参院予算委で答弁する岸田文雄首相。旧統一教会問題などで論戦を交わした=10月19日、国会・参院第1委員会室安倍晋三元首相の横死を契機として、「統一教」(旧統一教会の韓国での通称、現世界平和統一家庭連合)関連の議論が喧(かまびす)しくなった。国会では統一教と自民党議員との関係を問う与野党の攻防が耳目を惹(ひ)くが、国民目線からすれば、急激な円安や物価の高騰こそ、喫緊の課題である。 それに統一教と関係のあった自民党議員を追及し、自民党が今後、一切関係を持たないと宣言しても、浮き彫りにされた宗教と政治の問題にメスを入れたことにはならない。 教団の情報戦成功