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小林秀雄の検索結果1 - 11 件 / 11件

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小林秀雄に関するエントリは11件あります。 思想知らんけど などが関連タグです。 人気エントリには 『小林秀雄の言う常識www | やねうら王 公式サイト』などがあります。
  • 小林秀雄の言う常識www | やねうら王 公式サイト

    大学受験ときに現代文のための勉強として、小林秀雄『考えるヒント』や柄谷行人『隠喩としての建築』などを誰もが読んだと思います。批評家や哲学者というのは、すぐれた思考を出来るはずの人ですが、時として結論を間違えます。 例えば、『考えるヒント』には次のようにあります。 (全知の存在が二人で勝負したら、将棋という遊戯は成立しなくなる、という中谷宇吉郎との対話の後で) ポオの常識は、機械には、物を判断する能力はない、だから機械には将棋は差せぬ、と考へた。(略) (電子計算機の原理や構造についても)ポオの原理で間に合う話だ。(略)ほんの少しでも、あれかこれかを判断し選択しなければならぬ要素が介入して来れば、機械は為すところを知るまい。これは常識である。常識は、計算することと考へることとを混同してはゐない。将棋は、不完全な機械の姿を決して現してはゐない。熟慮断行といふ全く人間的な活動の純粋な型を表してゐ

    • 福田和也さんを悼む 小林秀雄、江藤淳の衣鉢を継ぐという強い使命感   モンテーニュとの対話 「随想録」を読みながら(186)

      言葉は詰まり「無頼」の面影なく文芸評論家で慶応大名誉教授の福田和也さんが亡くなってしまった。63歳。いくらなんでも早すぎる。 福田さんと最後に会ったのはおよそ6年前のことだった。産経新聞社の取締役から「江藤淳さんの全集を産経で出せないだろうか」との相談を受け、「ならば江藤さんの弟子だった福田さんに相談してみるのがいいと思います。まず会いませんか」と答えた。すぐさま福田さんに連絡を取り、上野のうなぎ屋で顔を合わせた。 衝撃的だった。頰はげっそりとこけ、手はブルブル震え、言葉もなかなか出てこない。そこには毎月100冊読み、文学、歴史、政治、社会など多岐にわたるテーマで毎月300枚もの原稿を書き、夜な夜な乃木坂(東京都港区)あたりでたっぷり飲み食いしていたころの「無頼」とでもいうべき福田さんの面影はまったくなかった。全盛期のめちゃくちゃな暮らしぶりで痛めつけられた肉体が、主である福田さんに復讐(

        福田和也さんを悼む 小林秀雄、江藤淳の衣鉢を継ぐという強い使命感   モンテーニュとの対話 「随想録」を読みながら(186)
      • 小林秀雄先生が「小説は人生経験が増えればより楽しめるのが本当だが、〇の小説は人生経験がない奴でも楽しめる程度の面白さしかない」みたいなことを書いていて、「人生経験」の有無で作品を楽しめたり、逆に楽しめなくなる話に賛否両論

        。 @madanaizo たしか、小林秀雄が読書論か小説論を語った文章の中で「小説は人生経験が増えればより楽しめるのが本当だが、〇の小説は人生経験がない奴でも楽しめる程度の面白さしかない」みたいなことを書いててさ。この「人生経験がない奴でも楽しめる程度の面白さ」という文句が、何かある度に頭をよぎるんですよ 。 @madanaizo 小林は「”人生経験がない奴でも楽しめる程度の面白さ”しかない小説」を馬鹿にしてるけど、今の俺達はかつてそんな悪口があったことすら忘れて、「人生経験がなくても楽しめる作品」ばっか讃美してる。というか、そういう作品こそ万人に開かれた真の傑作くらいに思ってる。差別的じゃないからいい、とか 。 @madanaizo 「なら人生経験があれば楽しめる作品ってどんなだよ? 」と言われても正直分からん。でも時々TLで「〇〇おじさん(ビートルズ…韓国アイドル…)」みたいな揶揄が飛

          小林秀雄先生が「小説は人生経験が増えればより楽しめるのが本当だが、〇の小説は人生経験がない奴でも楽しめる程度の面白さしかない」みたいなことを書いていて、「人生経験」の有無で作品を楽しめたり、逆に楽しめなくなる話に賛否両論
        • 【愛の◯◯】小林秀雄をギューッ - 音楽と本、それからそれから……。

          愛が夏風邪から復活した。 すっかり元気になって、家事をテキパキとこなしている。 現在(いま)は金曜、日が暮れたあと。 『月曜から金曜まで働き詰めで疲れてるでしょ?』とおれを労(いたわ)ってくれた愛は、晩飯を作ってくれている。 野菜たっぷりラーメンが着丼(ちゃくどん)した。 「いただきます」のあとで、スープを味わう。 うむ。 専門店並みだ。 疲れも取れる。 それから麺を啜(すす)る。 うむうむ。 専門店と同等の麺だ。 並大抵の縮(ちぢ)れ麺ではない。 美味い。 多くの野菜もスープと絶妙にマッチしていた。スープとの相乗効果で、野菜の栄養も倍増しになっている。 スープを完飲(かんいん)して丼(どんぶり)を置いたおれは、 「どうもごちそうさまでした」 と愛に向かって言う。 「お粗末さま」 正面の席の愛が微笑む。 「――周到にスープを仕込んだのは分かったけど、いったいこんな麺、どこから取り寄せたんだ

            【愛の◯◯】小林秀雄をギューッ - 音楽と本、それからそれから……。
          • 往復書簡「コロナ時代における『対話』という処方箋」 | 小林秀雄賞 | 斎藤環 , 與那覇潤 | 連載 | 考える人 | 新潮社

            第19回小林秀雄賞を受賞した與那覇潤さん(左)と斎藤環さん(右)。受賞作では、双極性障害にともなう重度の「うつ」をくぐり抜けた與那覇さんと、「ひきこもり」を専門とする精神科医の斎藤さんによる「開かれた対話」が注目を集めました。 第1信(與那覇潤さんから斎藤環さんへ) 斎藤環さま ご無沙汰しています。私たちの共著『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』が小林秀雄賞をいただくことになり、新たな書簡を交せることを嬉しく思います。対談形式の作品がこうした賞に恵まれることは珍しく、同書で「対話」の重要性を訴えてきた私たちにとっては、その点でも励まされる出来事でした。 3月にお目にかかった後、世界的なパンデミック/インフォデミックの波が日本にも及び、大きな混乱がもたらされました。新型コロナウイルスへの感染を避けるための自粛や在宅の要請(国によっては強制)は、多くの失業者を生み出したばかりか、強

              往復書簡「コロナ時代における『対話』という処方箋」 | 小林秀雄賞 | 斎藤環 , 與那覇潤 | 連載 | 考える人 | 新潮社
            • 第4回 『小林秀雄全作品』を売る者の悲劇

              思わぬ本に出会う、それがブックオフを歩く楽しみだ。そこで出会った意外な本をいったい誰が売ったのか、それはどんな経緯で売られたのか、考えると楽しみは尽きない。それもまた、ブックオフを楽しむ戦術かもしれない。そしてその奥には、ブックオフから醸し出される悲劇が見えることだってある。前回までの連載と少しテイストは異なるが、これもまた一つの「戦術」だ。ブックオフをめぐる想像と思考の旅を楽しもう。 『小林秀雄全作品』との邂逅 それはブックオフ上野広小路店でのこと。いつものように店内を物色していると突然それは現れた。 『小林秀雄全作品』 日本を代表する評論家、小林秀雄が生涯で残した莫大なテキストが、全28巻の中にすべて収められている。そのすべてがこの棚にあるのだ。 壮観だ。奥付を見るとすべて同じ版だから、きっと誰かが一度に売ったのだ。しかし一体誰だ、これを売ったのは。試しに一冊取って中を見る。驚くべきこ

                第4回 『小林秀雄全作品』を売る者の悲劇
              • 浅田彰の正体(5)・・・吉本隆明の『 転向論』の哲学から、「浅田彰の正体」を読み解く。 浅田彰が『 構造と力』でデビューたのは1993年だった。その年、小林秀雄が死んでいる。私は、この年が、大きな転換点だったと思う。論壇や文壇を中心に、ジャーナリズムも含めて、いわゆる「ニューアカ」ブーム、「ポスト・モダン」ブームが起き、思想的には「転向の季節」を迎えるからである。その当時の青年、学生、労働者たちは、全共闘運動やあさま山荘事件、連合赤軍事件、三島由紀夫割腹事件・・・などを経て、あまりにも過激な動乱期を体験

                ・・・・・・ 浅田彰の正体(5)・・・吉本隆明の『 転向論』の哲学から、「浅田彰の正体」を読み解く。 浅田彰が『 構造と力』でデビューたのは1983年だった。その年、小林秀雄が死んでいる。私は、この年が、大きな転換点だったと思う。論壇や文壇を中心に、ジャーナリズムも含めて、いわゆる「ニューアカ」ブーム、「ポスト・モダン」ブームが起き、思想的には「転向の季節」を迎えるからである。その当時の青年、学生、労働者たちは、全共闘運動やあさま山荘事件、連合赤軍事件、三島由紀夫割腹事件・・・などを経て、あまりにも過激な動乱期を体験したが故に、行く先を見失って、疲労困憊し、右往左往していた。そこに、「ニューアカ」ブームと「ポスト・モダン」ブームが起きる。途方に暮れていた青年、学生、労働者たちが、その新しい思想に飛びつく。というより、彼等が、その新しい思想運動の担っていたのかもしれない。一斉に転向していくの

                  浅田彰の正体(5)・・・吉本隆明の『 転向論』の哲学から、「浅田彰の正体」を読み解く。 浅田彰が『 構造と力』でデビューたのは1993年だった。その年、小林秀雄が死んでいる。私は、この年が、大きな転換点だったと思う。論壇や文壇を中心に、ジャーナリズムも含めて、いわゆる「ニューアカ」ブーム、「ポスト・モダン」ブームが起き、思想的には「転向の季節」を迎えるからである。その当時の青年、学生、労働者たちは、全共闘運動やあさま山荘事件、連合赤軍事件、三島由紀夫割腹事件・・・などを経て、あまりにも過激な動乱期を体験
                • 文芸批評の神様「小林秀雄」が残した政治・戦争への深い考察 『小林秀雄の政治学』(中野 剛志) | 中野 剛志 | ためし読み

                  2021.03.22ためし読み 文芸批評の神様「小林秀雄」が残した政治・戦争への深い考察 中野 剛志 『小林秀雄の政治学』(中野 剛志) 出典 : #文春新書 ジャンル : #政治・経済・ビジネス 『小林秀雄の政治学』(中野 剛志) 序(※1) ※1 本書において、小林秀雄の著作や対談を引用する「全集」は、『小林秀雄全集』(新潮社、1967~68年。第十三巻と別巻は1979年のもの)、である。なお、旧かなはそのままとし、旧字は新字に改めた。 小林秀雄の政治学。 このタイトルを見て、訝しく思った人は多いだろう。小林秀雄と言えば、政治嫌いの文学者として知られているからだ。 確かに小林は、「政治と文学」において、「政治といふものは虫が好かない」(「政治と文学」〔昭和二十六年〕、第九巻P60)と吐露していた。それどころか、「私は長い事かゝつて政治への不信を育てて来た。格別な事を企図した訳ではない」

                    文芸批評の神様「小林秀雄」が残した政治・戦争への深い考察 『小林秀雄の政治学』(中野 剛志) | 中野 剛志 | ためし読み
                  • 【文豪と三角関係】早逝した天才詩人・中原中也と運命の女・長谷川泰子、盟友・小林秀雄との「奇妙」な三角関係(前編) | ブンゴウ泣きたい夜しかない。~文豪たちのなんだかおかしい人生劇場

                    関連記事 連載 1/27 ブンゴウ泣きたい夜しかない。~文豪たちのなんだかおかしい人生劇場 【文豪と仲人】太宰治が淡い恋心を抱いた石井桃子と、仲を取り持つならはっきりしてほしい井伏鱒二のお話 進士素丸 特集 4/2 「人生はうまくいかないのが標準仕様ーしんどい時代に生きている君たちはむしろラッキーだ」(GO三浦崇宏) 三浦崇宏 特集 3/17 3月20日を境に運気はまったく別物にー「運命日」占いの橘さくらが教える3〜4月の運勢と幸運の運命日 橘さくら 連載 4/2 ライジング! 第4回 アプリ開発に欠かせないのは、家作りと同様のアレ!? 志田用太朗 特集 3/28 人気エッセイストのスズキナオさんが弱った時に読む2冊「人間は筒のようなものだという気持ちを取り戻させてくれる本」 スズキナオ

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                    • 土記:小林秀雄の開眼=伊藤智永 | 毎日新聞

                      <do-ki> 「1人の作家の全集を読め」。文芸批評家の小林秀雄が「読むのにも技術がいる」として勧めた工夫である。発表作以外に草稿、日記、手紙、メモまでくまなく読むと「代表作が、どんなにたくさんの思想を犠牲にして生まれたものかが納得できる」からだ。 小林は19世紀ロシア文学によって「文学に開眼した」。最初の長編評論は「ドストエフスキイの生活」(1939年)。実は英国の歴史家、E・H・カーの最初の著作「ドストエフスキー伝」(31年)を下敷きにしている。 中身は別物だ。歴史家は、帝政末期の天才作家を、ロシアの異文化衝突の歴史と革命の時代を象徴する典型として分析した。

                        土記:小林秀雄の開眼=伊藤智永 | 毎日新聞
                      • 小林秀雄と河上徹太郎 最期の対談

                        新潮社による雑誌、考える人の付録CDに収録されたものです。

                          小林秀雄と河上徹太郎 最期の対談
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