兵庫県三田市は8日、「就職氷河期世代」に限定した職員採用試験の募集を締め切り、応募者が427人(男性279人、女性148人)になったと発表した。採用予定は1人で、競争率は427倍。先陣を切って注目を集めた宝塚市の605倍には及ばなかったが、注目度の高さを示した。応募者は1週間前の29人から締め切りを前に急増した。 【写真】「就活ジンクス」それ本当? 採用担当者に聞いた 市人事課によると、応募者は来年3月末で45~36歳になる高卒以上で、市内在住は77人、三田を除く兵庫県内は231人だった。県外在住は北海道から熊本までの119人に上った。 10月21日に募集を始め、締め切り1週間前の11月1日には29人と低迷。6日に138人に増えた後、7日だけで129人、最終日の8日だけでも160人と急増した。 市は今後、受け付けたエントリーシートで書類選考し、100~150人に絞り込む。12月8日に市役所