一般的に離島の漁港といえば、海に面した場所に比較的こぢんまりと存在するイメージですが、沖縄県にある絶海の離島、南大東島には、その概念を覆すような立派な漁港が存在します。作り方も超レアな漁港はなぜ生まれたのでしょうか。 離島の離島に出現する「要塞漁港」 多島国家である日本は、有人島であれば必ずと言ってよいほど港があり、そこにはたいてい漁船が係留されていることが多いです。そのため、離島の漁港というと、一般的には比較的こぢんまりと存在する……というイメージが多いかもしれませんが、沖縄の本島からさらに約350km東に位置する絶海の離島、南大東島には、その概念を覆すような、島の規模に比べ、あらゆる意味で立派に整備された漁港が存在します。 拡大画像 南大東漁港。外洋の荒波から船を守るための整備もしっかり行われている(2020年12月、乗りものニュース編集部撮影)。 南大東島の北側に位置する南大東漁港は