Published 2024/10/17 06:52 (JST) Updated 2024/10/17 07:07 (JST) 【ニューヨーク共同】米IT大手アマゾン・コムは16日、米国内で次世代原子炉「小型モジュール炉」(SMR)の商用化を支援する契約を米企業2社と結んだと発表した。SMRなどの開発を手がける企業への出資も明らかにした。AI普及を支えるデータセンターの消費電力増加に備え、安定的な電源を確保する狙い。 アマゾンは2040年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げている。声明でCO2を排出しない原発は「われわれに電力を供給し、顧客の需要を満たすのに役立つ」と優位性を強調した。 小型モジュール炉は、必要面積が比較的小さく、送電網の近くに建設できる。従来の原発よりも建設期間が短い利点もある。米国などで商業運転をにらんだ開発が進む。データセンターの電力需要増が課題となる中