警視庁は2023年4月5日、「家庭用ルーターの不正利用に関する注意喚起について」と題する警告文を発表しました。警視庁によると、サイバー攻撃に関する捜査過程で、家庭用ルータがサイバー攻撃に悪用されていることが発覚。通常の捜査では対応が難しいと判断したため、同文書を注意喚起として発表したとのことです。 警視庁からの警告 サイバー攻撃を仕掛ける犯罪者は警察の操作を逃れるため、関係のない家庭用ルータを経由して犯罪を試みます。犯罪者が関係のない一般家庭のルータを乗っ取ってサイバー攻撃を行うと、捜査はその個人宅までで止まってしまい、犯罪者までたどり着くことが難しくなります。 これを「ルータが踏み台にされた」といいます。踏み台にされたルータの所有者の家に、ある日突然捜査員がやってきて、インターフォンを鳴らします。訪問理由を聞くと全く身に覚えのないことなので、当然の事ながら驚愕するでしょう。 サイバー犯罪