特集 2011.08.07 ヨコハマトリエンナーレ2011・逢坂総合ディレクターに聞く 今回のヨコトリが挑む、新たなステージとは? ■展覧会のタイトルに込められた問いかけ ―今回の「OUR MAGIC HOUR ―世界はどこまで知ることができるか? ―」という展覧会タイトルは、総合ディレクターの逢坂さんが名づけられたのですか。 いえ、 アーティスティック・ディレクターの三木あき子さんです。当初、展覧会のタイトルについて三木さんと意見交換をしていた時に、三木さんから「コンピュータ社会になって、クリック一つで、世界を知ることができるほど大量の情報が得られるようになった。そういう意味では『世界が身近になった』と言えるけど、世界が本来はらんでいるはずの奥深さや複雑さというものにあえて着目したい」という問題提起がありました。これは、今のようなオンとオフのデジタル時代において、有意義な問いかけだと思い