劇場版『名探偵コナン』シリーズで興行収入が初の100億円を突破した、劇場版『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』(全国東宝系にて公開中)。映画配給会社によると、公開から38日間で、観客動員827万人、興行収入117.3億円を突破しました。今作で監督を務めた立川譲さんにインタビューし、制作の裏側などを伺いました。 1997年の第1作『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』以降、ほぼ毎年公開されている劇場版(2020年はコロナの影響により延期)。26作目となるシリーズ最新作『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』は、東京・八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設パシフィック・ブイを舞台に、江戸川コナン&灰原哀と、宿敵・黒ずくめの組織の海上決戦が描かれます。 ――制作にあたり、立川監督ならではの戦略は? 元々、コナンの王道の作品という脚本