資料を受け取ったときに、見えにくさや読みにくさを感じたことはないでしょうか。 「プレゼン資料の色がわかりにくい」 「オンライン会議の画面共有で文字が見えにくい」 「資料がごちゃごちゃしていて読む気にならない」 見やすく読みやすい資料作成のためには、資料を受け取る相手の見え方や環境の理解が不可欠です。この記事では、資料作成でよくある色と文字の問題と改善方法を、書籍『見えにくい、読みにくい「困った!」を解決するデザイン』の著者であり、デザイナーの筆者が具体例を交えて解説します。 今回の記事は、アドビの「みんなの資料作成」企画に参加して執筆しています。 みんなの資料とユニバーサルデザイン 「みんなの資料作成」の“みんな”とは誰のことでしょうか。皆さんの職場やお客様にも、さまざまな人がいると思います。 日本人男性の約20人に1人の割合で、多数派の色覚とは異なる色の見え方をしている人がいます(*1)