世界的な原油の高騰が続く中、アメリカのバイデン政権が、各国で協調して価格を引き下げるため、日本や中国などに石油備蓄の放出を検討するよう要請したと、一部の海外メディアが伝えました。 ロイター通信は17日、複数の関係者の話として、バイデン政権が、日本や韓国、インド、それに中国に対して、石油備蓄の一部の放出を検討するよう要請したと伝えました。 原油価格の高騰が続く中、各国が協調して石油の供給量を増やすことで、価格の引き下げにつなげようというねらいとみられます。 一方、これとは別に、バイデン大統領は17日、国内の石油関連企業が不正にガソリン価格をつり上げていないか、調査を進めるよう関係機関に指示しました。 原油価格をめぐっては、サウジアラビアが主導するOPEC=石油輸出国機構とロシアなどの主な産油国が、来月の追加増産を見送り、今後も価格の高止まりが続くとの見方が出ています。 アメリカでもガソリン価