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ALOS-2の検索結果1 - 40 件 / 109件

  • 宇宙業界の人間として思うこと[追記あり]

    追記しました。あとイプシロン8号機はイプシロン6号機の間違いです、ご指摘感謝します。H-Ⅱ 5,8号機が連続で失敗したときのNASDAバッシングの話を書くか悩んだ関係で混同しました。 失敗と表現した人を責めないであげて欲しい。宇宙輸送機の失敗に関する慣習的な定義については色々な人がもう意見を述べているのでそれを読んで貰えれば良いと思うが、それは業界の慣習というか方言なので、村の外から来た人が『機体の異常で予定した打ち上げのタイミングで上げられなかったなら失敗なのでは?』と思うのは仕方がない部分もあると思います(それでも失敗の軽重で言えば、輸送機の失敗としてはかなり軽寄りということは分かるような記事であればうれしいですが)。 最初に共同通信が失敗と報じた際、多くの宇宙ファンが共同通信の表現を叩いていたのをみました。近年ではイプシロン8号機などの宇宙開発の明確な失敗にもあたたかいコメントが寄せ

      宇宙業界の人間として思うこと[追記あり]
    • 昭文社、昭和・平成の都市地図を電子書籍で復刻した「MAPPLEアーカイブズ」

      昭文社は、過去の都市地図シリーズを復刻した「MAPPLEアーカイブズ」の電子書籍版をAmazonのkindleストアで発売した。価格は1210円(税込)。 1968年、1985年、2001年、2014年の各都市地図を集めたもの。今回は第1弾として東京23区の各区版のうち11区(千代田、中央、港、新宿、文京、台東、墨田、江東、品川、目黒、大田)を5月22日に発売した。 残りの12区(世田谷、渋谷、中野、杉並、豊島、北、荒川、板橋、練馬、足立、葛飾、江戸川)は6月3日に発売する。 いずれも各エリアの変遷や特徴を解説した記事と、年代ごとの分割地図(大判1枚だった原本の区分地図を8~9図に分割)で構成されている。 関連記事 ヤフー、経路検索アプリで「神奈中バス」「江ノ電バス」の接近/遅延情報を提供 ヤフー11日、経路検索アプリ「Yahoo!乗換案内」と、地図アプリ「Yahoo! MAP」に神奈中バ

        昭文社、昭和・平成の都市地図を電子書籍で復刻した「MAPPLEアーカイブズ」
      • H3試験機1号機打ち上げ中止で発見 これまで以上に開発試験を重ねても起きた「まさか」のすり抜け(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        2023年2月17日に初飛行を中断することになったJAXA・三菱重工業の新型基幹ロケット「H3」試験機1号機の原因究明において、ロケットの飛行を制御するソフトウェアが誤検知ではなく実際に異常な事象を検知していたことがJAXAの説明でわかった。第1段エンジンを制御する機器に電力を供給する系統の中でスイッチが誤動作するというトラブルが起きていたもので、詳細な原因はまだ調査中。飛行を制御する電子機器を一新して開発されたH3ロケットでは、これまでにない全体的な試験を重ねてきたにもかかわらず発生した「まさか」のすり抜けトラブルだった可能性がある。H3プロジェクトチームは引き続き原因調査と対策を続けつつ3月10日の予備期間内での打ち上げを目指している。 2月22日午後、文部科学省の宇宙開発利用に係る調査・安全有識者会合で岡田匡史プロジェクトマネージャは、17日に発生した事象についてあらためてこう説明し

          H3試験機1号機打ち上げ中止で発見 これまで以上に開発試験を重ねても起きた「まさか」のすり抜け(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • 衛星画像の「影除去」から解析まで オンリーワンのAI・ディープラーニング技術(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

          '''衛星画像の「影除去」から解析まで オンリーワンのAI・ディープラーニング技術 株式会社Ridge-i 柳原 尚史''' 災害発生時に「緊急で発生箇所を知る」ことができれば、その後の対応に大きな力になります。2019年にJAXAからの委託により、光学衛星画像からディープラーニングを活用した解析により、土砂崩れ箇所を自動で検出する技術を開発し、第4回宇宙開発利用大賞で経済産業大臣賞を受賞した株式会社Ridge-i(リッジアイ)。広域を1分前後で高速解析し、約80パーセントの高精度検出が実現しました。熟練の検査員が目視で行っていた作業を自動化、高速化するとその先にどんな世界が開けるのか。代表取締役社長の柳原尚史さんに伺いました。 --災害箇所の検出を広域で1分前後、そして80パーセントの高精度で検出することができたとのことですが、広域というのはどのぐらいの広さですか? 柳原:被災地域を含む

            衛星画像の「影除去」から解析まで オンリーワンのAI・ディープラーニング技術(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
          • JAXA | 「だいち2号」による全国地殻変動分布図の初公開について

            国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)が運用する陸域観測技術衛星2号「だいち2号(ALOS-2)」※1は、2014年の打上げから現在まで全国の地殻変動や隆起などの地表面の動きを継続的に繰り返し観測してきました。この「だいち2号(ALOS-2)」の観測データを用いて作成された日本全国の“地殻変動の地図”が、国土交通省国土地理院(以下、国土地理院)より3月28日に初公開されます。 この「だいち2号(ALOS-2)」の2014年8月からの8年以上のLバンドSAR※2データを用いて、国土地理院により、全国の干渉SAR時系列解析が実施されました。正確な干渉SAR処理を行うには長期的に安定した衛星の追跡管制(衛星の軌道高度での維持運用および軌道高度・姿勢の高精度での決定)と、高精度の軌道・姿勢情報をもとにしたSARデータ処理技術が必要であり、JAXAと国土地理院の技術協力により可能とな

              JAXA | 「だいち2号」による全国地殻変動分布図の初公開について
            • 拡大を続ける西之島(1):その3000万年の成長史(巽好幸) - エキスパート - Yahoo!ニュース

              2013年11月に小笠原諸島の西之島(にしのしま)の東南東500mに出現した火山島は、その後幾度かの休止期を挟みながらも噴火が続き、すっかり旧島を飲み込んだ。これら一連の活動で噴出したマグマの総量は、日本史上最大規模と言われる富士山貞観及び宝永噴火、桜島大正噴火をはるかに凌ぐようだ。 2020年噴火 西之島で昨年末から火山活動が活発化していることはニュースなどで報じられていたようだ。しかし、新型コロナウィルスの蔓延や緊急事態宣言などで、多くの人たちは、このはるか南の島の出来事に関心を寄せている場合ではなかった。実は私もそうだった。 しかし、国土地理院が6月5日に地球観測衛星「だいち2号」(ALOS-2)に搭載された合成開口レーダー(SAR)のデータを解析して、HPにアップした画像を見て驚いた。この半年間で、主に北方向へと流れた溶岩流が海岸線をさらに500mほど後退させて、島は拡大を続けてい

                拡大を続ける西之島(1):その3000万年の成長史(巽好幸) - エキスパート - Yahoo!ニュース
              • 衛星データで漁場を探して、実際に釣りに行ってみようvol.3 ~データ解析編~ | 宙畑

                衛星データを使って魚が釣れる漁場を見つけたい宙畑編集部。これまで2回にわたって、衛星データの基礎知識と解析の1歩手前までを記事化いたしました。今回はいよいよ釣れるスポットを探す解析編です。 元村さんに協力いただき、衛星データを使って魚が釣れる漁場を見つけたい宙畑編集部。これまで2回にわたって、衛星データの基礎知識と解析の1歩手前までを記事化いたしました。 ※詳細は「衛星データで漁場を探して、実際に釣りに行ってみようvol.1 ~データ確認編~」「衛星データで漁場を探して、実際に釣りに行ってみようvol.2 ~データ取得編~」を参照 今回は前回取得した衛星GCOM-C海面水温データから、本気で釣りにいくつもりで漁場っぽい場所を実際に探してもらいました。 1. おさらい そもそも水温と漁場の関係はどのような関係だったか振り返ってみます。 第一弾の記事でお伝えした通り、海洋研究開発機構(JAMS

                  衛星データで漁場を探して、実際に釣りに行ってみようvol.3 ~データ解析編~ | 宙畑
                • 西之島のだいち2号SARデータ解析結果(2019年11月22日~2020年10月9日) | 国土地理院

                  概要 日本の地球観測衛星「だいち2号」(ALOS-2)に搭載された合成開口レーダー(SAR)のデータを使用して画像の分析を行いました。SARで用いられる電波は噴煙を透過するため、噴火中であっても火山の地形変化の状況を把握することができます。 2020年11月以降の観測結果はこちらをご覧ください。 SAR強度画像の比較アニメーション                      SAR強度画像から抽出した海岸線【暫定※】 (2019年11月22日~2020年10月9日) ※結果は速報であり、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。 ※ 海岸線の位置は,数十mほどの誤差が含まれる場合があります。 西之島の成長                                      全解析結果 ~長期間のSAR強度画像の比較アニメーション(2015年~)~        (20

                  • 国立極地研究所 北極観測センター │ 北極研究 │ ノリリスクの油流失事故に対する北極域研究者の緊急オンライン懇談会が開催されました

                    ノリリスクの油流失事故に対する北極域研究者の緊急オンライン懇談会が開催されました 2020年7月2日 2020年5月29日に判明したロシア北極圏のノリリスクにおける油流出事故をうけて、ArCS II(*)に関わる研究者の有志がメールで6月10日から12日までの間に意見交換を行った。特に事故に対して専門的立場からのコメントを行い、事故に対しての理解を深めるためである。このメール交換は、専門家だけでなく、幅広くこの問題に関心ある方にも有益な情報であると判断し、これをオンライン懇談会として編集し公開することとした。メール部分にある挨拶などの部分は削除し、また読みやすいように編集した草案を作成し、これを参加者で確認し、公開に合意したものが以下のテキストである。 *ArCS II:2020年6月に開始した文科省補助事業北極域研究加速プロジェクト ノリリスクの油流失事故に対する北極域研究者の緊急オンラ

                    • だいち3号 - Wikipedia

                      だいち3号(陸域観測技術衛星3号、ALOS-3, Advanced Land Observing Satellite、エイロス3)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、地図作成、地域観測、災害状況把握、資源調査などへの貢献を目的として開発を計画した「だいち」の後継の地球観測衛星。可視光や赤外線により地表を観測する光学衛星で、2016年(平成28年)度にH-IIAロケットによって打ち上げられる予定であったが、2015年(平成27年)度から一部仕様が変更された上で先進光学衛星と表記を変えて計画が進められていた。H3ロケット試験1号機で2023年3月7日に打ち上げられたが、ロケットの2段目のエンジンに点火せず打ち上げは失敗し、司令破壊が出されたロケットとともに消失した[1][2][3]。開発費は379億円[4][5][6]。 概要[編集] 旧計画と同じく「先進光学衛星」では従来の地球観測衛星で

                      • 干渉SARの基本 | 国土地理院

                        レーダーは、アンテナから電波を発射し、観測する対象物に当たって反射された電波を観測します。反射された電波の強さから、対象物の大きさや表面の性質がわかります。 また、反射された電波が戻ってくるまでの時間を測定することで、対象物までのおおまかな距離も測定できます。 レーダーの分解能(どの程度まで細かい対象物を判別できるか)は、アンテナを大きくすればするほどよくなります。しかし、人工衛星などに搭載できるアンテナの大きさには限りがあります。そこで、飛翔体(人工衛星や飛行機など)が移動しながら電波を繰り返し送受信して、大きな開口を持ったアンテナと等価な画像が得られるように、人工的に「開口」を「合成」するのが「合成開口レーダー」と呼ばれる技術です。図のように、実開口長が小さなアンテナでも、飛翔しながら電波の送受信を行い、仮想的に大きなアンテナを構成する合成開口技術により、進行方向の分解能を高めています

                        • JAXAが先進レーダ衛星「だいち4号」Lバンド合成開口レーダーの初観測画像を公開

                          宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年7月31日、初期機能確認運用中の先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」に搭載されているLバンド合成開口レーダー(SAR)「PALSAR-3」で取得した初観測画像を公開しました。【最終更新:2024年8月1日11時台】 【▲ 観測を行う先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」のCGイメージ。機体下部(地球側)の左側に展開されているのがLバンド合成開口レーダー(SAR)の「PALSAR-3」、右側に展開されているのが船舶自動識別信号受信器「SPAISE3」のアンテナ(Credit: JAXA)】「だいち4号」は2014年5月に打ち上げられた陸域観測技術衛星2号「だいち2号(ALOS-2)」の後継機として開発されたJAXAの地球観測衛星で、PALSAR-3の他に船舶自動識別装置(AIS)の信号を受信して船舶情報を取得する船舶自動識別信号受信器

                            JAXAが先進レーダ衛星「だいち4号」Lバンド合成開口レーダーの初観測画像を公開
                          • 「H3ロケット打ち上げ失敗」が日本の宇宙開発に与える4つの影響。地球観測網に大ダメージも

                            種子島宇宙センターでは感染予防のためH3プロジェクトチームは対面取材を制限しているが、H3試験機1号機の打ち上げ失敗後、岡田匡史プロジェクトマネージャはプレスルームに姿を見せた。エンジニア達は「誰も帰ろうと言い出さない」と原因究明に必死になっているという。 撮影:秋山文野 部品点数の多い巨大システムであるロケットは、その性質上完全な統合試験が難しい。だからこそ、全てのコンポーネントを組み合わせたテストのために、試験機が存在する。 ロケットの開発には失敗もありうるとはいえ、今回はリスクのある試験機に、喪失の痛手が大きい地球観測衛星「だいち3号(ALOS-3)」を搭載した。 ALOS-3は、2006年から2011年まで運用されたJAXAの陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」の後継機にあたる。同じ後継機の「だいち2号(ALOS-2)」はALOSからレーダー観測機能を受け継いでいるが、ALOS-

                              「H3ロケット打ち上げ失敗」が日本の宇宙開発に与える4つの影響。地球観測網に大ダメージも
                            • 国土地理院、福島県沖地震の地理空間情報を公開 空中写真や震源断層モデルなど

                              国土地理院は3月17日、16日に発生した福島県沖を震源とする地震に関する各種情報を公開した。地理院地図などから参照できる。 公開したのは3月17日に撮影した空中写真(斜め写真)、GEONET(GNSS連続観測システム)による地殻変動に関する情報など。電子基準点などのGNSS観測点で観測した地殻変動を元にした震源断層モデル(矩形断層一様すべり)や、地球観測衛星「だいち2号(ALOS-2)」の観測データをSAR干渉解析した地殻変動の状況も含まれる。 空中写真は宮城福島沿岸地区を撮影した。地理院地図に表示されたアイコンを選択すると閲覧できる。 国土地理院は、政府の防災基本計画において航空機、無人航空機等による目視、撮影などにより情報収集を行うとともに、画像情報の利用による被害規模の把握を行うものとされている。 関連記事 地震後「通れた道」マップ公開 ゼンリン、ホンダ車のデータ活用 16日夜に発生

                                国土地理院、福島県沖地震の地理空間情報を公開 空中写真や震源断層モデルなど
                              • 2023年2月6日トルコ共和国の地震に伴う地殻変動 | 国土地理院

                                2023年2月6日(UTC)にトルコ共和国でM7.7とM7.6(トルコ防災危機管理庁;AFAD)の地震が発生しました。日本の地球観測衛星「だいち2号」(ALOS-2)に搭載された合成開口レーダー(PALSAR-2)のデータを使用して画像の分析を行いました。得られた結果は以下のとおりです。 M7.7およびM7.6の地震に伴う地殻変動が見られます。 東アナトリア断層(East Anatolian Fault)およびチャルダック断層(Çardak Fault)に沿って地殻変動が見られます。地殻変動は地震のメカニズム(左横ずれ)と整合的です。 上記断層の近傍で非干渉領域が見られます。地震に伴って地表面が変化した可能性があります。 変動域では、東アナトリア断層を挟んで最大で5mを超える変動、チャルダック断層を挟んで最大で4m程度の変動が見られます。

                                • 画像ライブラリー|ALOS@EORCホームページ

                                  2024年1月1日(日本時間)に能登半島でマグニチュード7.6の地震が発生し、建物損壊、土砂崩れ、火災、津波による大きな被害が発生した。 JAXAでは、国内防災機関等からの要請を受け、地震発生直後の1月1日から「だいち2号」による緊急観測を実施し、関係機関へのデータや解析結果の提供、アーカイブデータの公開を実施した。 関係機関やJAXAによる解析結果から、能登半島における地震に伴う顕著な地殻変動が検出された。 【1月11日追記】2.5 次元解析結果および1月8日の観測結果を追加しました。 【1月17日追記】1月5日および10日のScanSAR観測結果を追加しました。 【1月24日追記】2.5次元解析結果を追加しました。 2024年1月1日16時10分頃(日本時間、以下同じ)に能登半島で発生したマグニチュード7.6(気象庁報告)の地震について、JAXAは国内防災機関等からの要請に基づき、「だ

                                  • 本格実用目前!水害発生から早期に被害を把握、衛星データによる損害査定実証の裏側 | 宙畑

                                    本格実用目前まで衛星データ活用が進む東京海上日動火災保険株式会社に、利活用のきっかけや実証までの苦労、今後の展望について伺いました。 一度発生すれば、多くの人を一瞬で困難な状況に巻き込む、巨大な水害。近年、災害が大規模化、頻発化しているといわれるなか、被災から1日も早く生活を立て直すために欠かせないサービスのひとつが損害保険です。 日本の損保のトップ企業である東京海上日動火災保険株式会社は、合成開口レーダー(SAR)衛星のデータを活用して迅速な被害状況把握、保険金支払いを実現するシステムの実証を行っています。本格実用を目前に控えた今、ビジネスパートナーとして衛星データ取得・解析からビジネスへの利活用支援を行うアビームコンサルティング株式会社と共に取り組む保険分野への衛星データ活用について、お話いただきました。 (1)災害の増加による保険金支払いの課題と衛星データ活用を考えたきっかけ ――水

                                      本格実用目前!水害発生から早期に被害を把握、衛星データによる損害査定実証の裏側 | 宙畑
                                    • 合成開口レーダー(SAR)って何? 日本でも本格化する衛星データ活用

                                      もはや社会インフラとも言える通信環境。過去の広域災害時には、復旧のための人員配置や資材輸送などのオペレーションの課題が指摘されたこともある。この問題を解消するために、宇宙からの情報を活用する動きが本格化しはじめた。使うのは国産の衛星データなどだ。 NTT東日本は天候に左右されずに観測可能な衛星データ「合成開口レーダー」を使った災害復旧体制を本格化する。2018年度「北海道胆振東部地震」や2019年度「台風15号(令和元年房総半島台風)」「台風19号(令和元年東日本台風)」のような災害に備え、復旧体制を強化する狙いだ。 NTT東日本が導入するのは「被災情報調査技術4DSS(4D inspection from Space and Sky)」と名付けられたシステムだ。災害時に天候や昼夜などの観測条件に左右されずに広範囲の状況を把握し、いち早く電気通信設備を復旧できる。 4DSSは、宇宙航空研究

                                        合成開口レーダー(SAR)って何? 日本でも本格化する衛星データ活用
                                      • 国産衛星スタートアップの父が語る、宇宙産業の最前線と未来像【業界解説・東京大学 中須賀教授】(前半) | コラム | MUGENLABO Magazine – オープンイノベーション情報をすべての人へ

                                        宇宙開発と言えば必ず名前が上がっていた NASA(アメリカ航空宇宙局)ですが、最近は Elon Musk 氏の SpaceX や Jeff Bezos 氏の Blue Origin など、有名起業家が設立した宇宙スタートアップがその役目の一部を担いつつあります。宇宙開発をより柔軟かつ効率よく行うため「官から民へ」移行がなされた結果ですが、この波は日本の宇宙スタートアップの元にも訪れつつあります。 11月9日に打ち上げられたイプシロンロケット5号機には、民間企業・スタートアップ・大学・高専などが開発した実証コンポーネントが6個、超小型衛星が8基搭載され、いずれも無事に予定軌道に投入されました。日本でも、衛星開発や関連サービスを主導するのはスタートアップになっていくでしょう。 今回は、日本で最も多くの宇宙・衛星スタートアップを輩出している、東京大学工学系研究科・中須賀研究室の中須賀真一教授に、

                                          国産衛星スタートアップの父が語る、宇宙産業の最前線と未来像【業界解説・東京大学 中須賀教授】(前半) | コラム | MUGENLABO Magazine – オープンイノベーション情報をすべての人へ
                                        • 【速報】H3ロケット3号機打ち上げ成功–搭載衛星の「だいち4号」(ALOS-4)とは

                                          #JAXA#H3#ALOS-4 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は2024年7月1日午後12時6分、国産基幹ロケット「H3」3号機を種子島宇宙センターから打ち上げた。打ち上げは無事成功した。 打ち上げから約2分後、補助ブースターの「SRB-3」を分離。そして、1段エンジンの燃焼終了、第1段と2段分離を経て、さらに初号機の打ち上げで失敗した第2段エンジンへの点火にも成功し、約16分後にペイロードである先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)を分離した。 だいち4号(ALOS-4)とは 今回軌道投入に成功したALOS-4は、現在稼働しているALOS-2の後継にあたる衛星だ。H3ロケット初号機の失敗で喪失した先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の後継ではない。 ALOS-4 ALOS-4 折りたたまれた状態の太陽光パネル 特徴は、観測に合成開口レーダー(SAR)を用いる点

                                            【速報】H3ロケット3号機打ち上げ成功–搭載衛星の「だいち4号」(ALOS-4)とは
                                          • 国土地理院、「だいち2号」の衛星データによる地表の変動分布図を公開

                                            国土地理院は3月28日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運用する人工衛星「だいち2号(ALOS-2)」のデータを活用した全国の地表の変動分布図をWeb地図サービス「地理院地図」で公開した。 だいち2号が8年間かけて取得したSAR(合成開口レーダー)の観測データを元に作成した多数の「SAR干渉画像」を統計的に処理することにより、微少な地表の動きとその時間変化を捉える「干渉SAR時系列解析」の解析結果をまとめたもの。火山活動や地盤沈下などによる地表の変動の広がりを確認できる。 地理院地図の「地図の種類」メニューから「トップ」>「基準点・地磁気・地殻変動」>「干渉SAR」>「時系列解析」>「全国」を選択し、表示させたい解析結果を選ぶと地図上に干渉SAR時系列解析で得られた変位速度が表示される。 この変動情報は測量基準の維持管理や、地盤沈下調査などの空間分解能の向上につながるため、国土地理院は変

                                              国土地理院、「だいち2号」の衛星データによる地表の変動分布図を公開
                                            • JAXAの先進レーダ衛星「だいち4号」アンテナ展開等を完了しクリティカル運用期間終了

                                              宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年7月3日、「H3」ロケット3号機で打ち上げられた先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」の太陽電池パドルとアンテナの展開などが完了し、打ち上げ後の初期段階であるクリティカル運用期間(衛星を運用する上で必須の状態に移行するまでの期間)を終了すると発表しました。【最終更新:2024年7月3日10時台】 【▲ H3ロケット3号機のフェアリングに収缶する作業中の先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」。2024年6月20日撮影(Credit: JAXA)】 「だいち4号」は2014年5月に打ち上げられた陸域観測技術衛星2号「だいち2号(ALOS-2)」の後継機として開発されたJAXAの地球観測衛星で、「だいち2号」から能力が向上したLバンド合成開口レーダー(SAR)「PALSAR-3」、船舶自動識別装置(AIS)の信号を受信して船舶情報を取得する

                                                JAXAの先進レーダ衛星「だいち4号」アンテナ展開等を完了しクリティカル運用期間終了
                                              • レーダー衛星画像でモーリシャス重油流出 被害の範囲を知る(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                2020年7月25日、インド洋のモーリシャス共和国で日本のばら積み貨物船「WAKASHIO(わかしお)」が座礁し、重油流出事故が発生した。被害範囲の観測には、レーダーで海面の油膜を捉える衛星データが役立つ。今回、欧州のレーダー衛星が公開している画像を元に、衛星データ解析企業の協力を得て重油の広がりを推定した。 「わかしお」は、日本の長鋪(ながしき)汽船が所有し商船三井が運航するばら積み貨物船。現地時間の7月25日にモーリシャス島南東部のサンゴ礁で座礁し、8月6日以降に約4000トン搭載していた燃料の重油が流出しはじめた。重油はモーリシャス島の海岸に漂着し、マングローブ林に入り込んでいるほか、サンゴに付着するなど長期にわたる環境被害の発生が懸念されている。 国際協力機構(JICA)が国際緊急援助隊・専門家チームを派遣し、第二次隊の7名は8月19日に日本を出発する予定だ。8月15日報道の第一次

                                                  レーダー衛星画像でモーリシャス重油流出 被害の範囲を知る(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                • Google Earth Engine Appsを用いた地球可視化ツールVEGA | 一般財団法人リモート・センシング技術センター

                                                  VEGAについて VEGAは、Google が公開している「Google Earth Engine」上で動く衛星データ可視化アプリです。 VEGAを使えば、無料公開されている衛星データを簡単かつ瞬時に可視化・解析し、様々なカラー合成画像を作成できます。 VEGAはプルダウンメニューの選択と数値の入力だけで操作でき、通常Google Earth Engineの操作に必要なJavaScriptなどの特別な知識や技術は不要です。初心者の方もお気軽にご利用いただけます。 多くの方に衛星データ利用の機会を提供するため、RESTECが開発し無償公開しています。また、ユーザ登録も必要ありません。 VEGAでできること 衛星データからは、地球や大気に関する様々なことが見えてきます。 VEGAで作成した画像でわかる事象を具体的にご紹介します。 環境問題 湖の縮小 アラル海の1987年と2022年を比較すると

                                                    Google Earth Engine Appsを用いた地球可視化ツールVEGA | 一般財団法人リモート・センシング技術センター
                                                  • 衛星データで災害対策から農業、環境投資まで後押し。増え続けるリモートセンシングへの取り組みとは(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                    衛星からドローン、船舶による観測まで、リモートセンシングの解析技術で多彩な事業を展開する国際航業株式会社は、第4回宇宙開発利用大賞で農林水産大臣賞を受賞しました。衛星データを利用した農業支援サービスや台風接近時の緊迫した観測体制、持続可能な農業生産を助ける森林監視事業について、担当されている皆さんにうかがいました。 新井:私たちは、衛星はもとより、航空機、ヘリコプター、ドローン、船舶に搭載された様々なセンサーからの情報を解析しています。衛星関連ソリューションですと、光学からSAR(合成開口レーダ)まで、海外の商用衛星も含め、17種類ほどの衛星のセンサーを利用しています。最近ではアメリカのPlanetが100数十機以上の衛星を打ち上げ、日本の衛星ベンチャーも数多くの衛星打ち上げを開始していますので、利用の幅が広がってきています。弊社はおよそ2,000人規模の会社ですが、衛星データを始めとした

                                                      衛星データで災害対策から農業、環境投資まで後押し。増え続けるリモートセンシングへの取り組みとは(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                    • SSA(宇宙状況把握)とは〜日本の防衛省と国際状況、企業の貢献、技術課題、運用システムを総合的に解説〜 | 宙畑

                                                      SSA(宇宙状況把握)とは〜日本の防衛省と国際状況、企業の貢献、技術課題、運用システムを総合的に解説〜 宇宙開発の進展に伴い、スペースデブリや衛星同士の衝突リスクが増加しており、それに伴い宇宙状況把握(SSA)がますます重要性を増しています。本記事では、SSAの概要や目的、運用システム、国内外の取り組み、既存の課題などについてまとめて解説します。 1.はじめに 2007年の中国の衛星破壊実験や2009年の通信衛星イリジウムの衝突事故を代表とするスペースデブリの大量発生に加え、SpaceXのStarlinkをはじめとしたコンステレーション衛星の登場により、現在の宇宙空間には多数の宇宙物体(宇宙物体の構成部分や打上げ機及びその部品のこと(宇宙物体登録条約1条(b)より))が存在しています。 NASA Orbital Debris Program Officeによると地球低軌道(LEO)上に位置

                                                        SSA(宇宙状況把握)とは〜日本の防衛省と国際状況、企業の貢献、技術課題、運用システムを総合的に解説〜 | 宙畑
                                                      • 人工衛星を使ったスマート農業の最前線とは? 〜宇宙航空研究開発機構(JAXA) | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                        農業と宇宙……あまり関係がないように感じられる両者だが、実は農業分野において、生育分析や圃場分析のための画像取得や、ロボット農機等の位置情報取得などに人工衛星が使われている。 一方で、一般の生産者では容易に人工衛星等にアクセスできないこともあり、この“農業と宇宙”との関連性を実感し難いのも、また事実である。どちらかというとドローンやカメラなどを使ったミクロなリモートセンシングの方が、スマート農業というと一般的だろう。 そこで今回は、日本において宇宙航空分野の開発・利用を進めている宇宙航空研究開発機構(JAXA)、地球観測研究センター主任研究開発員の大吉慶(おおよし けい)氏に、農業における宇宙技術活用の現状と将来展望を説明していただいた。夢の技術に思える人工衛星によるリモートセンシングはどんなもので、それが日本や世界の農業にどのように貢献してくれるのか。その実効性と課題を整理してみたい。

                                                          人工衛星を使ったスマート農業の最前線とは? 〜宇宙航空研究開発機構(JAXA) | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                        • 「九州発、宇宙行き」。今まで誰もやっていないことをやる方法! | ウェブ電通報

                                                          「宇宙ビジネス」のポテンシャルは、もはや疑う余地はありません。 今回は、九州のQPS研究所代表取締役社長 CEOの大西俊輔氏に、電通九州の鈴木亨社長がお話をうかがいました。 QPS研究所は、夜間でも悪天候でも地表を観測できる“合成開口レーダー”を搭載した「小型レーダー衛星(SAR衛星)」を開発・運用しています。その未踏の挑戦が評価され、「第5回宇宙開発利用大賞・内閣総理大臣賞」(内閣府主催・2022年3月)を受賞しました。 不確実な未来に向かうわたしたちに勇気を与えてくれる対談です。 (文:電通九州 山本圭) <目次> ▼「小型SAR衛星」という新しいチャレンジで九州に宇宙産業を根付かせる ▼九州のアイデンティティによる、九州のプロジェクト ▼「次に来る領域で、できること」を見極める ▼宇宙は、地上で起きるさまざまな出来事の影響を受けない! ▼地上のビッグデータと衛星データを「掛け合わせる

                                                            「九州発、宇宙行き」。今まで誰もやっていないことをやる方法! | ウェブ電通報
                                                          • 沖縄本島に接近・漂着している軽石の衛星観測情報 – JAXA 第一宇宙技術部門 Earth-graphy

                                                            概要: 10月23日ごろから現在にかけて大量の軽石が沖縄県に漂着し、船舶の航行や漁業、観光等に被害が出ています。これは8月13日に南方諸島にある海底火山、福徳岡ノ場が噴火して発生した大量の軽石です。2か月にわたり洋上を漂流し、1400km離れた沖縄本島に至りました。JAXAは、海上の軽石の分布を人工衛星観測画像によって把握し、関係機関に情報提供しています。今回は、その分析に利用している主な光学(可視、赤外線)衛星画像、合成開口レーダ(SAR)画像についてご紹介します。 本件お問い合わせは、earth*ml.jaxa.jp (*はアットマークに置き換えてください)にお願いいたします。 ご参考:福徳岡ノ場噴火(新島形成、軽石等)は10月7日の地球が見えるの記事に掲載しています。 また、軽石に関する最新の「しきさい」(GCOM-C)画像については、特設サイトに掲載しています。 1.光学(可視)衛

                                                              沖縄本島に接近・漂着している軽石の衛星観測情報 – JAXA 第一宇宙技術部門 Earth-graphy
                                                            • 近未来テクノロジー見聞録(7) 台風の季節到来! 雨や災害にかかわるJAXAの人工衛星たち

                                                              7月になると台風が日本に上陸する数も増える。過去に5月、6月に台風が上陸した年もあるが、7月、8月、9月が圧倒的に多いだろう。 そんな季節に活躍している宇宙技術、衛星がある。例えば宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発・運用している、全球降水観測計画/二周波降水レーダ(GPM/DPR)、水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)などが挙げられるだろう。 定常運用から後期運用へと移行している衛星もあるが、今回はこれらがどのような衛星なのか、そしてどう貢献してきたのか、そんな話題について紹介したいと思う。 台風、ゲリラ豪雨を宇宙から観測するJAXAの衛星とは? 日本では夏から秋にかけて起きる自然災害のひとつとして台風が挙げられるだろう。ゲリラ豪雨などもある。天気予報となると気象衛星ひまわりを思い浮かべる人も多いと思う。 実は、気象衛星ひまわ

                                                                近未来テクノロジー見聞録(7) 台風の季節到来! 雨や災害にかかわるJAXAの人工衛星たち
                                                              • オープンデータ情報集 on Scrapbox

                                                                Scrapboxの使い方 / Helpfeel記法 / Glossary / 国土数値情報ダウンロードサービス / OpenStreetMap / 地理空間情報クリアリングハウス / Wiki-40B / 楽天データ公開 / plateau / Tellus / AUIG2 ALOS-2 / ALOS User Interface Gateway / MADAS(METI AIST Data Ar

                                                                  オープンデータ情報集 on Scrapbox
                                                                • JAXAの「だいち4号」(ALOS-4)の機体が公開、従来より4倍の観測幅を実現!

                                                                  三菱電機は3月11日、同社の鎌倉製作所にて、先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)を報道陣に公開した。同衛星は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が現在軌道上で運用している「だいち2号」(ALOS-2)の後継機。分解能を維持したまま、観測幅や観測頻度が大幅に向上しており、災害対応などでの活用が期待される。 公開された先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)のフライトモデル 衛星の重量は約3トン。軌道上で各部を展開すると、10.0m×20.0m×6.4mという大きさになる。三菱電機は、プライムメーカーとして、衛星開発を担当。2016年度より開発を始め、設計・製造・試験が完了した。開発費は320億円(打ち上げ費用は含まず)。2024年度に、H3ロケットで打ち上げられる予定だ。 だいち4号が担う4つのミッション JAXAの「だいち」(ALOS)シリーズは、2006年に初号機が運用を開

                                                                    JAXAの「だいち4号」(ALOS-4)の機体が公開、従来より4倍の観測幅を実現!
                                                                  • Green Carbon、J-クレジット創出にかかる農家の工数削減と水田圃場のモニタリングにJAXAの衛星データを活用 | Techable(テッカブル)

                                                                    Tech Green Carbon、J-クレジット創出にかかる農家の工数削減と水田圃場のモニタリングにJAXAの衛星データを活用 Green Carbon株式会社(以下、Green Carbon)は2023年3月1日、J-クレジット*¹の運営委員会にて新たに承認された「水稲栽培における中干し期間の延長」の方法論を活用すべく、同年4月5日に稲作コンソーシアムを発足させ、この方法論によるJ-クレジットの創出プロジェクトを進めてきました。 今回、Green Carbonが提案した衛星データの活用によるカーボンクレジット創出プロジェクトがJAXA ALOS-2事業化実証のテーマの1つとして選定されました。 同社はJ-クレジット創出にかかる農家の工数削減と水田圃場のモニタリングに向けて、宮城県登米市・栗原市、フィリピンブラカン州にて、当該地域の農家、JAXAなどと協力の上、JAXAの衛星データ活用を

                                                                      Green Carbon、J-クレジット創出にかかる農家の工数削減と水田圃場のモニタリングにJAXAの衛星データを活用 | Techable(テッカブル)
                                                                    • H3ロケット2号機で衛星搭載なしの方針はどう決まったのか リスク承知の衛星に相乗り機会提供も検討(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                      日本の新型基幹ロケット「H3」試験機2号機の機体構成の検討が始まった。当初予定されていた先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」は搭載せず、1段エンジンを3基ではなく1号機と同じ2基の形態で、基幹ロケットの開発を急ぐ案が文部科学省より提案された。ALOS-4の運用開始は遅くなるものの、失敗が2回続いたとしても衛星を失うリスクを避けられる。一方でペイロードの余裕を活用して、試験機リスクを承知の小型衛星に「相乗り」機会を提供する検討も始まっている。H3試験機2号機の構成変更にどのようなトレードオフがあったのか、方針が公開された文部科学省 宇宙開発利用部会での報告を元に解説する。 機体構成とエンジンの新規要素を減らして開発スピードを重視2023年3月7日、JAXAの「だいち3号(ALOS-3)」を搭載したH3ロケット試験機1号機は、2段エンジンの電気系統の異常のためエンジンに着火することなく

                                                                        H3ロケット2号機で衛星搭載なしの方針はどう決まったのか リスク承知の衛星に相乗り機会提供も検討(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                      • JAXAと国交省、災害時の港湾施設の状況把握に関する衛星活用で協定締結

                                                                        宇宙航空研究開発機構(JAXA)と国土交通省港湾局(港湾局)の両者は1月20日、同月5日に人工衛星画像データの活用に関する協定を締結し、今後災害が発生した場合はこの取り組みを活用して、港湾施設の被害状況を迅速に把握し、港湾機能の早期復旧に努めることを共同で発表した。 地震・風水害などの大規模災害発生時、港湾は、緊急支援物資の受け入れやサプライチェーン維持の観点から港湾機能の維持が求められる。その一方で、港湾施設は被害を受けた場合に面的な広がりを持つため、被災状況の把握に時間を要してしまう。さらに、津波・高潮警報などが発令されれば、現地調査に着手できない可能性もある。 港湾における被災状況調査の課題(C)国土交通省港湾局(出所:JAXA Webサイト) こうした課題に対応できるのが、衛星画像データを活用した被災状況把握だ。上空からであれば、現地調査が不可能な場合でも迅速に状況を把握できること

                                                                          JAXAと国交省、災害時の港湾施設の状況把握に関する衛星活用で協定締結
                                                                        • 衛星データ基盤「Tellus」と地理データ基盤「G空間情報センター」が連携、相互に検索(UchuBiz) - Yahoo!ニュース

                                                                          さくらインターネット(大阪市北区)の衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」と、一般社団法人 社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)の地理空間情報データプラットフォーム「G空間情報センター」が、連携を開始した。これにより、両プラットフォームの一部データが相互検索可能になった。 Tellusは、さくらインターネットが開発し運用している、人工衛星データを利用するためのプラットフォーム。衛星データと衛星データ処理に役立つアルゴリズムや開発環境を、クラウド上で提供する。一方、AIGIDが運用するG空間情報センターは、さまざまな企業や組織が多様な目的で整備している地理空間情報(G空間情報)を、有効活用するためのプラットフォーム。 両プラットフォームのデータはこれまで個別に検索する必要があり、両方のデータを組み合わせて利用するには、何度も別々に検索しなければならず、手間がかかっていた。

                                                                            衛星データ基盤「Tellus」と地理データ基盤「G空間情報センター」が連携、相互に検索(UchuBiz) - Yahoo!ニュース
                                                                          • サグリ、衛星データを活用した農地AI区画形成の事業化を実証

                                                                            ニュース農林水産サグリ、衛星データを活用した農地AI区画形成の事業化を実証-経済産業省の衛星データ無料利用事業者に採択- 2022年11月29日、衛星データ(Satellite)と機械学習(AI)、区画技術(GRID)を掛け合わせ、農業や環境における課題解決を目指す岐阜大学発ベンチャー企業のサグリは、経済産業省の令和4年度宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業における「衛星データ利用環境整備・ソリューション開発支援事業」で衛星データの無料利用事業者に採択されたこと、および十勝農業協同組合連合会(以下、十勝農協連)にAI画像認識技術を用いた農地の区画情報(ポリゴン)を提供することを発表した。 サグリは以前より、「Local Innovation Challenge HOKKAIDO 2020」に採択され北海道新篠津村と衛星データによる土壌分析プロジェクトを行ってきたほか、2021年度よりJA新

                                                                              サグリ、衛星データを活用した農地AI区画形成の事業化を実証
                                                                            • 「だいち4号」(ALOS-4)を徹底解説–世界でも希少なLバンド合成開口レーダ衛星の実力(秋山文野)

                                                                              #JAXA#SAR#ALOS-4 2024年7月1日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」がH3ロケット3号機で打ち上げられた。7月3日までに衛星は初期のクリティカルフェーズを無事に終え、太陽電池パドルとレーダーアンテナ、AIS受信アンテナの展開に成功した。まずは一安心、これから機器のチェックアウトと試験観測フェーズに入る。 打上げ前の「だいち4号(ALOS-4)」。Credit: JAXA ALOS-4とは ALOS-4は、運用中の合成開口レーダ(SAR)地球観測衛星「だいち2号(ALOS-2)」の後継機だ。SAR衛星とは、アンテナから電波(マイクロ波)を発射して、地表で反射した電波を同じアンテナで受信して地表の様子を調査する。 だいち4号 2014年に打ち上げられた先代のALOS-2は、Lバンドと呼ばれる山間部の観測に適した波長を利用し、およそ

                                                                                「だいち4号」(ALOS-4)を徹底解説–世界でも希少なLバンド合成開口レーダ衛星の実力(秋山文野)
                                                                              • 光衛星間通信システム「LUCAS」 – JAXA 第一宇宙技術部門 サテライトナビゲーター

                                                                                JAXAが開発中の「光衛星間通信システム」(「LUCAS」:Laser Utilizing Communication System)は、地球観測衛星(低軌道衛星)⇔光データ中継衛星(静止衛星)間のデータ中継を、 波長1.5µmの目に見えないレーザ光を用いた宇宙空間での光通信により実現するシステムです。 観測衛星で取得された観測データ(画像等)をいったん静止衛星が中継し、静止衛星から地上局に送る仕組みにより、 地上局1局との直接通信であれば観測衛星の地球1周(約90分)のうち10分程度しか通信時間が確保できないところを、約4倍の軌道周回1周の約半分の期間通信することが可能となります。 JAXAでは過去、電波を用いたデータ中継技術衛星「こだま」(DRTS)を開発し、ALOS-2等の地球観測衛星で観測された大容量データの中継伝送に寄与した実績がありますが、 「こだま」(DRTS)の実現した通信

                                                                                  光衛星間通信システム「LUCAS」 – JAXA 第一宇宙技術部門 サテライトナビゲーター
                                                                                • Google Earth Engine Appsを用いた地球可視化ツールVEGA | 一般財団法人リモート・センシング技術センター

                                                                                  VEGAについて VEGAは、Google が公開している「Google Earth Engine」上で動く衛星データ可視化アプリです。 VEGAを使えば、無料公開されている衛星データを簡単かつ瞬時に可視化・解析し、様々なカラー合成画像を作成できます。 VEGAはプルダウンメニューの選択と数値の入力だけで操作でき、通常Google Earth Engineの操作に必要なJavaScriptなどの特別な知識や技術は不要です。初心者の方もお気軽にご利用いただけます。 多くの方に衛星データ利用の機会を提供するため、RESTECが開発し無償公開しています。また、ユーザ登録も必要ありません。 VEGAでできること 衛星データからは、地球や大気に関する様々なことが見えてきます。 VEGAで作成した画像でわかる事象を具体的にご紹介します。 環境問題 湖の縮小 アラル海の1987年と2022年を比較すると

                                                                                    Google Earth Engine Appsを用いた地球可視化ツールVEGA | 一般財団法人リモート・センシング技術センター