について 補足:小田原・久野山の秣場 : 地誌のはざまに
                                                          • 道志川の貝石 : 地誌のはざまに

                                                            地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 先日「矢倉沢の蛤石」と題して、「新編相模国風土記稿」に矢倉沢村の産物として記された蛤の化石を取り上げました。「風土記稿」では他にも化石を産物として取り上げた箇所があります。津久井県の「貝石」です。 ◯貝石 道志川に產す (卷之百十六 津久井縣卷之一、以下「風土記稿」引用は何れも雄山閣版より) 道志川については「風土記稿」の津久井県図説では◯道志川 水源甲州都留郡奥道志、山伏峠の麓より湧出し、卽奥道志の内月夜野村境より縣内靑根村に沃來り、東方靑野原村に至り夫より靑山村を經て三ヶ木村に至り相模川に入、縣内を流るゝ水路

                                                              道志川の貝石 : 地誌のはざまに
                                                            • 鎌倉の麦畑:明治初期の紀行文から : 地誌のはざまに

                                                              地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 現在の「鎌倉市史」は、昭和30年代に刊行された古代〜中世の6冊と、昭和60年(1985年)から平成6年(1994年)にかけて刊行された7冊から構成されていますが、幾つか他の市町村史にはない特徴を持っています。例えば、著作権所有者こそ「鎌倉市」になっているものの、発行者は「吉川弘文館」になっており、同社のサイトでISBNも確認できます(但し何れも品切れ・重版未定)。多くの市町村史がその市町村の出版物になっていてISBNを持っていないのに比べると、これは興味深い特徴です。それだけ同市の市史が全国レベルの出版物流に載せ

                                                                鎌倉の麦畑:明治初期の紀行文から : 地誌のはざまに
                                                              • 梅干について:「新編相模国風土記稿」から(その2) : 地誌のはざまに

                                                                地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 前回は「新編相模国風土記稿」の産物に記された梅の実のうち、鎌倉郡渡内(わたうち)村の梅干の由緒について見ました。今回はその続きで、小田原周辺の梅干について見ていきます。 曽我別所の梅林(ストリートビュー) この梅林は昭和30年代以降に 小田原の梅の復興を目指して開かれたもの小田原の梅干と言えば、小田原のみやげ物の常連ですから、この項目については比較的楽にまとめられるだろう、と当初は考えていました。実際、小田原市のサイトでも「小田原市の地場産業」の1つとして梅干をはじめとする漬物を採り上げ、江戸時代のころ、国府津か

                                                                  梅干について:「新編相模国風土記稿」から(その2) : 地誌のはざまに
                                                                • 【小ネタ】綱吉「蹴鞠、禁止!」 : 地誌のはざまに

                                                                  地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making またちょっと小ネタで間を繋ぐことにしました。産物がらみの史料漁りが進んでいないからですが…。 市町村史に収録された文書の中には、「えっ?」と思う様なものが時折あります。以前箱根の硫黄を取り上げた際に紹介した都夫良野村の花火の処方の本もそうしたものの1つで、中川村で精製していたという硝石の歴史を追っていてたまたま見つけたのでした。この史料を掲載していた「山北町史 史料編 近世」も、同時代の史料の残存状況が旧相模国内でもとりわけて良いことを「発刊にあたって」で書いていましたが、今回取り上げるのもそうした文書の1つです

                                                                    【小ネタ】綱吉「蹴鞠、禁止!」 : 地誌のはざまに
                                                                  • 府中で企画展「多摩の観光」 江戸時代の地誌や明治以降の鉄道沿線案内など展示

                                                                    府中市郷土の森博物館(府中市南町6、TEL 042-368-7921)で現在、江戸時代の地誌や浮世絵、明治以降の鉄道沿線案内などを展示して多摩地域の観光について紹介する企画展「多摩の観光~江戸時代から昭和まで~」が開催されている。 浮世絵「富士三十六景 武蔵小金井」 同展を企画した学芸員の花木知子さんによると、庶民の間で名所旧跡の遊覧が流行したのは江戸時代後期。江戸で暮らす人々にとって多摩地域は、小旅行を気軽に楽しめる観光地となった。中でも府中は「国府が置かれた古都」というキャッチコピーで武蔵総社六所宮(大國魂神社)や分倍河原(ぶばいがわら)古戦場が観光スポットになり、地誌に紀行文が載ったり井の頭や小金井桜と合わせた周遊コースになったりしたという。 明治時代に鉄道が開通すると小旅行の範囲が広がり、やがて集客のために遊園地などの新しい行楽地も作られた。近代化が進むにつれて高尾山などの自然豊か

                                                                      府中で企画展「多摩の観光」 江戸時代の地誌や明治以降の鉄道沿線案内など展示
                                                                    • 国立国会図書館 電子展示会「描かれた動物・植物 江戸時代の博物誌」 : 地誌のはざまに

                                                                      地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 「新編相模国風土記稿」の各郡図説に掲げられた産物や山川編の産物について、個々に調べて記事をまとめるということを続けてきました。こうしたものの当時の実情について知ろうとすると、地元の史料を漁るだけではなく、そもそも江戸時代にはこれらの品々がどの様に意識されていたのかについて調べる必要が否が応でも出て来ますし、併せて現在はどうなったかについても確認しなければなりません。知っていたつもりのことでも改めて調べてみると違っているなどということも多々出て来ます。 最近は国立国会図書館で所蔵している文献などがデジタル画像化され

                                                                        国立国会図書館 電子展示会「描かれた動物・植物 江戸時代の博物誌」 : 地誌のはざまに
                                                                      • 『「新編相模国風土記稿」山川編の「金銀」「砥石」「燧石」について』の補足など : 地誌のはざまに

                                                                        (以下出品目録引用は何れも「国立国会図書館デジタルコレクション」より1/2、強調はブログ主) この出品目録は出品者単位でまとまっているにも拘らず、掲載順序が出品物によって分類されており、同一人物が複数の出品を行った場合に、そのうちの最初の1つに合わせて分類されるという順列になっており、特定の出品物に関して出品者を探そうとすると、他の場所も探しに行かなければならないという、少々厄介な構成になっています。ただ、神奈川県から出品された砥石については、その後の追加分も含めて確認した限りでは、この6点ということになりそうです。 これに対し、以前の記事で引用した文章では「秦野市戸川、厚木市小野、相模原市藤野町、山北町谷ケ、川崎市中原区」と一覧が記されていました。このうち、津久井郡吉野駅と小淵村はどちらも相模原市藤野町(当時、現:相模原市緑区吉野・小渕)に属していますので、最初の4地点については上記の引

                                                                          『「新編相模国風土記稿」山川編の「金銀」「砥石」「燧石」について』の補足など : 地誌のはざまに
                                                                        • 【図録紹介】「ひらつかの村絵図を読む」(平塚市博物館) : 地誌のはざまに

                                                                          地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 今年も相変わらず思う様に活動出来ない中、最寄りの図書館で入手出来る資料の範囲で記事を書いてきました。県内各地の博物館などで興味深い催し物が色々と行われていることは折に触れて情報を得ていましたが、何れも出掛けることは叶わずにいます。 そうした中で、昨年秋に平塚市博物館 で興味深い特別展が催されていたことを、つい最近になって知りました。 2017年度秋期特別展 ひらつかの村絵図を読む(2017年10月21日〜12月17日、リンク先は当時の機関報のPDF) このブログでは「新編相模国風土記稿」中の街道に関する記述を拾い

                                                                            【図録紹介】「ひらつかの村絵図を読む」(平塚市博物館) : 地誌のはざまに
                                                                          • 桃について:「新編相模国風土記稿」から : 地誌のはざまに

                                                                            地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 「新編相模国風土記稿」に記された産物の一覧から、今回は「桃」を取り上げます。 山川編(卷之三):◯桃足柄上郡狩野・猿山二村、津久井縣葉山島村の產を佳實とす、古風土記殘本にも、當國の產物に列す、 足柄上郡図説(卷之十二 足柄上郡卷之一):◯桃狩野・猿山兩村の產、 津久井県図説(卷之百十六 津久井縣卷之一):◯桃葉山島村より産するを佳實とす (以下、「風土記稿」の引用は何れも雄山閣版より) 山川編と足柄上郡や津久井県の図説の記述は整合性が取れていますが、ここで掲げられている3つの村の記述には、産物に関する記述は見当た

                                                                              桃について:「新編相模国風土記稿」から : 地誌のはざまに
                                                                            • 西荻案内所 | 西荻窪のお店情報やイベント情報。日々のグルメから西荻窪マップ、カレンダー、地誌歴史・まちのことまで、とにかく西荻窪研究。「西荻まち歩きマップ2019」配布中。「西荻観光手帖」編集部。書籍「西荻にいたピンクの象」絶賛発売中。

                                                                              西荻案内所/東京都杉並区・西荻窪の最新情報をお知らせしています。

                                                                                西荻案内所 | 西荻窪のお店情報やイベント情報。日々のグルメから西荻窪マップ、カレンダー、地誌歴史・まちのことまで、とにかく西荻窪研究。「西荻まち歩きマップ2019」配布中。「西荻観光手帖」編集部。書籍「西荻にいたピンクの象」絶賛発売中。
                                                                              • 系統地理と地誌の違いって何?独学・基礎から始める地理B

                                                                                独学・基礎から始める地理B第一回 なるべく独学で始めから地理を勉強できるようなシリーズを作成しています。 今回はその第一回です。 2018/11/16;「ケッペンの気候区分のまとめと理解して覚えるコツ」を作成しました。この記事とあわせてご覧ください。 2019/07/08:「第三回:大地形の分類・特徴と内的営力」を作成しました。 今回は、個別の内容の解説ではなく、もっと大きく地理を見て今後の学習の羅針盤となる事を書いています。 ここを外すとただの苦痛な暗記科目になるので、ある意味一番大切な記事かもしれません。 参考書などでもこの二つに分冊されていたりしますが、この二つはどんな違いがあるのか説明します。 ごく簡単に説明すると、系統地理は地形や天候、産業、経済などあらゆる要素を「場所に関係なく」まとめて学習する分野です。 対して、地誌は、系統地理のように要素(分野)別ではなくて、「地域や大陸別

                                                                                  系統地理と地誌の違いって何?独学・基礎から始める地理B
                                                                                • 波多野煙草:「新編相模国風土記稿」から : 地誌のはざまに

                                                                                  地誌のはざまに 神奈川県を中心に、また江戸時代前後を中心に、その地誌を掘り返して話題を取り上げていく予定です。関連する自作、他作の動画なども取り上げます。 TOP ALL Entry RSS tweet Facebook Hatena blog LOGIN blog Making 「新編相模国風土記稿」の各郡の産物や「山川編」の産物、鉱物類はひと通り紹介し終えましたので、今回からは農産物が中心となります。比較的紹介しやすい方から、今回は「秦野の煙草」を取り上げます。 山川編(卷之三)物產:煙草大住郡波多野庄村々の產を波多野煙草と稱して佳品なり、足柄上郡八澤・菖蒲・柳川・虫澤・境・境別所・杤窪・松田總領・同庶子等の九村に產するをも、波多野煙草の佳稱を負せr,其内松田二所の產は松田煙草とも云ふ、 足柄上郡図説(卷之十二 足柄上郡卷之一):◯烟艸 松田惣領・松田庶子・八澤・菖蒲・柳川・虫澤・境・

                                                                                    波多野煙草:「新編相模国風土記稿」から : 地誌のはざまに