沖縄県は3月31日、中国人を「腐った中国、さっさと帰れ」などと罵倒するユーチューブ動画2本がヘイトスピーチだと認定し、「決して許されない」と発表した。県差別のない社会づくり条例(差別解消条例)に基づく初めてのケース。例外規定を当てはめ、発言者の氏名は公表しなかった。 本紙の取材によると、動画は千葉県出身で沖縄県内在住の久我信太郎氏(72)が2016年と21年に公開した。那覇市役所前と県庁前の間を歩く中国人男性1人に久我氏らがつきまとい、「中国人出て行け」などと排除を扇動する内容。 条例が施行された23年に県民から申し出があり、弁護士や研究者でつくる審議会で4回審査。差別的言動(ヘイトスピーチ)に該当するとの答申を受け、県が認定した。 県は公式サイトに事案の概要を掲載した上で、「人々に不安感や嫌悪感を与えるだけでなく、尊厳を傷付け、差別意識を生むきっかけになりうるため、決して許されない言動だ