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山崎元の検索結果81 - 120 件 / 604件

  • 「子ども手当」は脱官僚の試金石

    やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 昨年の総選挙では、民主党の目玉政策の一つだった「子ども手当」だが、その後に大切に扱われているとは言い難い。 公平に見るなら、小沢一郎前民主党幹事長が「公約は

      「子ども手当」は脱官僚の試金石
    • 評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」 持ち家か、賃貸か

      家は買うのがいいか、賃貸がいいか、について取り上げる約束であった。 基本的には、家の値段が十分に安いか、或いは安くないか、による、としか、言いようがない。先日、朝日新聞の取材に答えた時にも、基本的な意見はそういうことだった。問題は、家の値段をどう判断するかだが、賃貸物件として考えた時に十分に客が付くし、自分が払ってもいい家賃の見込み収入から、税金も含めて諸経費を引いて、実質利回りを計算して、せいぜい8%までで、それ以下の利回りになるようなら、価格が高い、というのが私の感覚だ。 マンションのセールスマンがよく言うような、「持ち家は、お金を払ううちに自分のものになるけれども、賃貸はいくらお金を払っても自分のものにならない」という、自分のものに「なる・ならない」という二分法にごまかされるのは、賢くない。(バブルの頃は、ファンドマネジャーでも、この点が分からない人が、結構居たのだが・・・) 株式に

      • Hajime Yamazaki(山崎元)|note

        「癌」になって、考えたこと、感じたこと(5)  さて、客観的に「持ち時間」を予想し、これに対応して、一方で「希望」も捨てないことが、共に重要だということが、もともとの筆者の主張であった。 この考え方は、幸福の追求がぎりぎりまで出来ること、と「人生の通算成績」は死後に持って行くことは出来ないということの二つの強力な事実によって支えられている。 とは言え、「予想」される持ち時間が、急に短縮されてしまった場合にこれにどう向き合うかは精神的にもハードな作業だ。 筆者は、先ず2023年の3月に再発が分かった時に余命平均ベース

          Hajime Yamazaki(山崎元)|note
        • 第264回 マイナス金利に人々が「思う」はずのこと | 山崎元「ホンネの投資教室」 | 楽天証券

          2023/12/19アクティブファンドに関する事実の確認 2023/12/12「お金より大事なもの」にどうやって気づくか 2023/12/5個人の資産運用における人的資本とライアビリティ 2023/11/28資本主義の始まり・終わりとAIに関する試論 2023/11/21お金が持つ3つの自由~その論理的帰結~ 2023/11/14「お金」、「金利」、「会社」の本質をどう説明するか 2023/11/7意味ある分散・無意味な分散投資とは、投資から人生まで 2023/10/24最晩年期の資産管理法 6つのポイント(序説) 2023/10/17一コマで、一生役立つマネーリテラシー講座 2023/10/11あなた自身が大きな「資産」かも知れない。個人の株価「人的資本」について考える 2023/10/3「運用力」とはどのような能力なのか 2023/9/27賢い人は恐れない!「老後2000万円問題」を正

            第264回 マイナス金利に人々が「思う」はずのこと | 山崎元「ホンネの投資教室」 | 楽天証券
          • 田中直紀氏と猫ひろし氏が教えてくれること

            やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 田中直紀氏と猫ひろし氏 立場は違えど「場違い」な2人 民主党の参議院議員である田中直紀氏は、野田内閣の防衛大臣に任命された当初から、その任務への適性に対して

              田中直紀氏と猫ひろし氏が教えてくれること
            • 「つみたてNISA」は他の投資にも応用が利く優れた教育教材だ

              やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 「行動経済学」的によくできている 来年から、「つみたてNISA」という、税制で優遇された投資のための制度がスタートする。既に金融機関では、申し込みの受け付け

                「つみたてNISA」は他の投資にも応用が利く優れた教育教材だ
              • 山崎 元 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

                2023/12/12【山崎元 読者の疑問にホンネで回答】山崎元がホンネで回答「自分の意見が強く言えません。忖度のない山崎さんのようになるには、どうすれば?」 2023/12/12【ホンネの投資教室】「お金より大事なもの」にどうやって気づくか 2023/12/7【山崎元 読者の疑問にホンネで回答】山崎元がホンネで回答「人生の生き方として、歯に衣を着せない発言は行うべき?」 2023/12/6【山崎元 読者の疑問にホンネで回答】山崎元がホンネで回答「今の仕事が楽しくないけれど、転職も厳しそう…資格を取るべき?興味のある分野を勉強すべき?」 2023/12/5【ホンネの投資教室】個人の資産運用における人的資本とライアビリティ 2023/12/5【山崎元 読者の疑問にホンネで回答】山崎元がホンネで回答「がん保険は不要ですか?」 2023/12/2【山崎元 読者の疑問にホンネで回答】山崎元がホンネで

                  山崎 元 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
                • 「癌」になって、考えたこと、感じたこと(3)|Hajime Yamazaki(山崎元)

                  しばらく間が空いた。もう死にそうになっていて、原稿は書けないのかと思われるのはまだ不本意だ。しかし、本当に死んでしまうと原稿は書けなくなるので、もっと困る。続きを書くことにしよう。 今回は、癌の治療コストとがん保険について書くことにする。幾らか専門のお金の話なので、他の回よりも気楽に書ける。 <治療費を幾ら負担したか> 癌に罹ったという話をすると、いつどうやって癌が分かったかという質問(なぜかこの質問が圧倒的に多い)の次くらいに多いのは、がん保険はどうしていましたか、だった。これは、筆者がお金関連の情報発信を生業としているからだろう。 結論から言うと、筆者はがん保険に入っていなかった。しかし、それで何の問題も無かったし、がん保険に入らないという意思決定は、筆者以外の広い範囲の人にとってこれからも正しい。 もちろん、がん保険に入っていれば、「結果的に」お金が貰えて得をしていただろう。しかし、

                    「癌」になって、考えたこと、感じたこと(3)|Hajime Yamazaki(山崎元)
                  • 体重を17キロ落とした 我が「ハイボール・ダイエット」

                    やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 体重85キロから17キロの減量成功! 筆者が取り組んだダイエットの軌跡 ダイエットは、一般の関心が高いテーマだ。しかし、多くの方法や書籍が次々出てくること自

                      体重を17キロ落とした 我が「ハイボール・ダイエット」
                    • そんなに会社はエライのか? 人間として恥ずかしいことをする輩たち

                      そんなに会社はエライのか? 人間として恥ずかしいことをする輩たち:山崎元の時事日想(1/2 ページ) 著者プロフィール:山崎元 経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、1958年生まれ。東京大学経済学部卒業後、三菱商事入社。以後、12回の転職(野村投信、住友生命、住友信託、シュローダー投信、バーラ、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一證券、DKA、UFJ総研)を経験。2005年から楽天証券経済研究所客員研究員。ファンドマネジャー、コンサルタントなどの経験を踏まえた資産運用分野が専門。雑誌やWebサイトで多数連載を執筆し、テレビのコメンテーターとしても活躍。主な著書に『会社は2年で辞めていい』(幻冬舎)、『「投資バカ」につける薬』(講談社)、『超簡単 お金の運用術』(朝日新書)など多数。ブログ:「王様の耳はロバの耳!」 筆者は何度も転職しているので、会社を退職する手続きを何度も経験した。日本

                        そんなに会社はエライのか? 人間として恥ずかしいことをする輩たち
                      • 金融マンにカモにされる大学 駒澤大と立正大は氷山の一角|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

                        山崎 元(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員) 【第57回】 2008年11月26日 金融マンにカモにされる大学 駒澤大と立正大は氷山の一角 最近の経済ニュースは、兆円単位、場合によっては、兆ドル単位の話が多いので、今回の150億円程度の話はいかにも小さく聞こえる。しかし、アメリカのAIGやシティグループの損失に比べると金額が小さいとはいえ、関係者には相当に深刻な話だ。金融機関にカモにされている大学の話である。 11月19日付けの各紙報道によれば、駒澤大学が昨年度から始めたデリバティブ(金融派生商品)取引による資産運用で、約154億円の損失を出していたことが分かった。問題のデリバティブ取引は、「金利スワップ」と「通貨スワップ」の2種類で、昨年度、外資系の金融機関2社と契約していたという。ところが、2007年後半以降の金融危機の影響などを受けて、時価が一気に値下がりし、今年3月末の

                        • Amazon.co.jp: 超簡単 お金の運用術 (朝日新書 149): 山崎元: 本

                            Amazon.co.jp: 超簡単 お金の運用術 (朝日新書 149): 山崎元: 本
                          • 東京電力救済案の本当の意図

                            やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 被害者からカネを取る前に マイケル・サンデル教授のベストセラー『これからの「正義」の話をしよう』の冒頭には、ハリケーン・チャーリーで被災したオーランドで、生

                              東京電力救済案の本当の意図
                            • アベノミクスのメカニズムと日本経済の最弱点

                              やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 アベノミクスは本当に危険なのか? 「リフレはヤバイ」とする意見の背景 金融マーケットは、円安とこれを背景とした株高に湧いているが、「アベノミクス」については

                                アベノミクスのメカニズムと日本経済の最弱点
                              • 早期リタイア「FIRE」派も働き続ける人も、マネー戦略の3分の2は同じでいい理由

                                やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 お金に不自由ない早期リタイアを指す「FIRE」という言葉がはやっている。サラリーマンでこのFIREを目指す人と、働き続けながら消費や自分への投資にお金を投じ

                                  早期リタイア「FIRE」派も働き続ける人も、マネー戦略の3分の2は同じでいい理由
                                • 「富裕層」のお金は、“正しく”逃げているか?

                                  やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 『週刊ダイヤモンド』(10月8日号)の特集 現在発売中の『週刊ダイヤモンド』(10月8日号)は「日本を見捨てる富裕層」という特集を組んだ。停滞する経済、混迷

                                    「富裕層」のお金は、“正しく”逃げているか?
                                  • 自民党に再生の可能性はあるか

                                    総選挙翌日、先週月曜日配信の「JMM」で、編集長の村上龍さんは「わたしは、自民党は崩壊するしか道がないような気がします」と書かれていた。小泉路線の総括をせぬまま、意見の分裂を抱えて大敗したので、責任の所在が不明であり、対立の解消方法がなく、立て直しようがない、という見立てだった。 私、山崎元は、物心ついた時から反自民党だった。いかなる選挙でも自民党所属ないし自民党推薦の候補者に投票したことはない。北海道に住んでいた、小学生の頃には社会党の候補者(横路節雄氏)に何となく好感を持って、近所のオバサンに投票を進めていたし、中学生の頃には、団地の向かいの家のオバサンが、確か知事選の時に、「北海道にたくさんお金を持ってきてくれるのは自民党の方なのだから、自民党(の候補者)に投票しなければ損だ」と言うのを聞いて、こいつは人間以下の下等動物だ、と心から怒った感覚をまだ覚えている。 それから、ざっと40年

                                    • 第140回 「素人の株式投資」が陥りやすい10の難点その1 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

                                      2010年12月17日 第140回 「素人の株式投資」が陥りやすい10の難点その1 カテゴリ:カテゴリ未分類 あるライターの方(マネー運用がご専門ではない)と話をしていたら、架空のケースなのだが、次のようなケースについてどう考えるべきか、教えて欲しいと質問された。 Q.ライターさんの質問 ある投資家が10銘柄の株式に投資している。10銘柄のうち、4銘柄の値動きが悪いので、彼は、これらを売却して、その資金を、残りの6銘柄のうち、値動きのいい銘柄2つに追加投資しようとしている。彼の判断は正しいか? 答えを考えてみるうちに、彼の質問の中には、素人投資家が陥りやすい誤りが満載されていることに気づいた。 一般論として、素人は下手で、プロは上手いと、運用成績面で言えるわけではない。しかし、素人投資家の一定割合には、「いかにも素人的」で明らかに不合理、又は、非合理的である可能性が大きな、共通の投資の癖が

                                        第140回 「素人の株式投資」が陥りやすい10の難点その1 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ
                                      • インデックス投資ナイトのスピーチ原稿|Hajime Yamazaki(山崎元)

                                        インデックス投資家が年に一度集まる「インデックス投資ナイト」というイベントがある。今年は7月8日に渋谷のカルチャー・カルチャーで行われた。毎年人気を博していて、チケットは売り出し後数分で完売になる。 私は、ありがたいことに毎年登壇者として声を掛けて貰っているが、今年は体調の問題を考慮して、いつものパネルディスカッションではなく、10分プラスαの予定で単独スピーチの時間を貰った。 今回は、その際のスピーチ原稿として用意した文章をご紹介する。時間がタイトな場合の10分用の内容と、時間に余裕があれば話そうという話題を2つ用意した。 私はスピーチのたびに内容を原稿に起こすほどマメな人間ではないが、今回は体調によっては当日に声が出なくて代読をお願いする可能性があったので、話したい内容を一通り文章に書いた。 インデックス投資家に対して、洗練された合理的な投資可としての誇りとプライドを持って欲しいという

                                          インデックス投資ナイトのスピーチ原稿|Hajime Yamazaki(山崎元)
                                        • 荒稼ぎして“逃げた”輩たち――陽気な成果主義が招いた罪とは?

                                          荒稼ぎして“逃げた”輩たち――陽気な成果主義が招いた罪とは?:山崎元の時事日想(1/2 ページ) 著者プロフィール:山崎元 経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、1958年生まれ。東京大学経済学部卒業後、三菱商事入社。以後、12回の転職(野村投信、住友生命、住友信託、シュローダー投信、バーラ、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一證券、DKA、UFJ総研)を経験。2005年から楽天証券経済研究所客員研究員。ファンドマネジャー、コンサルタントなどの経験を踏まえた資産運用分野が専門。雑誌やWebサイトで多数連載を執筆し、テレビのコメンテーターとしても活躍。主な著書に『会社は2年で辞めていい』(幻冬舎)、『「投資バカ」につける薬』(講談社)、『エコノミック恋愛術』など多数。ブログ:「王様の耳はロバの耳!」 前回、成果主義を名乗る人事・報酬制度には「陽気な成果主義」と「陰気な成果主義」があり、日本

                                            荒稼ぎして“逃げた”輩たち――陽気な成果主義が招いた罪とは?
                                          • 炎上する「老後2000万円」報告書問題、最悪なのは麻生大臣だ

                                            やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 「老後報告書」の炎上は不思議でならない 通称「老後報告書」、金融審議会市場ワーキンググループによる「高齢社会における資産形成・管理」(2019〈令和元〉年6

                                              炎上する「老後2000万円」報告書問題、最悪なのは麻生大臣だ
                                            • 山崎元、最後に贈る「ウィスキー」ガイド

                                              58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 本稿は、ウィスキーの飲み方、楽しみ方を説明するための、全国の酒友にお送りする、筆者のたぶん最後のウィスキーの飲み方ガイドである。(経済評論家 山崎 元) ウィスキーを楽しむための 5つのポイントを解説 筆者は昨年の8月に食道癌と診断された。基本的には禁酒を言い渡される病気であり、その通りにした。一方、ウィスキーは趣味だといえるレベルにはならなかったが、筆者の長年の友達だった。 今さら自慢しても仕方がないのだ

                                                山崎元、最後に贈る「ウィスキー」ガイド
                                              • 性の商品化はどう規制すべきか? 児童ポルノ規制報道で考えた|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

                                                山崎 元(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員) 【第58回】 2008年12月03日 性の商品化はどう規制すべきか? 児童ポルノ規制報道で考えた この週末、読売新聞で大変興味深い記事を読んだ。11月29日の夕刊と翌30日の朝刊で、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた第3回「児童の性的搾取に反対する世界会議」の模様と考察が伝えられていたのだ。しかも、夕刊は一面トップ、朝刊は第三面のほぼ全面を使って記事を掲載するほどの熱の入れようだった。 報道の趣旨は、児童買春や児童ポルノを世界的に規制していかなければいけないというものだ。特にその中で日本の規制が遅れている点が問題であるとして強調されていた。 日本では1999年に施行された児童買春・児童ポルノ禁止法で、児童ポルノの「製造」や「販売(提供)」は禁止されたが、たとえば、個人がインターネットからダウンロードしてパソコンに保管するだけの「

                                                • ビジネスパーソンの反面教師としての菅直人氏

                                                  やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 以前から注目の人だった、菅直人氏 昨年の民主党政権成立以来、本欄では、菅直人氏に何度も注目してきた。理由は3つある。 1つには、新政権の本来だったらキーマン

                                                    ビジネスパーソンの反面教師としての菅直人氏
                                                  • 失敗せずに上手に活用しよう!NISA(日本版ISA)のポイントQ&A

                                                    やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 金融業界に特化した情報誌である『週刊金融財政事情』の4.29-5.6号の特集タイトルは「日本版ISA争奪戦はじまる」だった。通称「NISA」、日本版ISAは

                                                      失敗せずに上手に活用しよう!NISA(日本版ISA)のポイントQ&A
                                                    • つみたてNISAが「よくできている」4つの理由

                                                      やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 急拡大する「つみたてNISA」 日本経済新聞によると、毎月一定額の投資信託を購入する、積み立て投資の普及が急拡大しているという(「日本経済新聞」電子版、2月

                                                        つみたてNISAが「よくできている」4つの理由
                                                      • 「若者よ、選挙に行くな」CMを支持する

                                                        やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 統一地方選挙での若者の投票を呼びかける風刺動画が物議を醸している。「若者よ、選挙に行くな」と題したこの動画は、逆説的に若者が選挙で投票する大切さを説いている

                                                          「若者よ、選挙に行くな」CMを支持する
                                                        • コロナ問題の長期化で起こり得る「4つの経済的大変化」

                                                          やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 起こってほしくない事態だが、コロナ問題が長期化した場合、経済的に何が起こるかを考えておくことが必要な状況だ。金融危機にまで波及するか否かで経済の様子は大きく

                                                            コロナ問題の長期化で起こり得る「4つの経済的大変化」
                                                          • 【追悼・山崎元さん】金融の「不都合な真実」に切り込み続けた経済評論家が遺したもの

                                                            DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 ダイヤモンド・オンラインで連載『山崎元のマルチスコープ』を毎週執筆してくださっていた経済評論家の山崎元さんが、1月1日に食道がんで亡くなりました。65歳でした。山崎さんは、2007年から15年以上にわたって同連載を執筆。投資家や一般読者の目線に立った、金融業界の“不都合な真実”に鋭く切り込む資産運用に関する記事を中心に、幅広いテーマで世の中に情報発信や問題提起をしてくださいました。そんな山崎さんに哀悼の意を表し、同連載と動画連載『【山崎元×馬渕磨理子】マルチスコープ』の中から「これぞヤマゲン節」と思える代表記事をピックアップし、ご紹介したいと思います。有料会員限定の記事を含めて、1月中の期間限定で全ての読者に向けて公開します。山崎

                                                              【追悼・山崎元さん】金融の「不都合な真実」に切り込み続けた経済評論家が遺したもの
                                                            • 人生100年時代、「最晩年貧乏」を避けるための5つのポイント

                                                              やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 総選挙の話題ですっかり霞んだ観があるが、安倍首相は有識者を集めて「人生100年時代構想会議」を立ち上げ、9月11日に第一回目の会議を開いた。メンバーの1人で

                                                                人生100年時代、「最晩年貧乏」を避けるための5つのポイント
                                                              • 鳩山政権の「劣化」はどこで止まるか | 山崎元のマルチスコープ | ダイヤモンド・オンライン

                                                                現実への失望 自分で選んだはずなのに、実現してみると「こんなはずではなかった」と思うことがある。就職や転職にはそうしたことがよくあるし、結婚でもそう思う場合があるだろう。「政権交代」もその仲間なのかも知れない。こうした場合、期待が大きい分の落胆もあるし、逆に自分の選択を否定したくないという心理も働き、客観的な状況把握が難しい。 前任の何人かとは異なるインテリジェンスと華やかさを持って登場した、新政権の顔、鳩山由起夫首相であったが、最初に与えてくれた軽い失望は、記者クラブ所属以外のメディアに対しても開放するはずであった首相の記者会見を、実際には開放しなかったことだ。この事情はダイヤモンド・オンラインの上杉隆氏の記事に詳しいが、こんな筈ではなかったのだ。 これは、直ちに天下国家を揺るがすような大問題ではないが、民主党の「約束」がこんなに簡単に破られることに対して、違和感を感じたのは確かだ。この

                                                                • 私の「投資観」の変遷について | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

                                                                  ●年齢と「投資観」 ●私の投資観その1「買って、売って、利益を出すことが投資だ」 ●転換のきっかけ1 「売り買いする」から「ポートフォリオを持つ」へ ●私の投資観その2「他の市場参加者に相対的に勝つことが投資だ」 ●転換のきっかけ2 「ゲームの外側」に出て感じた変化 ●私の投資観その3 「投資はリスクプレミアムのコレクション作業だ」 年齢と「投資観」 先日、トウシル編集部に募集して貰ったQ&Aの中に、「山崎さんの20代、30代、40代と年齢を重ねていく中で投資に対する考え方に変化は生まれていったのでしょうか?(以下略)」というご質問があった。 振り返って考えてみると、10年単位で年齢とぴったり一致している訳ではなかったが、「投資というものは、こういうものだ」という言わば投資観が、自分の中では二度大きく変化していることに気がついた。 この気づきだけであれば、一個人の投資に関する理解の変遷に過

                                                                    私の「投資観」の変遷について | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
                                                                  • 経験者の話は話半分に聞け!

                                                                    やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 たとえば、1年以上FX(外国為替証拠金取引)を続けている人を集め、通算の損益を申告してもらったとすると、全員が正直かつ正確に成績を教えてく

                                                                    • 反面教師としての前原国交相

                                                                      八ツ場ダムの工事中止を巡って、前原国交相が不必要に問題を混乱させているように見えます。大まかな経緯は、 (1)国交相に就任直後、八ツ場ダムの工事中止をキッパリ明言、 (2)八ツ場ダムの現地を訪問すると発表、 (3)八ツ場ダムの地元(の人たち)が「中止が前提なら意見交換会はしない」と拒否、 (4)前原氏は「地元や関係都県の理解を得るまでは基本計画廃止に関する法律上の手続きは始めない」と表明(産経新聞、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090921-00000563-san-pol) (5)視察の際に(選挙公約なので)「ダムを中止する考えを白紙に戻すことはない」と発言(時事ドットコム、http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2009092300163)、 といったところでしょうか。 まだ決定的な混乱や失点には至っていませんが、この

                                                                      • 危ない金融商品セールス4つの特徴

                                                                        やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 ある投資信託会社のセミナーにお邪魔したら、お客さんとの質疑応答の最後に「危ない金融商品のセールスの特徴を教えてください」と質問された。予想

                                                                        • 小泉「構造改革」の正しい評価が必要だ

                                                                          やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 菅政権延命でも政界再編 菅直人首相が夏休みを取ったこともあり、9月14日に民主党の代表選を控えている割に政治は静かだ。対立候補が明確でないこともあり、猛暑の

                                                                            小泉「構造改革」の正しい評価が必要だ
                                                                          • 核家族という「ぜいたく」

                                                                            先日、とある大人の勉強会で、高齢化問題について議論した。レポーター(この問題の専門家だ)の話の中で強く印象に残ったことの一つは、在宅介護は能率が悪いし、人口構造的に無理なのだという話だった。在宅介護ではなく、施設介護を中心に物事を考えるべきであり、たぶん、「それしかない」。 たとえば、在宅の高齢者に入浴サービスを提供する場合、専門の車にスタッフが乗って高齢者宅をお邪魔する形だと、一日に4、5人程度までしか対応出来ないのに対して、施設にいる高齢者ならうまくやれば15分程度で1人入浴して貰える。能率の差は圧倒的だ。食事も外出も同様だろう。 また、現在、主に親の介護の主力になっている年齢層は団塊世代を中心とする人口の厚い年代だが、やがて、少子化が介護にも影響して、そもそも介護の手が足りなくなってくる。しかも、共稼ぎ世帯が増えているから、二人の稼ぎ手の一人が介護にかかり切りになると、収入にも大きく

                                                                            • 若い社会人へ おカネ7ヵ条

                                                                              58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 獨協大学で担当している「金融資産運用論」の試験が先日終わった。採点してみると、まずまずの出来だった。受講者の中には今学期で卒業する学生も多い。彼らへのはなむけの意味も込めて、若い社会人がおカネに関して注意すべき点を7ヵ条にまとめてみる。 その1、生命保険に入るな。日本のオフィスには生命保険会社のセールスが出入りすることがある。こうした職場では、先輩社員が新人社員を生保のセールスに「いけにえ

                                                                              • 会社は2年で辞めてもいい

                                                                                5月19日の土曜日に、日本経済新聞グループが主催する「転職フェア」で1時間ほどスピーチをしてきました。会場は、六本木ヒルズのアカデミーヒルズで、11時30分から12時30分までの1知時間でした。このイベントには多数の参加者(主に20代の若者)があり、講演会場の椅子は満席で、後ろに立ち見の聴衆が多数いる、という講演しやすい環境でした(講演のノウハウ本によると、人と人の間が空くような状況は、講演がやりにくいそうです)。 話の内容は、「時間は貴重なので、20代の転職は、躊躇するな」という転職を後押しするメッセージと、「28歳までに自分の『職』を決めて、35歳までに自分の『人材価値を』確立しよう」という、大まかなキャリア戦略の考え方でした。人材価値は、ある仕事の能力があって、その能力が実際の仕事で証明されているという条件があれば、確立します。ビジネスパーソンの能力的な全盛期は、たぶん30代の前半で

                                                                                • 生保は金融ネットビジネスの「最後で最大のフロンティア」|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

                                                                                  金融分野のネットビジネスとしては最後に残った巨大市場である生命保険――。そのいわばラストフロンティアに、この5月、ある独立系ベンチャーが参入を果たした。    企業の名は、ライフネット生命。ネット専業の保険会社としては、SBIアクサ生命に次ぐ2社目となる。5月18日の日曜日朝8時に開業という点は、いかにもネットビジネスらしい。 筆者は、このベンチャー企業の成否に大変注目している。なぜなら、同社の存在そのものが、既存の保険ビジネスへの批判に満ちているからだ。 批判は大きく分けて4つある。 1)既存の保険商品の価格が高すぎる。2)売り方の能率が悪い。3)商品が複雑で、不必要なものまで売っている。4)契約させるプロセスに問題がある。 批判がいいすぎならば、ライフネット生命には、既存の保険業界に対するアンチテーゼが詰まっていると言い換えよう。いずれにせよ、同社の今後はネットビジネスとしても