相模原市の知的障害者施設で入所者19人が殺害されるなどした事件で、29歳の元職員の裁判員裁判が8日から横浜地方裁判所で始まります。事実関係に争いはありませんが、被告の弁護士は当時、精神障害の影響で責任能力はなかったとして無罪を主張する見通しです。 平成28年7月、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者が次々と刃物で刺され19人が殺害されたほか、職員を含む26人がけがをするなどした事件では、施設の元職員、植松聖被告(29)が殺人などの罪に問われています。 事件からまもなく3年半となりますが、8日から横浜地方裁判所で裁判員裁判が始まります。 事実関係に争いはありませんが、被告が当時、刑事責任を問える精神状態だったかが争点で、検察が精神鑑定の結果を踏まえて責任能力はあったと主張するのに対し、被告の弁護士は大麻を使用したことによる精神障害の影響で、刑事責任を問えない状態だったとして無