山口県警宇部署は12日、同署が逮捕した容疑者の送検予定を検察庁に知らせる文書を、誤って報道機関にファクス送信したと発表した。文書には容疑者の名前や生年月日、住所など個人情報が含まれていた。県警は「本事件を重く受け止め、再発防止に努めます」とコメントした。同署は07年にも検察に送るべき書類を、誤って同県宇部市内のタクシー会社にファクス送信するというミスをしている。 宇部署などによると、誤送信が起きたのは12日午後3時50分ごろ。書類はA4サイズ1枚で「送致予定連絡票」と記されていた。同署が同日、銃刀法違反容疑で逮捕した容疑者の送検予定を宇部区検に伝えるための書類だった。 同署によると、ファクスはスイッチで送信先を切り替える仕組み。ファクス送信を担当した生活安全課の署員が切り替えを確認せずに送信したらしい。液晶画面に表示された送信先が、検察庁ではないことに気付き、誤送信が判明した。誤送信先は宇