日本の犯罪史に名を刻んだ「爆殺犯」。京都アニメーション放火事件・青葉真司容疑者(41)の人生に暗い影を落とすのは、彼の「親」の存在だ。 父親の実家は茨城県西部にある。近隣住民が声を潜めて明かすには、 「今回の事件を起こした犯人の父親は農家の生まれだけど、働くのが嫌いでね。代わりに熱を上げていたのが選挙運動。地元の市会議員の選挙を夢中になって手伝っていた。で、その議員のツテで地元の幼稚園で働き始めたんだ。園児の送迎バスの運転手だよ。当時は前の奥さんとの間に6人の子どもを儲けていたな」 青葉容疑者の父母はこの幼稚園でめぐり逢ったという。父方の親族が重い口を開く。 「その幼稚園で出会ったのが給食の世話をする女性。年齢はひと回り以上も若かった。結局、あいつは前の奥さんと子どもたちを置いて、彼女と“駆け落ち”したわけだ。自分の土地も売っ払って、残された妻子はばらばらになってしまった」 一方、母方の親