住民票や印鑑登録証明書といった様々な書類の交付を求める住民で混み合う役所の窓口。そんなイメージを変えようと、愛知県小牧市が新たな取り組みを始める。来年2月から、利用者が交付のための申請書をほとんど書くことなく手続きを進めるようにする。 名づけて「こまきスマート窓口」。使い勝手を良くするだけでなく、スムーズな手続きにより「密」を避けることで新型コロナウイルス対策にもなると、市は期待する。 スマート窓口では、免許証や保険証などの身分証明書を提示して本人確認ができれば、どのような手続きをしたいかを口頭で伝えるだけで職員が対応する。専用のシステムから、申請者本人やその家族の住民記録を呼び出し、申請書を作って手続きが進められる。 これまでは申請の際に、名前や住所、性別、生年月日などを交付申請書に利用者が自ら書かなければならなかった。さらに住民票や戸籍証明書、印鑑登録証明、納税証明など各種の書類がほし